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バツイチ子持ち女の市場価値

   〜死への恐怖からのダイエット編〜

夫と離婚し、小学生の娘と二人で暮らし始めて3年。どうにか生活が安定し始めて、自分が女である事をすっかり忘れていた事に気付いた。
丸々と太った身体
肌荒れに加えシミの目立つ顔
伸ばしっぱなしの傷んだ髪
 
 
他人の恋愛話に興味はなく、口を開けばグチばかり。仕事でも家庭でもイライラ。仕事を終えると毎日クタクタで疲れてる事を言い訳に女をサボってきたのだ。

そんなある日
仕事中に脇腹?なのか、背中なのかよくわからない。とにかく激痛に襲われ病院へ。

私このまま死ぬのかな?
娘が一人ぼっちになってしまう…
神様、どうかもう少しだけ生かせてください‼︎
と思うほどの痛み。

だったのだが…

調べた結果、尿結石とのこと。
ごく小さい石だが、排出するには水を沢山飲むのが一番と。
原因がわかったからか、恥ずかしながら安心して痛みが和らいだ。

それから毎日2リットルのペットボトルを持ち歩き、飲み続けることに。
そして、何よりも死んで娘を一人ぼっちにさせない為に健康でいなくてはならないと思い、ダイエットすることに。

ゆるーく、無理なく1年間ダイエットを続けた結果
30㎏の減量に成功!

痩せた事で見た目に気を使う事を思い出す。
4年ぶりの美容院へ行き、サイズダウンした新しい服を買う。時代遅れだったメイクも必死に流行りを勉強。

見た目に気を使うようになり、周りの反応も良くなってきた。
周りの反応が変わると不思議と自分も変わっていく。
イライラする事が少なくなり、余裕が出てきて自然と人に優しく出来る様になってきた。
仕事でも家庭でも。

女である事を思い出し始めた事をきっかけに
恋愛したいという想いが芽生え始めていた。

そんな時
高校時代の友人にDJイベントといういかにもパリピ的なイベントに誘われた。


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