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ディストピアを描いた映画「ウォーリー」の夢

こんばんは、ムララボです。
今回は、ディズニーとピクサーが2008年に公開したアニメーション映画「ウォーリー」(原題: WALL-E)についてです。
「ディストピア」を描くこの映画ですが、多くの見どころがあります。以下にその見どころを解説します。

ディストピア(dystopia)とは、未来の社会や世界を描いた架空の設定で、抑圧、管理、混乱、極端な不平等など、理想とは対極的な暗いビジョンを提示するものです。

ディストピアとは?

1. 美しい映像とアニメーション

「ウォーリー」は、ピクサーの卓越したアニメーション技術を駆使して、未来の地球と宇宙を美しく描いています。廃棄物に覆われた地球の荒廃した風景や、壮大な宇宙空間の映像美が観客を魅了します。映画全体にわたるディテールのこだわりは、ピクサー作品の真骨頂です。

2. ユニークなキャラクター

主人公のウォーリー(WALL-E)は、地球に残された最後のゴミ処理ロボットです。無口ながらも感情豊かで、人間味あふれるキャラクターに仕上がっています。イヴ(EVE)という新型ロボットとの出会いから始まる物語は、ロボット同士の友情や愛情を描きます。特に、ウォーリーとイヴの対照的な性格が物語を引き立てます。

3. 深いテーマとメッセージ

「ウォーリー」は、環境問題や消費社会への警鐘を鳴らす作品です。未来の地球がゴミで覆われ、人類が宇宙船での怠惰な生活に依存しているという設定は、観客に現代社会の問題を考えさせます。また、ウォーリーが見せる小さな勇気や希望が、人間性の重要さを強調しています。

4. 音楽とサウンドデザイン

トーマス・ニューマンが手掛けた音楽は、物語の感動的なシーンをより引き立てます。特に、ウォーリーとイヴのロマンティックなシーンでは、美しいスコアが感動を倍増させます。また、ベン・バートによるサウンドデザインも秀逸で、ウォーリーやイヴの電子音がキャラクターの感情を伝える役割を果たしています。

5. 台詞の少ない物語展開

映画の前半はほとんどセリフがなく、映像と音楽だけで物語が進行します。この大胆な手法は、視覚的ストーリーテリングの真髄を示しており、観客の想像力を刺激します。

6. ユーモアと感動のバランス

「ウォーリー」は、ユーモアと感動が絶妙に組み合わさった作品。ウォーリーのコミカルな動きや、彼が見つける小さな喜びが、観客に笑いと共感をもたらします。一方で、彼の孤独やイヴとの関係の発展が、深い感動を与えます。

「ウォーリー」は、視覚的に美しい映像、感情豊かなキャラクター、そして深いメッセージが融合した作品。
幅広い観客に愛される映画となっています。

ディストピア映画なのに、見どころ満載。
こんな夢のある未来なら悪くないのですがね。

映画「ウォーリー」はこちらからご覧いただけます。お子さんと一緒に!
字幕版をおすすめします。

お読みいただき、ありがとうございました。

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