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キッズ整体のミッション

トレジャーキッズ保育園でキッズ整体教室を行いました。
今回で6回目なので私が保育園に入り姿が見えると子供たちは「あー整体のナベ先生や〜」、「今日も骨持ってきてる」、「こないだのマッサージママにやってあげたよ〜」と嬉しい言葉を積極的に浴びせてくれます。
最初は知らないおじさんが骨を持ち歩いているのを見て子どもたちは不安げな表情で誰も近寄ってこなかったけど今では骨模型の手を引っ張り自分たちの興味のある動きをやってみたり、
「肋骨って何個あるの?」とか、
人体の疑問を素直に聞いてくれるようになりました。

自分の姿勢を知る

さてキッズ整体教室ではまず自分の体を知ることから始まります。
良い姿勢と悪い姿勢を真似っこして
どちらの方が動きやすいか
体感してもらうと
子どもたちは、
「ママもいつも悪い姿勢になっているでー」
と教えてくれます。

「ママは何をしてる時に悪い姿勢になってるのかなあ?」
と聞くと
「スマホを見てる時だなぁ〜
そういえば僕もスイッチやってるとき猫背みたいに悪い姿勢になってるわ」
と自分で気づきました。
「そうそう!悪い姿勢になっていても気づいたら直したら全然大丈夫だからね〜」
と猫背直しのエクササイズを子どもたちとやりました。



猫背の子どもが激増

最近問題なのは肩が凝っている子どもが急激に増えていると言うことです。
一昔前ではなかったことですが
テレビゲームやスマホの画面を
長時間見すぎていることが原因の1つです。
さらに体を動かさないから
筋力が落ちて
姿勢が悪くなり
猫背やストレートネックになる。
このような悪循環が
姿勢の悪化及び子供の肩こりを作っているのです。

そのように悪い姿勢で過ごしていると
首にかなりの負担がかかってしまいます。
頭の重さは
体重の約10%と言われているので
体重が50キロの人なら
約5キロ以上の塊を
首で常に持ち上げていると言うことになります。


ですので、
子どもに置き換えて考えてみても
悪い姿勢を続けていれば
猫背になり
肩が凝り
頭が痛くなったり
視力が低下したり
などの悪影響が体に及ぶ可能性は十分にあります。

呼吸の仕方



姿勢のエクササイズが終わったら
”吸って吐いて良い空気”
と言う絵本の読み聞かせをしながら
呼吸の大切さを子どもたちと考えていきます。

私たち人間は空気を端から吸い込み口から吐き出します。
その吸い込んだ空気の中に
”ゴミ”や”ほこり”や
不必要なものが鼻の穴に入ってくると
くしゃみを出して外に出してしまいます。
こうやってきれいな空気だけを
人は吸うようにできているんだよ。
と言う話をして深呼吸の練習をしました。
本当は子どもたちもマスクを外して鼻から吸って口から息を吐き出すということをやりたかったですけどね。

キッズ整体の注意点

いよいよお友達をマッサージしていきます。
キッズ整体の注意点は2つだけ。
マッサージする方は相手が痛がっていないか「気持ちいい?」と聞いてあげる。

マッサージを受けた方は相手に「気持ち良かったよーありがとうっ」て感謝の言葉を伝えよう。

キッズ整体を通して
相手と関わり合い
スキンシップを取り
体を触れながら
「〇〇ちゃん気持ちいいかなぁ?」
「〇〇ちゃん喜ばしてあげよう〜」
と観察力や力加減、
そして思いやりが養われ子どもの可能性を伸ばすことに役立ちます。

目的は親子の愛着形成

4割の子供が愛情不足であるとアメリカの州立大学の共同研究で確認されました。


「そんなに多いの…⁉︎」
私の子育てパパ目線で意外に感じました。

一見
ごく普通に子育てをしているように
見える親だとしても、
現代社会では
何事も効率が要求され過ぎて
ゆっくりと時間をかけて
親子の信頼関係を築くことが難しくなっているのです。

私も10歳と5歳の息子の子育て中ではありますのでとても気持ちはわかります。
親子であれば
そんな特別なことをしなくても良い親子関係が築ける、分かり合えているだろうと思いがちですが、
限られた時間と、
触れ合いの中で
より良い親子関係を構築するには
もっともっとスキンシップが必要なんです。

しかし、、
分かっちゃいるけど
仕事と育児の両立はなかなか難しいもので、
子どもからおしゃべりしてくれたり
コミュニケーションを取ろうとしてきても、
会社や知人へのメールの返信や
明日の仕事の段取りを考えてしまい
家庭における親子のコミュニケーションが希薄になってしまう現実がありますよね。。
「あとでねー」
とか
「ちょっと待っててね」
とか
「また明日ね〜」
と言う親の何気ない言葉により
今を生きる子ども好奇心を押しつぶしてしまっているようにも感じます。

だから思うんです。

親がこれ以上子どもに何かを与えようと
がんばりすぎることは
ストレスになり
笑顔が消え
結果、、
子どもの笑顔も消えてしまいます。

愛着形成のキッカケは子どもから


ではどうしたら愛着が形成されるのか、

それは親→子ども
ではなくて
子ども→親に
アプローチをする方が良い関係性が築けるようになると考えています。




子どもは親の専属セラピストという関係性。

キッズ整体は、
やり方が自由子ども自身で考えてとりあえず体に触れる子供のやりたいこと全てが正解です。
子どもの小さい手で母親のことを
心配して一生懸命に触れている姿を見ると
自然と愛おしく感じ心も体も癒されるはずです。
自分の体をマッサージしてくれる子どもに向かって「ありがとうねっ」
て一言かけるだけでも
自己肯定感が育まれ
子どもの興味や好奇心や可能性が広がっていくんではないでしょうか。

そして子どもがワクワク楽しむと親の心も子と楽になります。

大人が疲れているから子供も疲れていく、

大人も自分を大切にする、

自分を大切にすることが他人も大事にする、

そのように、
子どもたちの本来持っている
優しい心を育むそんな場を作っています。

キッズ整体で体に触れる事は手段であり
親子の関係性や愛着を回復させることが目的として活動を続けていきます。

これからも学んだこと、気づいたことをノートで発信していきますのでぜひご意見ご指導等をよろしくお願いいたします。

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