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元介護職員が定時に上がらない人に思っていたこと

今はだいぶ、前会社でも定時になったらしっかり業務を切り上げる習慣が定着していましたが、昔は結構、定時過ぎてもダラダラ居残るような人がいたように思います。

介護現場において、それをされるのが凄い嫌だったなぁとふと思い返したので、当時を思い出しながら吐き出し。


職員A、職員B、利用者Cが居るとします。

例えばここで、職員Bは夕方4時までの勤務とします。


夕方4時になり、職員Aとしては職員Bに仕事を上がってもらって、タイムカード切って帰ってほしいのです。


でも夕方ということもあり、利用者Cが何やら落ち着かない雰囲気を醸し出し始めます。(夕方症候群というやつね)

職員Bは、自分に課せられた仕事も終わって気持ち的にも余裕も多少ある状況でもあるため、利用者Cに寄り添い話を聞き始めます。


ここで職員A(私)の気持ち。



頼むからマジで早く利用者Cの視界から消えてください。




職員Aは、勤務中であるため、ずっと利用者Cの為に時間を割き続けることは不可能なのです。
やらなければならない業務があり、それを滞りなくこなしながら、合間合間を使いながら、時には業務と並行して利用者Cと向き合います。

もし、この空間に、職員Aと利用者Cしか居なければ、利用者Cから見れば、何だかんだモヤモヤする気持ちを聞いて欲しい。職員さんは一人しかいない。でも忙しそう。でも忙しい合間を縫って話を聞いてくれてるのね。という気持ちになったりするんです。
対応する職員数が少ないなら少ないなりに、利用者さん側も察することもできるんです。


ここで、職員Bが居残って利用者Cの話を聞いてしまうことによって、利用者Cから見れば、当然忙しそうにしている職員Aより手の空いてそうな職員Bの方が話を聞いてくれそうなのでそっちに向かいますよね?
職員B的には、職員Aが忙しそうだから、良かれと思って利用者Cの相手をするんです。

職員Bが居ないなら居ないなりに、この場の対応は職員Aで間に合うのです。
職員Bが居ることによって逆に、職員Bに早く帰ることを促さないといけない。さらに悪いことには、利用者Cからすればせっかく話を聞いてくれていた職員Bを取り上げられることになるので、更に不穏な気持ちが増したりします。その上で利用者Cの対応をしないといけない。余計な手間が増えただけにしか思えないんです。

状況的に、職員Bは不必要な残業をしている状態なんです。
職員Bが利用者Cの対応をすることを黙認してしまえば、後々、上層部から、この残業は何?なんでこの人はこんなに残業をしているの?これは必要な残業なの?と問い詰められることが分かり切っています。


だから、職員Aは職員Bに対して、「 勤務時間過ぎてるから、後の対応は自分がやるから、早く帰ってね」って声を掛けるんです。


でも、職員B「 いえ、でも、利用者Cさんがこれこれこう言う話をしてまして~」って反論してくるんです。



本当に、くっそめんどかったです。

勤務終わってるんだからはよタイムカード切れよって。
その上で利用者Cの相手をするのは、それはそれでサビ残になるんでそれもしてほしくないんですけど、する人もいてそれの対応もめんどかった。



あと定時上がりとは別の話なんですけど、昔は休憩を取らないことが当たり前にまかり通ってる時代もありましたね。
と言うか、自分がまさにその休憩を取らない人でした😅
自分としては別に休憩を取らなくても平気だったので、別にいいや~くらいの軽い気持ちだったのですが、ある時に、上の立場の人から、
「 それは良くない。あなたが休憩を取らないのは確かにあなたの勝手かもしれないけど、そのことによって、他の人が休憩を取りづらい環境が生まれてしまうよ」

と言われたことでハッとなって考えを改めるようになりました。



労働環境をなるべくきちんとしたものにすることは、自分のためだけじゃなくて、職場のみんなのためだと思います。



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