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1月17日のFX(ドル円)の見通し

1.16日は不安定な動きで円売り・ドル買い

 1月16日(月)のドル円相場は、不安定な動きを繰り返しながら70銭ほど円安・ドル高に動きました。1日が終わって「結局は陽線だったんだ」っていう感じの動きでした。昨日の午後からは、円が弱かったですね。

 私は、円買い・ドル売り優勢かな?と思っていましたが、底値圏のようにも見えましたので、スキャルピングを中心にしてトレードしていました。私がスキャルピングをする場合には3~5pips(ドル円なら3銭~5銭)程度に損切りラインを置いて、ラインを超えたら躊躇なく損切ります。

 ですから、含み損が膨らんでいくということはなかったのですが、ショートを中心にエントリーしたので、損切りの回数がいつもより多くなってしまいました。思ったより、円安・ドル高方向に振れたので、見通しを外した日になってしまいました。

 18日(水)には、日銀から政策金利日銀展望レポートの発表があります。また、15:30からは黒田総裁の記者会見があります。

 日本では、イールドカーブ・コントロールの修正はないと見込み、円安に振れることを期待してドル円を買いで仕込んでいる人もいるようです。しかし、アメリカなどの海外発のレポートでは見方が異なります。イールドカーブ・コントロールの修正はあり得ると考えて、その対応を促しています。

 発表を見てみないとどうなるかは分かりませんので、明日は状況が判明するまでエントリーはしない方針です。円高・円安どちらに振れてもついていこうと思います。

2.今日のこれからの相場

 昼前と先ほど129円をチャレンジしました。上値が重く129円台を維持することができませんでした。現状では128円80銭くらいです。もしかしたら1時間足が上昇波形を作るのではないか?と思って見ていたのですが、129円は重いらしく現状はそのようにはなっていません。

 これまでの様子を見ると129円30銭のあたりをバックに戻り高値売りはできそうですが、ドル買いの勢いが強ければ負けてしまうと思います。129円30銭を1時間足で明確に上抜けたらロングかなぁ?逆に128円20銭くらいを1時間足で明確に下抜けたらショートという手もあり得そうです。下の方は128円20銭で支えられたらロングが行けると思います。

 何にせよ、今日の相場も方向感なく上下に不安定な動きを見せています。今のところ日足は陽線ですが、この後はどちらに転ぶか分かりません。今のところ通貨の強弱では円が1番弱い状況です。ただ、米ドルも2番目に弱いのです。欧州時間からどうなるか?って感じです。

 損切りを極めて近くに置き、スキャルピングをするつもりでエントリーをして利益を細かく狙っていくのも一つの手だと思います。

 ちなみに、午前中の上昇は指し値オペを円売り要因と見ての円売りだったのでしょうか?日銀による国債の買い入れは異常な規模になっています。コストプッシュ型とは言え、インフレ傾向にある状況で金融緩和的な資金投入をしているのはやはり異常です。日銀に懸念を抱かれれば円売り要因です。

 22:30 米国1月ニューヨーク連銀製造業景気指数がありますね。数字が良ければドル円は上昇するかもしれません。悪ければ下がります。今日のドルが強いか弱いかによっても動きが異なることがあります。念のためポジションを閉じておいた方が良いと思います。

 今の相場は、いつ何があるか分かりません。ちょっとしたきっかけで反転することがあります。損切り近めで、短時間の利確を繰り返した方が安全です。なお投資判断は、あくまでも自己責任でお願いします。

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