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知られざる天才写真家 横内勝司

こんにちは。
先日ご案内した写真展のことを書きます。

横内勝司写真展「時を超えて」
https://www.ishidamichiyuki.com/%E6%A8%AA%E5%86%85%E5%8B%9D%E5%8F%B8-1

10年前から各地で開催してきた写真展で森の写真展と共にボクの写真作家としての活動の両輪です。

撮影者の横内勝司は明治35年に長野県松本で生まれ昭和11年に33歳で亡くなっています。この写真群が撮影されたのは昭和初期、多くは昭和10年までの僅か数年間に撮影されたもので、蛇腹式カメラとガラス乾板で撮影されたものです。

晩年に使用したカメラ


これがガラス乾板



戦前の社会情勢と当時の写真、そしてスナップ写真の始まりに多少の知識があれば、初めてこの写真を見た時の反応は感動よりも「驚き!」ではないでしょうか。

ボクも初めて横内家で長男の横内祐一郎氏から見せていただいた時には信じられなくて、理解するのに時間がかかりました。

天才○○と言う表現はあまり好きではないのですが、彼を表現するにはこの言葉しか浮かびません。

セルフポートレート


時を超えてきた数々の奇跡のこと、この写真群と出逢い写真展開催に至るまでの経緯やこの10年間のつながりなど…

横内勝司さんに心酔するあまり、語りだすと長くなるし、とても一気にとはいきませんが、他の話題もはさみながら書いていきます。

自宅周辺の日常をガラスに刻んだ


まずは写真をご覧ください。これが90年前に蛇腹式カメラとガラス乾板で撮影されたと言われて、直ぐに理解できますか?

これまで知ってるスナップ写真の歴史がかわるかも…

過去の写真展の感想などもコメントいただけると励みになります。また当時の事情や写真史、古いカメラに詳しい方のご意見などいただければ嬉しいです。

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