見出し画像

ペルソナ 3作品 ネタバレ無しゲーム感想

今回はペルソナのリマスター版が登場したのをきっかけに3作品を一気に遊んでクリアしたので感想を書きたいと思います。

因みにペルソナ3.4は過去にも遊んだことがありましたが、今回PC、switchのリマスター版3.4.5を改めて購入しました。5は初プレイでした。
(3は過去に※フェス版をプレイ済です)
※P3P版には無い後日談ストーリーを含んでいる作品

今回記事を書いた理由

まず1番伝えたいことは

ペルソナ作品は実際に手に取って遊んで欲しい

ということです。

ストーリー自体はアニメ、映画で見たり、最近では配信者が実況してたりするので、購入しなくても見ることは可能です。

(特に最近は、大手事務所Vがペルソナ各作品の配信をしているのを見かけますが、明らかに未プレイのようなコメントも見かけます。配信を見る前に自分の手で遊ばないで見ているのは勿体無いなと思ってしまいます)

映画やアニメは尺の都合でカットや改変があったりします。(悪い訳ではないですがゲームほどの密度のストーリーは見れない)
必ず先にゲームを遊んだ方がいいです。


ペルソナ作品が面白いのは主人公の1年間をプレイヤーが追体験し、その中で各キャラクターとのコミュニティを築くことで物語により入り込むことが出来るからこそだと思います。

実際にペルソナ3の映画を観たとき、尺の都合がどうしてもあるとはいえ見ていて、ゲームの版のストーリーではこの場面に至るまでこういうやり取りがあって面白かったなと、自分で勝手に補完していました。
もしゲームをしてない人が見てもそういった場面で、各キャラクターについてあまり知らないので感情移入しづらいと思います。
もちろん映画版も素晴らしい完成度で最後まで観て良かった思っています。

なので気になったと思った時点でぜひ購入してみてください。

ペルソナ3P.4Gは現在2000円程で購入できるので手を出しやすいと思います。

そして難易度も1番低いのに設定すればバトルはかなり楽になると思うのでストーリーが気になるという人もサクサク遊べます。

私は各作品の初見プレイは難易度NORMALで遊ぶようにしていますが、敵が弱すぎず、強すぎず、で本当にゲームの難易度としてやりごたえのある設定になっていますので時間に余裕のある方は難易度NORMALがお勧めです。


また、ペルソナシリーズは全作品でリアルで生々しい問題について作品を通してプレイヤーにぶつけてきます

こういった問題に対して主人公達なりの答えを出そうとしますが、高校生の彼らならではの悩みや意見も飛びだし、そういった部分も生々しいので
ただ、楽しい作品というわけではなく考えさせられることもあります。



ストーリー以外のゲーム性、ボイス、音楽といった他の全ての要素も個人的には3作品とも評価は満点以上です。
※もちろん3.4は初めて発売された時期が何年も前なので、現在の最新ゲームと比べると劣る点はあります。
それでもクリアするまで突出して不便という点は無かったので遊ぶうえで問題無いと思います。

今回は紹介を除きますが各作品にdancing nightというその作品の音楽に特化した外伝作品もあるくらい曲やBGMには力を入れています。

膨大な数の曲やBGMがありますが、個人的に好きなのは

P3の
Burn My Dread

キミの記憶(Memories of You)

P4の
Reach Out To The Truth

Pursuing My True Self

P5の
Will Power

Life Will Change

などが特に好きですが…
他にも好きなのはありますし、例を挙げるときりがないです。

しかもこのシリーズのED曲は毎回絶対泣かせようとしてるとしか思えないものになっています。


私自身チュウニズムやマイマイなどの音ゲーを一時期遊んでいましたが、そういったゲームにも収録されていた曲がいくつかあり、ペルソナシリーズを遊んだことがなくても、曲だけは聴いたことがある人もいるかもしれません。


そしてキャラのボイスも素晴らしいです。
ペルソナ3.4.5全ての作品で重要な会話はフルボイスとなっており、どのセリフも感情のこもったボイスなのでより一層感情移入できます。


最後に、ペルソナシリーズにはやり込み要素もちゃんとあります。
例えば1回クリアした後、2周目に一部引き継ぎが可能で、1周目で出来なかったイベントに挑んだり、2周目以降からしか挑めない相手や1周目では作成不可能なペルソナの存在があったりします。
メジャーなやり込み要素としては、一定条件を満たすと得られるトロフィーも存在していますし、作品ごとに様々なやり込み要素があります。


