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コロナ世代 看護師一年目の学び 看護学生や看護師を目指す人に伝えたい  看護師国家試験にも繋がるはず!

はじめまして
コロナ世代ど真ん中の看護師一年目のスクムと申します!

長めになるかもですが自己紹介させていただきます。私は元々勉強に意味を感じなかった人間で高校は半分ほど休んでました。かといって何かをしていたわけではなくただぼーっと1日を過ごし人生どうなってもいいやと思ってました。親がとりあえず大学には行けと言ったので、親のせいにしてFラン大学に入学し漫然と4年を過ごしました。周りが就活してるので焦ったものの思うような職場もなく、資格さえあれば食いっぱぐれないと思い大学を卒業と同時に看護の専門学校に入学し今に至ります。コロナがちょうど流行り実習はほとんど行けず、臨床の経験もなく今はポンコツ状態でスタートしてます。ほんとに看護師?ってレベルで分からない事ばかりなので逆にこれから看護師を目指そうと思う人や看護学生、コロナ世代で悩んでる新人看護師には同じレベルで話ができると思い記事を書こうと思いました。

1.看護師と看護学生の違い

看護学生と看護師の違いって実際どうなのかというところですが、基本的に別物と思ってもらったらいいと思います。

なぜかと言うと、看護学生の実習では受け持ち患者が1人と限定され、毎日同じ患者を見ることになっており、その患者さんに対して看護をすることになります。
ただ学生は何かあった際に責任が取れないため、基本的には患者さんへの看護はADL「トイレや食事などの日常生活の動作」の援助のみで、それさえも看護師が付き添いで見ないとダメな事もあります。
そして何より看護学生は記録が多いです。一々用紙に患者の情報、全体像、看護問題立案のアセスメント、看護計画、実施評価など書き、先生や看護師に発表しないといけません。はっきり言ってこちらがメインで患者さんに看護してる際も「記録書きてー」ってなります。もちろん家に帰ってから記録なので休める時間はないです。
実習は記録で無駄に体力と精神力を削り、書かせる割にはほとんど何もさせてくれないと言う事で体験する事が少なく、結局実習が終わったという満足感だけ残り大体が身に付かず終わります。もちろんそんな困難に毎日真摯に取り組む学生さんもいるので全てが無駄ではありませんが、看護師の仕事をする上での初歩の頭づくりでしかないです。

それでは次は僕の看護師としての1日の流れをを紹介します
6:45 家を出発
7:15 到着し情報収集
7:30 点滴、薬のチェック
7:50 配膳
8:00 朝礼
8:10 点滴or内服薬の配薬or食事介助
8:40 下膳 口腔ケア 
8:50〜9:50 清潔ケア
10:00〜11:30 申し送り ラウンド
対象患者がいる場合は11時に注入食 
11:30 血糖値測定 インスリン注射
11:45 2組に分かれて休憩
11:55 食前薬配薬 配膳
12:00 食後薬配膳or食事介助
12:45〜13:45 2組目が休憩 1組目は下膳、掃除、目薬、酸素や吸引使ってる患者の物品補充、細かい記録作業
13:50 体重測定、環境整備
14:30〜15:30 ラウンド
15:30リーダーへ申し送り、点滴チェック
16:00 点滴開始
〜17:00 記録 
と言った感じです そこそこ詳しく書いてますが実際はもう少しやることあります。これに加えてナースコール対応や入退院患者、手術の患者の準備や看護ケアもするので17時に終わるのは難しいです。
働き始めての感想は実習よりはマシでしたが、やはり看護学生とはやる事が違い専門用語や技術が多く、看護学生でしたことほとんど使わないじゃんって思いました笑 とにかく勉強するしかないですが、勉強大嫌い人間なのでいまだに家ではほとんど勉強してません笑
でもそう言う人は多いと思います。はっきり言って看護師向いてないとも思いますし、向上心はあんまりないです。楽して身につけばいいなって言うのが正直なところです😅
次は具体的にどう言うところにつまづいたのかを書いていきますね。

2.コロナ世代の看護師の悩みと解決

ちょうど実習が本格的になる頃にコロナが流行ってしまい、病院側が学生受け入れ拒否になり実習には半分以上行けず、行けてもあまり接触はしないようにとの事で見学が多く、基礎の基礎も体験せず、本来学生でもできるオムツ交換や清潔ケアもまともに出来なかったので職場では呆れられました。
僕は頭の中で考えるのは得意なのですが、身体がついてこないので回数こなして体で覚えるしかなく、それが実習でできなかったのはかなりマイナスでした。教科書に載ってない臨床あるあるとかも体験することはなく、ほんとに何も身に付かず学生生活を送ってしまったなと思ってます。
これはもう仕方ないと自分の中で割り切って言われるがままこなしてました。今はそれなりにできますが先輩からしたらまたまだとのこと.
やはり慣れが大事で、最初はテンプレを自分の頭の中で作って数をこなすしかないです。それでも新しいことは日々でてくるしこれまでやってきたことのシチュエーションが変わるだけで対応の仕方が変わるので、その都度考えて行動しないといけません。ほんとに一つ一つの行動に根拠を持ってしないといけないので疲れます。テキトーな人間なので余計にだるいです笑

