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安楽死制度は、悪いものばかりではない

近年では、日本でも安楽死について強く議論が成されています。
ベルギーのパラ金メダルのアスリートが、安楽死によって自らの人生を終えました。

彼女は、『 これで、休める。』と、言い残しました。

彼女は、脊髄に進行性の疾患があり、鎮静剤を使っても全身が痛く夜は10分以上眠れることが出来なく苦しんでいたようです。

彼女は、世界各地を回ってパラアスリートと交流し、安楽死について強く説いて回っていました。

安楽死は、自分で自分の人生の主導権を握れるものだと言っていました。


また、104歳の科学者が、『 もう、これ以上長生きしたくない。』と、安楽死したのも有名です。彼は、自分が長生きするのが疲れきっていたようです。もう、充分生きたと、思っていました。

ある国では、60過ぎ位の女性が認知症になるのが嫌で怖かったみたいです。周りに迷惑も掛けたくなく、それを未然に防ぐために安楽死によって自ら寿命を閉じました。


日本では、安楽死はまだ容認されていません。
難病に苦しむ女性の死を幇助したとして、逮捕された医者のニュースが有名です。
他にも、自殺幇助として逮捕された医者が少なくないです。

日本では、健康長寿と言う言葉が流行っており、長生きが美徳とされています。

延命措置を行い、『 頑張って生きようね。』と、苦しむ人に生きることを促します。

日本人にとって、生きることは素晴らしいものなのです。

安楽死は、まだまだ物騒なイメージが付きまといます。

ですが、重い病や認知症で苦しんでいる人、何らかの障害や疾患などで苦しんでいる人、そのほか、何らかの生きづらさを抱えて苦しんでいる人がそれなりにいるのは、事実です。

X上に、生きづらさを抱え安楽死を強く切に願っている人が多くいます。

彼らに、どんなに生きることの素晴らしさを説いた所で、それは拷問以外の何物でもないのです。

人それぞれ、苦しみの度合いは異なるのです。

私の祖父は96まで生きましたが、私が物心つく辺りには既におかしくなっていました。
突然、癇癪起こしたり、言語を上手く発声出来なく、涎を垂らすなどの要因がありました。

私の家系は、発達障害と精神疾患、認知症の因子があり、自分も将来が怖くて歳をとるのが怖くなっていきます。

だから、自分が祖父のようになるのが恐ろしくあります。

実際、私は障害を抱えた状態で、幼少の頃から今日に至るまで沢山惨めでしんどい思いをしてきました。

父方は、健康長寿な一族であります。
私は、これからも、ずっと長くこの惨めでしんどい思いが続くのなら、私は、自分の人生を好きなタイミングで終わらせたいと切実に願っています。


安楽死が認められれば、苦しみながら生き長らえる人が無理して生きる必要はありませんし、自殺者の数も減っていくと思います。


『 人生100年時代』と言いますが、長生きすれば必ずしも良いと言う訳ではないと思っています。


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