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3月8日のFX(ドル円)の見通し

1.7日はパウエル議長のタカ派発言で大陽線

 7日(火)は、ロンドン市場に入って一時135円55銭まで下降する場面がありました。しかし、その後は上昇を続け、特に午前0時のパウエル議長のタカ派発言以降は大躍進となりました。結局、137円15銭付近で1日を終え、137円台回復となりました。

 自分なりのチャート分析、テクニカル分析をされていた方々の中には、暴落を予想されていたケースもあったようです。しかし、強いファンダメンタルズにはかないません。FXでトレードをするなら、やはりファンダメンタルズとテクニカル分析の両方からバランス良く見ていく必要があると感じた夜でした。

CMEのFed Watchツールを見ると、次回の米国政策金利の利上げは0.5%が多数です。そしてターミナルレートは5.50-5.75%が多数になっています。そしてそれが年末まで維持される見通しです。これでは米ドルが高騰するのは当然です。

2.今日のこれからの相場(ADP雇用統計発表前まで)

 今日は朝から大暴騰です。ほとんど押し目なく137円50銭付近まで上がっていきました。ただ、日足の200日線が意識されるのかそこでは反落していました。しかし、お昼頃までに上昇が再開して137円80銭付近までつけました。

 今日のポイント1つ目は、137円35銭付近からの反発ロングを狙います。下抜けされたらショートです。そして、137円00銭で反発ロングを狙います。

 今日のポイント2つ目は、137円80銭付近で短時間ショートを狙います。上抜けするようなら慎重にロングでエントリーします。

 今日は、動きが激しいので慎重にエントリーしたいです。基本はロング目線ですが勢いに煽られて高値掴みは避けたいので…。

 オプションNYカットは、133円30銭、135円00銭、137円00銭に設定されています。午前0時にどうなるでしょうか?

 現状は、米国長期金利は上昇傾向です。また、金相場は下降傾向です。となると、今のところ米ドルは上昇傾向です。日本の長期金利は高値安定傾向です。となると本来なら円も動きにくいはずですが現在は弱いです。通貨の強弱チャートを見ると、13:00現在で円が8位、米ドルが1位となっています。圧倒的に米ドルが強いですね。夕方からの欧州時間に要注目といったところでしょうか?

 この後は、16:00ドイツ小売売上高、19:00ユーロGDP確定値等の発表があります。場合によってはドル円相場にも影響します。

 22:15    米国 ADP雇用統計 予想 20.0万人、22:30    1月貿易収支 予想-689億ドル、24:00    パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言があります。内容によっては相場が大きく動きます。ポジションは事前にクローズしておきましょう。 

 今の相場は、いつ何があるか分かりません。ちょっとしたきっかけで反転することがあります。損切り近めで、短時間の利確を繰り返した方が安全です。なお投資判断は、あくまでも自己責任でお願いします。

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