どの作品を買うべきか

ここまで読んでいただいて
気になったけど、結局どれを買えば良いの?
と思った方もいるかもしれません。
そこで、どの作品がおすすめか紹介しょうと思います。

結論から言うと、全て遊んでほしいです。

(購入する際は全てのDLCが入っており、作品によっては後日談が追加収録されているので、パッケージ版で買う際には多少高くなっていても
P3P  P4G  P5R  を買うべきです。
後日談といってもガッツリストーリーが続きますし、重要なものなので絶対に上記の作品を購入しましょう)
※ペルソナ3フェス版は最新機種に無いため、購入が難しいと思います。

3作品とも素晴らしく、優劣をつけることが出来ません。

そして作品間での繋がりは、ストーリー本編に関わるほど明確には無いです。
(ゲスト出演や、ベルベットルームの住民は兄弟、姉妹関係などはありますが)
なのでどの作品から始めても時系列的な問題はありません

それでもどれが良いかとなると、ストーリー以外を見ると5を買うのが良いと思います。5は現在最新作なのでゲームシステムも遊びやすくなっていて、画質も綺麗です。
ただ、他2作品に比べて値段が高いことと、シンプルにボリュームが大きいです。

私が5のみ初見プレイなのもありますが、それを含めても5は3.4より明らかにクリアまで時間がかかりました。
(初見は1周クリアするのに100時間越を覚悟していいレベルのボリューム)

5にはダンジョンギミックが多くあり、しかも初見では1発で解くのが難しい部類だとおもいました。やりごたえがあって楽しかったですが、これもクリアに時間がかかった要因の1つだと思います。
攻略時、私は初見(ゲーム1周目)でネタバレを絶対に見たくないので、攻略等は見ておらず、ギミックには特に苦労しました。

また、3.4は現在ダウンロード版で2000円程で購入できるので世界観を触れるために先にやってみてから5の購入を考えるのも良いかもしれません。
(パッケージ版やセール時には5も5000円程で購入可能です)

ゲームシステム面で各作品を遊んでいて気付いたこととして、ペルソナ5はメガテンシリーズや、ペルソナ3.4の良いとこ取りをしたようなゲームシステムで非常に遊びやすくなっています。
「この要素があれば遊びやすいのにな」「この要素こっちには無いの?」と遊んでいて思っていたことが全て詰まっていてプレイ中何度も感動しました。

その点も考慮して、全作品遊ぶ予定なら

3→4→5 の順で遊ぶのが1番良いかもしれません。

5を遊んだあとに3をプレイするとシステム的にかなり不便に感じてしまうと思います。


あと、ペルソナシリーズでは主人公がめちゃくちゃモテます。多くの人物と付き合うことが可能で、恋人との特殊イベントも多数存在します。
好みの問題もありますが、5に関しては付き合える女性がもれなく全員美女なので逆に怖いくらいです。
しかも、何股でもできてしまいます。主人公罪深すぎる。
しかし、複数人と付き合ってしまうと修羅場イベントなどの地獄が発生します。
(ペルソナ3はコミュイベの性質上修羅場イベントが存在しません)

各作品 感想

ペルソナ各作品を遊んだ感想をそれぞれ書いていきます。もちろんネタバレ無しで頑張って書きます。

ペルソナ3ポータブル P3P

ペルソナ3は、メガテンからの派生作品に近い形だった1.2とは違い、本格的にペルソナシリーズとなった初の作品です。


1番古い作品というのもあり、ゲームシステム的に手を出そうか迷ってる方もいるかもしれません。

しかし、ストーリーは全作品遊んだ私自身からするとトップです
(優劣付け難いほど全作品素晴らしいことは前提ですが、3のストーリーは1番好きです)

P3主人公の影響力の大きさは、間接的ではありますが、のちの作品にも与えてます。


ちなみにペルソナ3ポータブル版では、フェス版に存在した一部アニメシーンと後日談が全てカットされています。
フェスは賛否両論の作品ですが、私個人としては後日談で起きたことは絆を深めた仲間だからからこそ起きたことで、ペルソナ3を語る上ではあるべきと思っています。
特に後日談の最後で流れるエンディング直前のムービーはペルソナ3の話の中で起きた全ての出来事を積み重ねてきたからこそのシーンで涙無しでは見れませんでした。

なので本音としてはP3Fを実際に手に取って遊んでみて、どうして評価が割れてしまう結果になったのかというのを考えてみて欲しいです。
(フェス版を遊ぶ場合はポータブルではカットされたグロシーンがあるので、その心構えを持ってプレイして下さい)

ただ、ペルソナ3ポータブルは遊びやすく改良されていて、歴代作品でも唯一女性主人公で遊ぶことが可能になっていたりと、今から遊ぶならポータブル版が良いとは思います。
また、女性主人公で遊ぶことで展開に大きな変化が生まれます。


ペルソナ4ゴールデン P4G

ペルソナ4は私自身が世代ど真ん中のゲームだったので3作品の中でも1番思い出深い作品です。

かなりユニークな仲間揃いですが、伏線回収が3作品の中でもずば抜けて秀逸だと思っています。
なので1周遊んだ後2周目を遊ぶと全く見え方が変わりストーリーだけでも2度美味しい作品となっています。


