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こどものための本 感想

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こどものために書かれた本を読んでいきます。
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#こどものいる暮らし

ケストナー 『飛ぶ教室』

児童文学を読み直して、時間や歴史をキーワードに考察してみたい。 シリーズにしていきたいと思います。 第一回は、ケストナーの「飛ぶ教室」にしました。エンデかケストナーかという、ドイツ児童文学の巨匠。 僕にとっての作品の要点: 題は、作中のこどもたちが作る演劇の題のこと。ギムナジウムのこどもたちの喜怒哀楽をめいっぱい描いた作品。魅力的な大人たちがそれを見守る。自身の体験を思い出しながら。 こどものころ読んだと思ったけど、どうも記憶に薄い。もしかしたら読んでいなかったのかも

ヤンソン 『たのしいムーミン一家』

ムーミンをとりあげるにあたって、「ムーミンキャラクター診断」なるものにチャレンジしました。 スナフキンと診断され、ちょっと嬉しい。 僕にとっての作品の要点: 出てくるキャラクターは個性豊かで、いきいきしている。冬眠から目覚め、不思議な帽子を見つけたことから、ムーミン一家はいろんな事件にまきこまれる。独特の時間の感覚。 ムーミンをちゃんと読んだことはなかったのですが、意外と難解。 でもそう感じるのは、僕が歴史を感じ取りたいという目的を持って読んでいるからだと思う。ちょっと