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電車で席を譲ってくれたのは、、

少し前のことになりますが、この前の春休みに子どもたちと青春18きっぷで電車旅をしました。電車に揺られながらゆーっくり座って景色を眺めながら、、なんて思っていたんですが。

めっきり車移動ばかりで、最近の電車事情もあまりわかっておらず。行きも帰りも座席はほぼ空いておらずな感じでした。そこで私たち家族に席を譲ってくれた方がいたのですが、そのことについて思うことがあったので書いておきます。電車旅の内容もあわせて。

区間はJR岡崎駅〜垂井駅まで

まずなぜ垂井なのかというところなんですが、子どもも連れていたので
・電車に乗っている時間は2時間以内
・末っ子の3歳も自分で歩ける範囲
・下車して目的地まで、できれば徒歩ですぐ辿り着ける
の3点を考えて絞った結果、岐阜県垂井町の相川水辺公園が目的地になりました!
公園では川辺の芝生っぽいとこもあり、遊具もたくさんある。この時期ならではの桜と300匹以上の鯉のぼりが見られる!とあり、親子共に楽しめそう、と決めました。

約350の鯉のぼり!
家に眠っている鯉のぼりなど、寄付で集めたそう。
な、なんとこの行事は昭和62年から!
桜の花びらがひらひらと散る感じがまたきれいでした。

こんな満員なの?

私の予想は大はずれでした。「え、平日の昼間でもこんな満員なの?」が私の第一声でした。名古屋駅を通る電車だからしょうがないか。あー、どこまで子どもの機嫌がもつかなぁ、ま、途中下車もありか、と思いつつも、子どもたちは電車に乗っていることでいつもとは違う雰囲気や、スピード感、揺れ感、人の多さが刺激になってかあまりぐずることはなく過ごせました。ぐずったとき用にとお菓子も持っていたけど、とても食べれる雰囲気ではなかった、、笑。あ、ハイチュウは食べさせてたか。ありがとう、ハイチュウ!
行きは名古屋駅で大量下車したので、そこからは座って乗りました。

帰りの電車でのできごとが今日一の学びに

下車してから公園へ行く途中に運よくスーパーがあったので、そこでお弁当をゲット!
スーパーに寄らなければ垂井駅から公園までは、子どもの足でも10分くらいでした。公園でお弁当を食べ、1時間半ほど遊具で遊び帰路へ。
さてさて、メインの話なんですが、たーくさん遊び帰りは寝ながら帰るだろうなとも思い、座れますようにと思っていざ電車に乗り込むと、、満員ではないけどポツリポツリしか席は空いてなくて。「ママも一緒に座って」と言われるので、とりあえずどっかが塊で空くまで立ってようと思ったのですが、、
子どもたちと話している私は、肩をトントンとされたので振り返ると、おじいさん。そのおじいさんが、「ここ座り」と杖で席を指しながらおっしゃっている。いやいや杖ついてるし、おじいさんに座っててもらいたいなぁと思い私は「大丈夫ですよ、座っててください」と返事してみましたが「いい、いい、わしすぐ降りるから」と扉の方に行かれました。で、そしたら周りの方も少し譲ってくれ、結果みんなで座れたんですが。(はじめのおじいさんは、すぐ降りるといいつつ6駅くらいは乗っていたと思う、感謝)
それで、今回の旅の目的はただ普段乗る機会が少ない電車に乗ってみること、だったんですが、席を譲ってもらう経験ができた、のも
親子ともに大きな経験になったなと思っています。しかもおじいさんに、というのがポイントです。私だけだったら譲ってもらえてなかったと思いますが、子どもが3人いたことで、そのおじいさんは私に声をかけてくれた。でも私は、杖つきながら揺れる電車に立っているのは、、とひとまずご遠慮するが席はあいたまま。なのでありがたく優しさを受け取る。
私の超個人的な想いですが、私は座りながらこの杖のおじいさんは、人からの優しさを感じたことがあるんだな。と思いました。(譲らない人が優しくされたことがないと言ってるのではなくて)
何をするにもまずは自分がしてもらったことがないと、できないっていうことってあるとおもいます。これは日々の中で無意識レベルに積み重なってきた経験も多いと思います。
優しさや嬉しさを感じてそれを循環させていくって、いいなと思いました。なので、色んな経験をするって大事だなと改めて思いました。その経験がまた別の人の助けになっていくとしたら、優しい社会になると思うんだけどなー。

と、電車旅から大きな視点を感じることとなりました。席を譲ってくれたおじいさん、周りの方々、ありがとうございました。

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