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お芝居と私

最近、様々な形でお芝居に触れることが多い気がする。

ミュージカルを見に行った
アフレコ体験をした
9月の公演に向けて舞台の練習の日々

お芝居に触れてる時の私は。いつもワクワクしている。お芝居をすることは楽しい。見るのは楽しい。私のずっとずっと好きなこと。


お芝居が好き?

でもふと、周りと比べると「私、本当にお芝居が好きなの?」と思うことがある。

考えることが嫌い、継続が苦手すぎる。

みんなはあんなに必死に、キャラクターになろうとしているのに。近づこうとしているのに。
私はいつも、技術や感覚だけでキャラクターに近づこうとしている。
練習とかも嫌いだから、すぐに逃げようとする。週一回のレッスンは週一回しかしない。だから成長しない。
昔から、それがダメなところだと言われていました。

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記録のための先生の話

今日、そんな中で、ある先生の話を聞いた。だから、ちゃんと何度も思い出して、動けるように、このノートに書こうと思ったんです。

その先生は今は司会やらなんやら、「キャラ」ではなくても、声を使うお仕事をしている方。ラジオとかもしてるみたいです。
ずっと芸能界に憧れていて、知らないおじさんに駅で声をかけられて、可愛いねって言われて、その勢いで市のなんか?観光大使??、違うけど、そういうのに応募してみたら、当たっちゃって。
そこから芸能界に入ったんだって。

毎日必死に、仕事にしがみついて生きていたみたい。今の自分じゃできないレベルの仕事も、沢山沢山受けて、失敗ばっかりでも逃げなかったんだって。泣いて帰った日もあったけど、それでも逃げなかったんだって。その理由は。

「これが好きだから」

その一心だったんだと。

その人の話をきいて、「ピンチはチャンス」という言葉が、初めてちゃんと理解できた。
その人の生き方では、本当にピンチはチャンスだった。お手本のような考え方と、お手本のような生き方だった。羨ましいと思ってしまった。
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軽い気持ち

私はお芝居が好きなんです。
でも、そんな気持ちで、軽い気持ちでしか、生きれない。

これはほんとに酷いことだとわかっています。周りが本気でキャラクターに向き合おうと、必死にもがいているのに。
私は軽い気持ちでその輪の中にいて、いつでも楽できるように生きてる。
イマイチ、キャラを分かっているふうに見せるのが上手いだけになっている。


キャラクターのことを分かり始めた!って分かったらいいんだけど。そんな合図はあるわけない。ずっと、変な気持ち。わかるようでわからない。わかっているのかもわからない。
ずっとずっと変な気持ち。


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一生懸命になれない人

好きなものを一生懸命できる人は素敵。
先生みたいに、そうやって素敵な人だから、なりたいものになれたんだ。ピンチをチャンスに変えられたんだ。

でも私はどうだ?
一生懸命なの?逃げ出したりした。
でも好きなのは変わらないはず。
見たら、やったら、「すきだな」って思うの。

昔から、上手くいかなくなったらすぐに逃げてきた。
だから私は夢を諦めた。
嫌になったわけじゃないけど、こんな気持ちじゃダメだ、って思った。
周りの人を見た時に自分が惨めだった。見苦しかった。

私はきっと、憑依型でも技術型でもなんでもない。
「適当にそれっぽくできる」というだけなんだろう。
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寄り添う

でも、私はお芝居を通して、自分の声の魅力に気づいた。お芝居を始めてから、声が綺麗だと褒められることが多くなった。
だから、今までの経験は無駄では無いんだと思う。

大学に入って、初めて先生の居ない演劇を体験して、みんなに圧倒されてしまったんだ。
こんな演劇は初めてだったから。
自分からキャラクターに歩み寄らないといけないんだ。

もっともっと寄り添って、私はあなたを知らないといけない。