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【教員採用試験】2025:文部科学省提供の教養試験の出題傾向と対策まとめ

本学の3年生が受験する「前倒し一次選考教養検査」が昨年12月に終了しました。しかし、今回から問題の提供元が文部科学省に変更されたため、過去問がなく、受験対策が難しかったことが課題として挙げられます。学生も指導教員も、どのように準備を進めるべきか手探り状態でした。


文部科学省提供の教養試験とは?

只、前倒しで大学3年生が受験するのですから、基本的な問題が出題されるのではないかと予想していました。

実際の問題と解答はこちらです。

教養試験の出題傾向と対策

・ 一般教養問題

・「英語」「数学」「一般時事」の3分野に絞られた。

メリット:

  • 学習計画が立てやすくなり、効率的に学習を進められる

  • 得意分野に集中し、高得点を狙いやすい

  • 試験範囲が明確になることで、無駄な学習時間を減らせる

ただし、文部科学省の問題提供は昨年から始まったばかりなので、今後の変更には注意が必要です。

・ 教職教養問題

教職教養の出題傾向は以下の通りです。

教育法規がやや多く出題
文部科学省が発出した通知や手引きからの出題が多い
・その他の分野は、バランスよく出題

近年、教育関連法令の改正が頻繁に行われています。教育法規が、他の分野と比較してやや多くの問題が出題される傾向にあるのは「最新の法令を理解し、適切に対応できるようにしてほしい」とのメッセージが込められているのかもしれません。

ですから、教育法規 及び文部科学省発出文書(通知や手引きなど)は、やや重点的に対策しましょう。


対策のポイント

  1. 教育時事問題を重点的に学習する
    令和の日本型学校教育」や「教育振興基本計画」など、最新の教育動向を理解しましょう。月刊誌やニュースで最新情報をチェックすることが重要です。

  2. 教職教養の基本をしっかり学習
    通知や答申に関する問題は、教職教養の知識やキーワードを押さえておけば対応できます。問題形式は主に「5肢択一形式」で出題されており、全30問中25問がこれに該当します。

攻略法:
過去問や問題集を繰り返し解き、解答の確認をしながら知識を確実にしていくことが大切です。

まとめ

文部科学省が提供する教養試験の出題傾向は、まだ一部の都道府県(北海道、札幌市、茨城県、山口市など)でしか実施されていませんが、今後広がる可能性があります。

あなたの受験する自治体で「前倒し一次選考」が実施される場合は、今回の内容を参考にしてください。この記事が皆さんの受験勉強に役立つことを願っています。頑張ってください!

補足:
「文部科学省提供」教養試験の実際をダウンロードできるようにしていますが、問題をPCで打ち込んだもので精査していません。入力ミスがある可能性があるので、ご注意ください。



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