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外国人が日本の美容室で働く時代がくる!?

国家戦略特別区域外国人美容師育成事業
(外国人が美容師として就労できるようになる)

内閣府が発表したこの事業

目的は日本式の美容に関する技術や文化を世界へ発信する担い手を育成する
という事ですが。。。。

サロン側はただの人手不足解消への期待しかない。

日本式の美容に関する技術や文化を世界へ発信できる外国人美容師に教育していこう!
なんて思うオーナーはほぼいない。

理由は
1お客様の外国人(東南アジアが中心)への偏見
2言葉の壁
3就労期間は最大5年

1 お客様の外国人への偏見。
そもそもお客様は東南アジア人に施術をされた事がない。
不安が募るのは確実。

2 美容師は技術と接客で成り立つ職業。日本語能力試験N2相当以上を習得したとはいえ言葉の壁は大きい。

3 就労期間は5年以内という事は1.2をクリアしたとしても、教育をして生産性を上げ出す頃には帰国しなければならない。

以上の観点から、美容室側は雑用やシャンプー、カラー塗布までは教育するとは思うが、それ以上は行わない可能性が高い。


ベトナムで例えると
日本語学校という所があります。

彼らは日本で技能実習生として働く為に日本語学校に通って日本に来るんです。

日本語学校は礼儀や挨拶、日本の学校より厳しい教育、躾を受けます。

もちろん相部屋でベットは粗末なもの。
トイレも綺麗に隔離されてる訳ではない。

日本語学校の費用は約60万円
ベトナムの平均給与は3万円ほど。

月収の20倍もの費用を親戚中から借金して日本語学校へ通う子達も多いんです。

日本で働けば給料がいいので、借金しても仕送りなどで返済を見込んでるわけですね。

ベトナム人と日本の企業を繋ぐ組合と言うものがあり、
ベトナム人や企業から搾取したりする組合があるなど問題もかなり多い。
(もちろん一部です!しっかりやってる組合がほとんどですが)

日本で就労しても低賃金や差別に合い、
働けなくなり不法滞在し
犯罪を犯すなど問題もあります。
話すと長くなるので今回は踏み込みません。


今回の内閣府の発表は


日本式の美容に関する技術や文化を世界へ発信する担い手を育成する
と言ってますが

実際企業側は人手不足解消の期待しかありません。

5年でいなくなる外国人技能実習生を教育して日本の技術、文化を発信できる美容師に育てていこう!!
なんて考える美容室オーナーが果たしてどれくらいいるのか。


もう一度言います。
彼らは月収の20倍もの費用を借金し人生をかけ
厳しい日本語学校に通い希望に満ち溢れて日本に来ます。
今までは低賃金で働かせて美容師からオーナーが搾取できる構図でしたが、
時代が変わってきたら

次は海外の彼らの労働力をまた日本の腐った美容業界が搾取する構図ができあがるかもしれない。

国家戦略特別区域外国人美容師育成事業
注視していきます。

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