ネタバレの無いように説明するのが難しいですが、ストーリーでは驚きや感動が続いて感情が追いつかないくらいには面白いです。

また、先程主人公にはユニークな仲間がいると書きましたが、実際の高校で同じ立場の高校生は国内に数名しか居ないくらいのレア度だと思います。そんな高校生が田舎の高校に集い、1つの同じグループに集まっています。
この状況については、ペルソナ4Uの里中の発言から「かなり浮いてるグループ」と発言していることから、側から見ると凄い集団である自覚はある様です。


【番外編】ペルソナ ジ・アルティマックスウルトラスープレックスホールド P4U

⚠️もし、ペルソナ3.4未プレイならこの作品について調べたり広告等を見るのは絶対しないようにしましょう。公式YouTubeのキャラ紹介や公式HPでも3.4のネタバレ要素を含みます。


ここまでペルソナ3.4と紹介しましたが、この2作品を遊んだあと、彼らはどうなった?と気になる方に外伝作品であるペルソナ4U.4U2をお勧めします。

この作品ではP4GとP3Fの続編となっています。

ネタバレ防止の為隠してます

ストーリーを完全に遊び尽くしましたが、ペルソナ4Uのストーリーは各キャラ視点で結果が分岐しているアナザーストーリー形式となっています。
その後解放される4U2でストーリーの視点が統一され、この物語の全容が明らかになっていきます。

さらに登場する全ての人物の進む道を最後に見ることができるので購入して良かったと心底思いました。

しかもこの作品は(仮に後付けだとしても)両作品からの驚くような伏線回収や、新キャラクターたちの関わり方といい、素晴らしいストーリーでした。

そう思ったので今回外伝作品ではありますが唯一紹介しました。


このストーリーのメインキャラクターの1人であるラビリスですが、デザイン、過去の生い立ち、作中での成長を通した結果、全て含めて好きです。
銀髪ポニテに関西弁と属性モリモリでブッ刺さりです。

そもそもこの作品は格ゲーではありますが、ペルソナシリーズで使うことが出来なかったキャラクター達を操作して遊ぶことができるのでそれだけでも最高です。

3.4を遊んだ方はストーリーを見るためだけに購入しても損はしないと思います。
格ゲーとしても比較的遊びやすいコマンド設定にされていて初心者でも問題無く遊べます。
(ストーリーを遊ぶだけならアケコンを買わなくても、普通のコントローラーでも充分全クリできます)

3.4をクリアした際にはぜひ遊んでみてください。


ペルソナ5ロイヤル P5R

現在ペルソナシリーズの最新作で、私自身最近初めて遊びました。

まず、ペルソナ5といえばスタイリッシュさを極限まで洗礼したような、バトルシステム、キャラクターデザイン、BGM、など…カッコイイ要素がとにかく詰め込まれています


そしてこの作品は構成が神がかってます。
前2作品と全く違うストーリー構成をしていて、着実に真相に迫ってきているという臨場感を味わえます

この作品は過去の3.4主人公のように引っ越してきた謎のイケメン一般人という初登場の仕方ではなく、暴行の前科がついた主人公が保護観察のため、地元を離れ、親の知り合いの所に住ませてもらうところから始まります。
完全初見だったので、まずこの設定から驚きました。
仲間も過去作とは違った意味でユニークな人物ばかりです。
そして、この作品の突きつける問題は現実の今現在問題になっていることが多く、ゲームをしていながら考えさせられることも多々ありました。


この作品ももちろん伏線が多く敷かれており、ストーリーは驚きの連続で本当に素晴らしかったです。


最後に

感想と言いつつネタバレしないようにすると、ほとんど書けないので買え買え言いましたが、現在は安い値段で遊ぶことが出来るので今すぐDLして自分の目で確かめてみてください。

特に最初の方言及しましたが、今の時代簡単にストーリーを見ることは可能ですが、自分の手で遊ぶことが1番大切です。
現在は学生のお小遣いでも貯めればすぐ買えるくらい手頃な値段設定で購入できるので、本当に遊んで欲しいです。


ペルソナシリーズは外伝作品含め、様々なコンテンツが存在しますが、1作品遊ぶのにかなりの時間のめり込めるので、シリーズにハマったらどんどん購入して制作会社に貢献しましょう



最後の最後にここまで見ている人がいないと思うので私のペルソナシリーズで特に好きなキャラを挙げます

アイギス、ラビリス、マリー、芳澤 です。

作品のエピソードを通しての成長する姿が好きですし、シンプルに可愛いです。

あと里中の隠れファンの1人です。

この記事が参加している募集

全力で推したいゲーム

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?