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注入食について

今日は注入食のGFOって何で使われてるの?って聞かれました。
私の病棟ではGFOといった粉みたいなのを50mlのお湯に溶かして胃管もしくは胃瘻の患者さんに注入し白湯で流してます。
業務のやり方は分かってましたが、GFOがどんなのかは知らなかったので少し調べてみました。

そもそもGFOはG(グルタミン)、F(ファイバー)、O(オリゴ糖)の略だそうです。
それぞれの紹介はこんな感じです。
グルタミン

アミノ酸の一種で、生体内では最も多いアミノ酸。特に腸管での消費が多く、腸管のエネルギー源になります。

ファイバー(グァ―ガム酵素分解物)

グァー豆から作られる水溶性食物繊維で腸内細菌により利用されます。

オリゴ糖(フラクトオリゴ糖)

オリゴ糖はフラクトオリゴ糖を使用しています。オリゴ糖は、一般的に善玉菌とされているビフィズスの食糧になるといわれています。消化されずに、大腸に運ばれます。

絶食などの患者さんは腸を使わないため腸が萎縮してしまい、BT(バクテリアルトランスロケーション)といった腸管内の防御力低下や腸管運動障害による腸内細菌の異常増殖などの理由により,本来消化管のなかにとどまる腸内細菌が腸管粘膜上皮のバリアを越えて血流やリンパ流を介して体内に移行し,感染を引き起こす可能性があります。また、絶食中の患者にいきなり注入食を始めると腸に負担がかかるのと腸が萎縮してるため吸収も非効率になります。そのため、GFOは使われてない腸に少しずつ刺激を与えて萎縮を抑える働きをします。

じゃあ実際にやってみるとしたら
注入の際はベッド挙上30°〜45°にしてから、経鼻胃管の患者さんの場合はシリンジを使って胃管に空気を入れ、聴診器で胃に空気が入ってるかを確認してから注入開始します。注入が終わったら白湯で胃管チューブをフラッシュします。少しタイプの違う物ですが、胃管チューブをフラッシュする際はチューブに弁がないため、空気が入らないように画像のように折り曲げたままシリンジを接続します。



胃瘻の場合は胃に管が入ってるので聴診の必要はありません。注入開始の時は解放して流し、終わったら白湯でフラッシュしてクランプします。

フラッシュする際も一回注入が終わったチューブを外すまえに、クランプしてからチューブを外し空気が入らないようにします。シリンジをつけてクランプ解放してフラッシュします。その後またクランプします。(クランプとは栓を閉じることで画像の左下の白い留め具のこと)


とまぁこんな感じです
これからも自分の体験や勉強したことを書き込むので、わかりづらいところや要望があったらコメントよろしくお願いします🥺🤲
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