見出し画像

3月21日のFX(ドル円)の見通し

1.20日は日足陰線だったけれど…

 20日(月)は、午前中に131円80銭付近から132円60銭付近まで上昇しましたが、午後にかけて下降トレンドへ。私は、基本的には売り相場だと思っていたので喜んでショートをしていました。17:00台には130円55銭付近まで下げ、50銭下抜けに期待がかかりました。

 しかし、欧州時間が進むにつれて、大きく上下動を繰り返しながらも上昇フェーズへ。要は1時間足の21日線に沿って下降していたので、そこに相場をぶつけに行っていたのです。「131円80銭付近を付けないと下がってこないなぁ…」と思っていたら、本当に131円84銭付近まで上昇しました。そこからは、131円30銭付近まで下げて1日を終えました。

2.今日のこれからの相場

 今日の午前中は、WBCをテレビ観戦しながら相場を眺めていました。すると、米国から「危機が拡大した場合、すべての銀行預金を保証する方法を検討」というヘッドラインニュースが流れ、一時131円60銭付近まで上昇。しかし、これは逆に米国に金融危機があることを認めているようなものなので、すぐに反落となりました。一時は131円05銭付近まで下げました。

 現状は、1時間足の21日線に沿って下降していますので、下目線継続とみています。また、明日の米国政策金利発表では、0.25上昇がメインだと思いますが、会見ではハト派色が出ると思いますので、下降トレンド継続とみています。また、今後の政策金利の折り込みも下がっていく一方ですので上がっていく要素はあまりないと思っています。

 今日のポイントの1つ目は、130円95銭付近からのショートです。今のところ、売り目線継続なので可能性はあるとみています。ショートがうまくいったとしても130円55銭付近では反発上昇の可能性があり注意が必要です。130円50銭を安定して下抜けしたら下降は加速するとみています。 

 今日のポイントの2つ目は、131円50銭付近の上抜けでロングです。これは平行線で見ている部分もあるのですが、下降のラインからも上抜けになるのです。もし安定して上抜けして131円85銭も上抜けしていくようなら、上昇は強いと思います。このようになるのは、ファンダメンタルズで何か上昇の色が強く出ることがあった場合だと思いますが…。

 ありそうなのは、131円00銭~50銭の間を相場が適当に上下動するケースです。ここの部分が居心地が良く、このまま明日の政策金利を迎えることがあるかもしれません。そうなると、スイングトレードは難しいので、どうしてもエントリーする場合には、短期足の動きについていくしかありません。

 今日は、米国長期金利の動向はわかりませんが米国2年国債や10年国債は買われているので、おそらく長期金利は下降傾向だと思います。金相場はやや上昇傾向です。となると米ドルが下降傾向になりやすいのですが、現状はやや米ドルが買われている感じです。通貨の強弱チャートを見ると、14:00現在で円が3位、米ドルが1位となっています。欧州時間からはどうなるでしょうか。

 今日は、21:30 ユーロ ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、発言 があります。状況によってはドル円相場にも影響が出ます。

 23:00 米国 2月中古住宅販売件数(年率換算件数) 予想420万件、2月中古住宅販売件数(前月比) 予想5.0% があります。可能ならばポジションは事前に閉じておきましょう。

 今の相場は、いつ何があるか分かりません。ちょっとしたきっかけで反転することがあります。損切り近めで、短時間の利確を繰り返した方が安全です。なお投資判断は、あくまでも自己責任でお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?