見出し画像

「ウォール・ストリート: マネー・ネバー・スリープス」マネーゲームが教える大事なコトとは?

ムララボです。みなさん、お金、好きですか?私も好きです。
みんな、大好きなお金。あればなんでもできる、手に入る。そう考えても不思議はありませんが、なぜかお金持ちでもおいそれと手にできないものがあります。それは何でしょう?

欲望は続く、「ウォール・ストリート: マネー・ネバー・スリープス」

『ウォール・ストリート』(原題: Wall Street: Money Never Sleeps)は、2010年のアメリカ映画。1987年の映画『ウォール街』の続編であり、オリバー・ストーンが再び監督を務めています。前作から20年以上の時を経て、あのゴードン・ゲッコーがスクリーンに帰ってきました。刑務所から出所した彼は、かつてのような金融界の王ではなく、時代に取り残された存在。しかし、彼の欲望と狡猾さは健在です。ゲッコーは、再び金融界に返り咲くため、娘の婚約者であり、新進気鋭のトレーダー、ジェイコブ・ムーアを利用しようと企みます。


ジェイコブ・ムーアの野心と葛藤

今回の主人公、ジェイコブ・ムーアは、ウォール街で活躍する若きトレーダー。彼は未来のエネルギー企業に大きな可能性を見出し、一攫千金を夢見ています。しかし、金融バブルが崩壊しようとしている時代背景の中で、彼は私生活でも葛藤に直面します。ジェイコブの婚約者ウィニーは、ゴードン・ゲッコーの娘であり、父との関係を断ち切って生きているのです。

ジェイコブは、野心を抱えながらも、次第に彼自身の道徳的なジレンマと向き合わざるを得なくなります。金融業界で生き残るために何を犠牲にするべきなのか?お金は人を救えるのか?この問いが彼の心を揺さぶります。ジェイコブが直面する現実と苦悩の過程は、前作同様に成長と葛藤をドラマチックに描いています。


ゴードン・ゲッコー、再び登場

かつてのウォール街の帝王だったゴードン・ゲッコーが、刑務所から出てきた今も狡猾で冷徹な存在としてスクリーンに帰還。彼の名言「Greed is good(貪欲は善だ)」は、現代の金融危機にも通じるかのように響きます。マイケル・ダグラスが再びゲッコーを演じ、彼の一挙一動が映画全体に緊張感をもたらしています。

ゲッコーは、娘との関係を修復しようとする一方で、彼の真の狙いが何なのか観客には常に疑問を投げかけます。父としての顔と、未だに野心を捨てきれない彼の二面性が、映画の物語を複雑にし、観客を最後まで惹きつけます。


リーマン・ショック直前の緊張感

この続編では、2008年のリーマン・ショック直前のウォール街が舞台。前作以上に、欲望と不安が入り混じる金融業界が描かれています。巨大な投資や利益が一瞬で崩れ去る状況は、観る者にリアルな緊張感をもたらします。この時代背景が、映画全体に金融バブル崩壊寸前の危機感を与え、観客を引き込んでいきます。


家族の絆と金融の世界の狭間で

「ウォール・ストリート: マネー・ネバー・スリープス」では、単にお金と欲望だけでなく、家族の絆が大きなテーマとなっています。ゴードン・ゲッコーと娘ウィニーの関係は、長年の確執によって冷え切っており、彼女は父を信用していません。ジェイコブは、ウィニーを守ろうとしながらも、彼女の父であるゲッコーと手を組むという板挟みの状況に苦しむことになります。

ゲッコーとウィニーの関係、そしてジェイコブとの駆け引きは、ただの金融サスペンスにとどまらず、親子の絆や信頼といった普遍的なテーマにも踏み込んでいます。お金と人間関係、どちらを優先すべきか、その答えを映画は問いかけます。


欲望は眠らない、果たして幸せは?

「ウォール・ストリート: マネー・ネバー・スリープス」では、金融の世界における欲望とお金の追求だけでなく、幸せというテーマも取り扱っています。ジェイコブが本当に求めているものは、ただの富なのか、それとももっと深い意味があるのか?彼が直面する選択肢は、私たちが現代社会で考えるべきお金の意味についても問いかけます。ゲッコーの「貪欲こそ善だ」という言葉が再び響き渡りますが、それが今の時代に通用するのかどうかは、ぜひ自分の目で確かめてください!

映画はこちらからご覧ください。
最後は感動で涙ものです。いやほんと、ほんと。

前作はこっちです。



この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?