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3月23日のFX(ドル円)の見通し

1.23日未明の米政策金利発表でやっぱり大陰線

 少々、持病の具合が悪く昨日(22日)は投稿をお休みしました。私の場合、人気のクリエーターの方とは違いますが、それでも毎回数十人の方々に読んでいただいており、お休みして申し訳なかったと思っています。すみませんでした。

 さて、本日の未明には米国政策金利の発表及びパウエル議長の記者会見がありました。予想通り0.25の利上げとなりましたが、ターミナルレートが近付いていることや一部の利下げ織り込み、経済の先行き不安から、予想通り米ドル/円は大きな下落相場となりました。

 ところが、ネットの某掲示板ではFOMC後に米ドル/円が上昇すると思っていた方々が結構いたのです。理由としては、FOMC前の調整上げがトレンド転換に見えたことや、そもそも金利を上げるのだから上昇だろうと考えたこと等があるようです。

 これは、ファンダメンタルズの情報収集不足による勘違いだと思います。ところが、掲示板では「だからファンダメンタルズに頼ってトレードをしてはいけない。テクニカルがすべて。」という趣旨の助言をする方がいて、この助言もどうかな?と思います。今回のファンダメンタルズ分析は「0.25上げで米ドル/円は大きく下降」が一般的な理解だったと思います。

 私が、なぜこのnoteをやっているかと言えば、自分の考えを整理する面もありますが、一番の大きな目的は「病人が在宅で一定の収入を得る」ための参考にして欲しいと思ったからです。私は、正月からnoteにFX関係の見通しを執筆していますが、その過去ログを見てもらえれば、ほとんど見通しに外しがないことが分かってもらえると思います。

 FXはきちんとファンダメンタルズの情報収集を行い、テクニカル分析を適切に行えば、それなりに利益を得られる投機だと思います。そのためには一定の勉強は必要です。勘や値頃感で相場にエントリーしてはいけません。また、見通しが違った場合には素直に損切りして立て直す謙虚さも大切です。

2.今日のこれからの相場(スイス・イギリスの政策金利発表注意)

 今日は、131円40銭付近からのスタートでしたが、仲値付近で131円を割り現状は130円後半といったところです。基本的には、下降トレンドで来ていますが、130円50銭を割ったところで反発上昇が起こりました。そのため、ややロング目線になった方もいるのではないでしょうか?

 FOMCを経てあらためて下降トレンドが意識される相場状況となりましたが、反発上昇は必ずあるものです。その部分をいかに避けてショートをするか、反発上昇に乗ってロングをするかは、その時々の状況に応じて…といったところでしょうか。これからスイスとイギリスの政策金利発表がありますので注意が必要な日です。

 今日のポイントの1つ目は、130円50銭付近からのショートです。ただ、安定して下抜けをしないと昼頃のように反発上昇になってしまいますので注意が必要です。ネックラインを割ったのに上昇してしまうとなると、下降の否定になってしまいます。

 今日のポイントの2つ目は、130円00銭~30銭付近の反発ロングです。ここは過去にも下抜けを失敗しているところですので反発上昇が十分に考えられます。もし130円を安定して下抜けするようなら下降は強いと考えられます。ただ、値頃感でロングを入れてくる価格帯でもあるので底値ショートに注意が必要です。

 今日のポイントの3つ目は、131円00銭付近を意識したエントリーです。131円00銭付近で反落ショートは十分にあり得ます。ただ、安定して上抜けをすると、上昇の色が出てくるかもしれません。米国長期金利との兼ね合いもありますが、ロングを狙えるケースも出てくるでしょう。

 現状の米国長期金利は下降傾向です。金相場は上昇傾向です。となると米ドルが下降傾向になりやすいです。日本の長期金利は上昇傾向です。となると円高傾向になりやすいです。通貨の強弱チャートを見ると、14:00現在で円が3位、米ドルが8位となっています。17:30にスイスの政策金利発表がありますので相場が大きく動く可能性もあります。欧州時間からはどうなるでしょうか。

 今日は、17:30 スイス スイス国立銀行3カ月物銀行間取引金利誘導目標中心値 予想 1.50% 21:00 イギリス イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表 予想 4.25% があります。これは、ドル円相場にも影響が出る可能性があります。可能ならポジションは閉じておきましょう。

 21:30 米国 前週分新規失業保険申請件数 予想19.7万件 23:00 2月新築住宅販売件数(前月比) 予想-3.0% 等があります。可能ならばポジションは事前に閉じておきましょう。

 今の相場は、いつ何があるか分かりません。ちょっとしたきっかけで反転することがあります。損切り近めで、短時間の利確を繰り返した方が安全です。なお投資判断は、あくまでも自己責任でお願いします。

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