見出し画像

3分でできる 看護学生、看護師の勉強 第四回

今回はオペ前後の話をします
私の病棟では、外科、脳外科のオペがあるので大まかな内容を説明します


まず、局所麻酔なのか全身麻酔なのかでやることが分けられます。
局所麻酔は大体脳外科で穿頭術やコイル塞栓などです。これらは局所麻酔なのでオペ後にバルーンや人工呼吸器などがついてくることはほとんどないです。ですので、準備するものはルート(三方活栓を何個つけるか)や術前薬、酸素ボンベや点滴スタンド、輸液ポンプなどです。
帰室後は術後出血がないか創部確認したり、レベル、頭痛、嘔気など一般的な観察です。


全身麻酔だとオペ前は大体同じですが、術中に麻酔で呼吸ができなくなるので、挿管をします。オペ後も挿管した状態でいる事もあるので、人工呼吸器の準備や吸引道具。体動も無くなるためエアマットを使い除圧したり、シバリングが起きるので布団を増やしたり、疼痛コントロールで鎮静かけるならシリンジポンプも必要です。あとは嘔吐しないように胃管挿入や排泄もできないため膀胱留置カテーテルも挿入されて帰ってきます。そちらの管理もしていかないといけません。観察は局所麻酔とあまり変わりませんが、レベルや状態の変動はあるかもしれないのでモニターも見ながらアセスメントが必要です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?