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現役日大落ちから一浪で京大合格 

 私は、今年京都大学経済学部に合格しました。ここでは、浪人を通して合格に繋がったと感じることを科目ごとに書いていこうと思います。
 その前に現役時の状況を少し説明すると、まず圧倒的に勉強が足りていませんでした。高3の夏頃に部活を引退してやっと勉強を始めたため、本番までに仕上がるはずもなく、それなのに、日大くらいなら受かるだろうという軽い気持ちで受けに行ったら、補欠にすらなりませんでした。ここから始まる浪人生活では、家庭の事情もあり、塾には通わず、宅浪での勉強でしたが、死ぬ気でやろうと決心して挑んでいきました。そこで、当時の私はほぼ不可能と思いながらも京都大学を志望しました。


数学

 私が使った参考書はフォーカスゴールド、真解法への道、世界一分かりやすい京大文系数学、過去問です。
 まず、私の数学の基礎を形作ったフォーカスゴールドはとにかく解法暗記として回しまくりました。何周と決めるのではなく、できる問題はすぐに飛ばして、忘れがちな問題は印をつけといて直前期まで確認していきました。
 そして、フォーカスを終えた後、真解法への道をやりました。この参考書は神です。私の数学的思考の全てを作り上げました。問題の難易度は京大文系数学からすれば、ちょっと高めかもしれませんが、問題に対するアプローチは色んなところに応用が効きます。例えば今年の京大数学の大門1の図形は座標に置いて条件を式に表していくと解けますし、大門3の絶対値もこの参考書でやったアプローチが活用できました。また、この参考書のおかげでフォーカスでただ暗記していた解法を論理的に解釈することもできたため、フォーカスを参照しながら進めていくのもオススメです。
 一通り数学力を高めた上でせか京を使って京大数学に慣れていきました。とにかく丁寧に問題と向き合ってくれているので、数学が苦手な人にはぴったりだと思います。誘導のない京大数学でどこから手をつけるのかを学ぶことができるため、難易度の高い問題に対しても、完答まではいかなくても記述重視の京大数学である程度の部分点を取れるところまで進むことができます。
 最後に過去問を解きましたが、時間があまりなく、3年分しか解くことができませんでした。ただ、上記の事を完璧にしとけば、十分戦うことができたので、直前期に無理して過去問を進めるくらいなら今までやってきたことの確認に費やした方が良いと思います。

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