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「燕は戻ってこない」

桐野夏生さん原作「燕は戻ってこない」
読みたいと思っていながら、未読。ドラマ化されています。
桐野夏生さんもだいすき。

生殖医療(代理母)、女性の貧困などが描かれています。

地方から都会にきても、貧困から脱することが出来ない女性。変わりたかったのに変われなかった。親しかった叔母の見舞いにも葬儀にも出席できなかった(お金がなくて帰郷出来なかった)。実家も余裕がない。
叔母は主人公に、自分のようにはならないで、自由になりたければ結婚すること、東京に行くなら〇〇円貯めてから、などアドバイスしていた。

妊娠の経験がある為(中絶した)29歳でも代理母の審査に通った主人公(会社としては25歳迄が良かったらしい)。

主人公の過去も描かれていた。
現在も、同じアパートの住人に悩まされ怯える日々、仕事ももうすぐ契約期間満了、常にお金が足りない。

三度の妊娠にもかかわらず、出産が叶わなかった女性。
自分の優れた遺伝子を残したい男性。
富裕層はなんでもお金で買うことが出来る。 
代理母も選べる。

皆に幸せな未来が待っているのでしょうか。
火曜日 22時〜 NHK
 

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カオル
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