初っ端から体験した先輩と私の会話を紹介します
先輩「点滴のフラッシュをしてみて」
自分「フラッシュってなんですか?あと何を使えばいいんですかね?」
先輩「点滴のシュアプラグの部分から5ml生食のシリンジ通して点滴流しやすくするんだよ」

シュアプラグ
生食シリンジ


自分「蓋開けてそのまま接続していいんですか?」
先輩「蓋開けて、一回中の空気を抜かないといけないから引いて、中の空気を出すように押して。そしたらシュアプラグとこをアルコール綿で拭いて接続して流すんだよ。」
自分「わかりましたー。接続できたんですけどなんか押しても固くて押せないです。」
先輩「そしたらそのまま一回引いてみて!血が返ってきたらそのまま流してー」
自分「なんで血を確認するんですか?」


先輩「ちゃんと針が血管に入ってるか確認するのと、血管やシュアプラグに空気や詰まりがあるときに押すとその詰まりが、患者さんの方に流れて危ないから、シリンジの方に引いて詰まりを解消するんだよ」
脳内「なるほど、納得いくわ。動作は簡単なのに奥は深いんだなぁ」
てな感じでした。ほんとにこのレベルもわからんやつだったのでお恥ずかしい話ですが、学生の頃は点滴なんて触らせて貰えなかったので聞くしかなかったです笑
フラッシュなんて日常的にやりますが、こんな簡単な事でも血管漏れがないか、ちゃんとアルコール綿で清潔にしてるか確認しないといけません。テキトーにやってはいけないのです。
でも自分の中に根拠がないと、行動に現れないので疑問は持ちつつ、未解決のままにしない事が大事です。ただ私はそれが他の人より多すぎるので大変な現場です…

3.看護師の初歩的知識(看護学生からやるべき事)


とりあえずこの記事を見てくれてる人に一番伝えたいのはこの初歩的知識です。
看護師なってから始めるより学生の頃にやってた方がこの先少しは楽になります!国試の内容理解にも繋がるはず!

  • 1日の流れを作る

  • 観察項目と専門用語と薬は覚えるしかない

  • 先輩の行動を真似る

  • 聞ける人やわかる人に聞け!

実習も同様ですがまず1日の流れをルーティン化することです。先ほど書いた業務の流れをまず立てて1日に臨むところがスタート地点です。特に時間と優先度を決めて計画するとより良いでしょう。
看護学生はいろんな科を回るので難しいですが、働き始めたら診療科は決まってるので自分が就職する診療科の勉強を重点的にしましょう。ただバイタルサインやフィジカルアセスメントはどこでも使うので必ず勉強しましょう。観察項目と薬と病気や専門用語に関しては覚えるしかないです!でも働く場所に行かないとどんな患者がいるか分からないので学生の方は実習で聞いた薬や専門用語だけでもメモに残しときましょう。名前覚えるだけでもだるいのでせめて名前だけでも覚えときましょう。他の実習の勉強は正直テキトーでいいです。意味ないので。
あとはわかりやすい教材はかなり必須です。臨床だとどうしてるとか自分の疑問に対する答えが載ってる教材じゃないと無駄なので、そう言う点で言うなら看護師向けというより医師向けの方がいいでしょう。あとは分からないところを知る事です。そこが一番大事です。そこから思考は始まるので、自分が何が分からないか分からない人は聞き上手な人に自分の受け持ち患者の看護や観察項目などを説明すると、何が分かってないか浮き上がってくると思います。
新人看護師の場合は先輩に聞くもしくは真似ることが一番の近道。まず仕事を覚えるところからです。根拠も一回ルーティン化してセットで覚えてしまうことが大事です。とにかく記憶に残るように体験をしましょう。教材だけじゃ分からない事もあるので積極的に看護介入はしましょう。

長々と話しましたが正直じゃあどこから手つければいいの?となりますよね。わかります。
とりあえず今後は一つずつ看護ケアや薬、専門用語など詳しく説明していきますので、ご要望有れば説明できる範囲で解説します。
看護学生の方も勉強や国試でわからないことありましたら聞いてください
フォローやスキを押してくれると嫌な仕事も頑張れるのでよろしくお願いします🤲
みんなで頑張っていきましょう!

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