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麻雀プロなんて止めておけ!?

新人研修

先日、最高位戦関西プロアマに参加した時のこと、会場の雀荘「エンターテイメントスペース大三元」の隣個室スペースで、日本プロ麻雀協会関西支部の新人研修が行われていました。

いつも見慣れた執行部の方々と、先日、関西雀王のタイトルを取った原田翔平プロが講師を担当されていて、研修の合間にご挨拶をする機会がありました。

タイトルを取った年はシード権が与えられるから、この1年がチャンス、、、それを活かして飛躍していきたいですね〜そんな会話をしていました。

司法書士は7月の第1日曜日に筆記試験があり、後日、筆記試験合格者のみに口述試験が課されます。私が受験した年の合格率は2.8%、年に1回全国統一で新合格者が誕生するシステムなので、新人研修も年に1回。大阪司法書士会では毎年3月に行われています。(近畿地区の研修は12月〜簡裁代理、法務大臣認定の特別研修は1月〜)

迷える志願者達

また、夏季は夏休みを利用した大学生のインターンシップが始まります。実際に司法書士事務所に入って実務に触れながらの社会勉強です。

私も以前、インターンシップの学生さんを指導していたことがあります。

明治・大正・昭和の各時代の戸籍謄本(除籍謄本)を読み解いたり、相続による不動産の名義変更登記申請書を作成したり、法務局や裁判所に同行したり。新鮮なリアクションで、慣れないながらも一生懸命やってくれていました。

その時に、学生さんから決まって聞かれることがあります。

「司法書士ってどうですか?」と。

おそらく、資格試験の難易度とか将来性とか、収入や待遇や…資格試験の勉強を頑張ったところでリターンはあるのか?職業としてどうなのかを知りたいのでしょう。

本当にやりたい事って何だろう?自分に向いてる仕事って何だろう?私も学生の頃は同じように迷っていたし、気持ちもフラフラしていたから偉そうには言えません

けど、必ずこう答えます
「止めといた方がいいよ」と

なぜなら、人から止めとけと言われて心が揺らぐ位だったら、最初から止めておいた方がいいから。

心底やりたいと思っている人は、人から何を言われようが、止めるよう説得されようが、一心不乱に目標に向かって突き進むもの。

浮ついた気持ち、単なる興味本位だけでは結局は続かないし、試験に受かっただけで何とかなるような世界ではない。

効率の良い仕事はあっても、楽して稼げる仕事なんてない。

大事なのはこの道で生きて行くんだという覚悟があるかない。

これは、どんな世界にでも言えることではないでしょうか。

麻雀プロなんて止めておけ!?

麻雀プロも最近は多様化しています。趣味の延長として捉えているカジュアルな人から、麻雀一本で飯を食っていこうとしている人まで。

麻雀プロは学生時代にどっぷり麻雀にハマっていた人が多く、大学中退率が高い。

「卒業は出来ないは麻雀プロになりたいわってどういう事だ😡!」

と親から怒鳴られたというエピソードを聞いたことがある

新人麻雀プロの真っ白なワイシャツ姿を見ながら、この人達の中にも「麻雀プロなんて止めておけ!」と言われたけど、ここに辿り着いた人もいるんだろうな…

けど、やりたいと思った事を一生懸命にやればいいんだよ…そんな想いを巡らせながら

「頑張れ未来のMリーガー」

心の中でエールを送るのでした。

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