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未来はその手にある

就労支援センターアクア

寝屋川にある就労支援センターで活動させていただきました。
こちらのセンターでは、“活躍できる機会を誰でも”と理念を持ち、
仕事を通して仲間を作りたい・社会とつながりたい・自分を変えたいと、そんな利用者さんの力になるため新しいスタートを応援されています。
私もその思いに少しでもお役に立ちたいと思い活動させていただきました。


このセンターでは就労訓練をしている方々のことを「利用者」とは呼ばずに「メンバー」と呼んでおられます。
なぜかと言うと、支援する人と支援を受ける人その垣根や上下関係を出来る限り無くしたいと、一緒に働くチームの一員であることを強調していきたいと職員さんの思いを聞かせていただきました。

そんなチーム愛を感じながら、整体教室をさせていただきました。
でも頭蓋骨や背骨の模型を持参して行ったので、メンバーさん最初は怖がって遠のいていましたが、良い姿勢と悪い姿勢の話に自分の体を動かしながら猫背のポーズをしてくれたり、ペンギンのポーズで楽しみながらやってくれました。

キッズ整体教室の目的



メンバーさんは何らかの障がいをお持ちで支援施設に来られているんですが、
メンバーさんに整体をするのでは無く、
メンバーさんが整体を出来るようになる事が目的です。
なぜなら、誰かの身体に触れることで「手当」「力加減」が養うことが出来るので、本来持っている「優しさ」を思う存分に発揮されるわけです!

やり方は自由で子ども自身で考えてとりあえず身体に触れる。
キッズ整体で大切にしていることは
整体技術の正解を教えることより子どものやりたい事すべて正解。
もちろん身体を痛める部位や身体が整うポイントはしっかり教えますが、
何よりも子どもたちの興味や好奇心と可能性を広げて自己肯定感を育むことが大事。

「手当て」の語源とは?

読んで字のごとく、痛いところに手を当てるという意味です。
子どもの時にお母さんに「痛いの痛いの とんでけ~!」ってしてもらったやつです。
これには科学的に根拠があって、
痛いところに手を当てると痛みがやわらぎます。
そして痛みだけではなく、
手を当ててくれる人のやさしさまでがぬくもりとして感じることができます。
人の手の力ってすごいですね。

いずれにせよ、
カラダに触れ合い「手当て」することは人間にとって
「自分は大切にされている」と感じ
自己肯定感が高まり
心が満たされて子どもの自立をも促します。
不安な気持ちが解消されリラックス効果に
ストレスに強くなる!
そのように認知能力的な学力や偏差値より大事なものを子どもに残したいと活動をしています。

その一つの取り組みのキッズ整体教室であり、
すべての子どもたちの無限の可能性を伸ばすキッカケづくりに、
人同士のスキンシップを育む環境を創っていきます。

大人が疲れて子どもも疲れていく。



メンバーの20歳男子が職員さんの背中をマッサージしながら
「いつもありがとうございますねー、こうやって身体を触らせてもらうことは嬉しいし自分も気持ち良いもんですねえ!」と、優しい言葉掛けに職員さんもウットリ癒されていました。

大人も自分を大切にする。
自分を大事にする人が他人も大事にする。
『親(大人)に大切にされると自分に自信を持てる!子どもも自分を大切にする!自分には価値がある』 
今回のキッズ整体教室でもそんなふうに自分のココロを育む大切さに触れる場づくりが出来ました。

地域での取り組みはまだまだ関わり始めたばかりなので、
今後は施設職員さんと目標や課題のすり合わせをしていきながら、より良い就労の環境づくりをサポートしていければと思います。

これからも学んだこと・気づいたことをnoteで発信していきますので、ぜひご指導・ご意見などをよろしくお願いいたします。

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