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文化財防火デーに寄せて…

こんにちは。
今日は…
久しぶりに…
今日は何の日ネタでいこうと思います。
(因みに…
 扉絵にした…
 こうした物見やぐらも見かけなくなりましたね…)
(まだ…
 あるところにはあるのでしょうが…
 近年…
 高層マンション・ビルが多くなった事で…
 その役割を終えつつあるように思います。)
何故って…
実は…
凄く私情が入っていますが…
自分の先祖に縁ある寺院が…
8年ほど前に2つ続けて焼失の憂き目に遭っているからです。
この2つの寺院…
於大の方にまつわる寺院なのです。
くどいようですが…
私にとって大切なので…
敢えて強調して言いますよ…

水野家も久松家も…
於大の方も…
自分の先祖の系統に当たる方々なのです。
こう言っている時点で…
私のゆかりの地域がほぼ特定されてしまうのですけどね…
先ずは…
一つ目…
愛知県蒲郡市にあった…
浄土宗西山深草派
楠林山和合院安楽寺…
(全国には安楽寺と呼ばれる寺が幾つもあるので…特定する為に…宗派から記述しています。)

実は安楽寺(蒲郡)は…
再建される事なく…
山門だけが文化財として遺されている状態です。
2015年10月25日に焼失しています。
実は…
於大の方が…
伝通院殿と号されるきっかけになった寺でもあるのです。
そうした歴史的価値がある寺なのに…
再建される見通しが立っていない事に子孫としては忸怩たるものがあります。

そして…
私の地元…
東浦町
2023年大河ドラマ
どうする家康 で取り上げられた
所縁(ゆかり)の地域です。
主人公徳川家康の生母
於大の方…
出生の町でもあります。
その東浦町にある
水野家宗家(室町時代後期部分)の菩提寺でもあります
曹洞宗
宇宙山乾坤院…
こちらも
2016年3月4日に本堂・坐禅堂・堅雄堂が焼失しました。
(この時期…
 警備員の仕事をしていて…
 帰路に赴く時にカーナビから火災に因る通行止めの表示を見て…
 テレビをつけてニュースを見た時に…
 愕然とした記憶が今でも…
 こびりついています。)
乾坤院の方は…
ふるさと納税や
ゆかりの方からの喜捨(寄付)も集まって…
本堂・坐禅堂に関しては再建されています。
地元の人の意地もありましたし…
全国の水野家の拠り所になっているのも…
改めて実感しました。

この頃は火災に限らず…
文化財が自然災害などで破損・消失する危機に瀕している気がしてなりません。
かつて寺院は…
地域の生活と密着していて…
災害時には…
避難所としての拠点の機能も有していました。
文化財としてだけ守っていくのではなく…
地域の人々の交流の場として見直していく時期に来ているのだと思います。
そうしたコミュニティーを再構築する中で…
宗派とかに拘っている場合ではない気はします。
そしてもう…
自然災害とかは収まって欲しい気はしますが…
きっとそれを実現するには…
まだまだ険しい道のりになる予感がしてなりません。

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