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実験 Chat GPTに所見を書いてもらう

プロンプト、というのでしょうか。最近はChat GPTをめぐる話題はこういうものが多いですよね。つまり、どんな指示を出せばChat GPTが思い通り動いてくれるかをみんなが実験しているみたいです。

僕もやってみよう!

以下は、ただの実験です。調査書や学籍簿の所見をやってもらおう。たぶんアメリカの先生達は絶対やってる(失礼)。

さあ、このプロンプトでどうかな?(「プロンプト」とやらの使い方はこれでいいのか?)

私は教師をしています。学籍簿用の所見を考えてください。学習面と人格面で一人2点ずつ。それぞれ40字程度ずつ。合計、80文字程度になるようにしてください。
10人分。できるだけ表現に重複がないようにお願いします。
なお、以下のアルファベットは人物名とする。それぞれに簡単な特徴をつけますので、これに加筆してください。
また、該当生徒の印象がよくなるような表現にしてください。
たとえば、面接官などが読んで好印象となるようなものが望ましいです。
学習面の数字は、5段階で記している。5が最も良い。1は努力を要する。
なお、数字のあとの科目名は、得意としている科目なので、所見の中で言及してください。
おなじく人物面では、キーワードをつけているので、それをつかってください。
「である調」で書いてください。
読みやすい文章にしてください。

A
学習面:5 国語
人物面:あかるい
B
学習面:3 英語
人物面:やさしい
C
学習面:2 体育
人物面:おもいやりがある
D
学習面:4 情報
人物面:気が利く
E
学習面:1 体育
人物面:人気者
F
学習面:3 体育
人物面:スポーツにうちこむ
G
学習面:3 世界史
人物面:集中力 卓球
H
学習面:4 数学
人物面:やさしい
I
学習面:2 情報
人物面:硬式野球
J
学習面:5
人物面:文武両道 柔道

MRTの所見ぷろんぷと

さて、どうなるか。

Aさん(国語5)は、素晴らしい読解力と文章力を持ち合わせ、クラスでも抜群の国語力を発揮しています。また、明るく元気な性格で、クラスを盛り上げる存在です。

Bさん(英語3)は、基礎的な文法や語彙力に苦手意識があるようですが、根気強く取り組んでおり、少しずつ成果を出しています。また、優しい性格で、周りからの信頼も厚いです。

Cさん(体育2)は、運動が苦手なようですが、チームメイトに対して思いやりのある言動を見せるなど、クラスの中で一番おおらかでやさしい存在です。

Dさん(情報4)は、機器の扱いやプログラミングに優れ、クラスの情報の担当を務めています。また、周りの状況を見極め、状況に応じた対応ができる気が利く生徒です。

Eさん(体育1)は、運動が苦手で授業に積極的に参加することができませんが、クラス全員から人気があり、明るく話しやすい性格です。

Fさん(体育3)は、運動が好きで、クラスの運動会では活躍する姿を見せました。また、周りを引っ張っていこうとするリーダーシップを持ち、スポーツにうちこむ生徒です。

Gさん(世界史3)は、歴史に興味があり、授業中も真剣に聞き取り、深く考えています。また、卓球部に所属しており、練習にも取り組み続けています。

Hさん(数学4)は、数学が得意で、クラスでもトップクラスの成績を誇ります。また、周りの生徒に対して優しく接し、クラス全体を引っ張っていく存在です。

Iさん(情報2)は、硬式野球部に所属しており、運動部の中で活躍しています。情報の授業では、機器の操作が得意ですが、プログラミングには苦手意識があるようです。

Jさん(全5)は、文武両道で、柔道の選手としても活躍しています。また、勉学にも励み、全教科で優秀な成績を収める文武(断絶)

  Chat GPTの答え

うーん、「である調」とか、「2項目だて」の意味はわからなかったようですね。こちらのぷろんぷとが悪いのかもしれないけれども。

まあ、アイディアをもらう分には使い勝手はあるかもしれませんね。

この文章が画面に打ち出されていく間に、これをそのまま使う教師があらわれて、それがバレてメディアにさわがれて、教育現場からAIが遠のくという未来予想図が脳内を駆けめぐりました。

さて、最近、いろいろと忙しくしていたのでプログラミングの勉強など少し滞っていました。IBのワークショップとか、「おむすびチャンネル」への参加などです。それにまあ本業もそれなりに忙しい時期でした。でも、プログラミング勉強の手が止まっていたのは、ただ忙しかっただけではなく、少し考えるところがあったからなのでした。

プログラミングの知識が必要なのは、たぶんこれからも変わらないと思います。でも、さしあたって僕みたいな人物にとっては、プロンプトを出す練習みたいなものも必要なのではないかと。良いプロンプトを出せるようになるためには、たぶんプログラミングの知識もいるとは思うのですが。

でも Chat GPTに自然言語でプログラミングの依頼を出せる可能性もあるならば、将来どんな力をつけるべきかを見極めてから、プログラミング学習に戻りたい。そんな気持ちもあったのでした。

AIの時代にあんまり過剰に期待はしていないのですが、Microsoftの copilotには大変興味があります。授業のやり方などにも影響があると思うから。人間の授業のどんなところに価値があるのかを議論されるのならば、AIの時代も悪くないと思うのですが…

先端を歩きたいとは思っていないのですが(どだい無理)、時代にひきずられながら嫌々ながらキャズムを超えていくような、のろのろとした進み方を一応めざしたいとは思っています…

とりあえずとびこんだのですから、18000分はがんばらないと!

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