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雑感など

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雑感、歴史教育についてのことなども含みます。
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#児童文学

Chat GPT と教育

これもまた、ある情報筋のお話ではじめて知ったのですが… 「ニューヨークの公立学校が、Chat GPTを禁止した」とのこと。前回につづき、教育との関連で少し考えてみたいと思います。 なるほど、さすがアメリカ。Chat GPTはアメリカ生まれの英語育ち(?)なので、いわば機械学習の本場なのでしょう、話題が進んでいる。 さて、ニューヨークは、市? 州全体も? 禁止したっていうのは、生徒向け?教師向け? いろいろ気になりますね。調べてみよう。 少しこの記事をごく部分的に引用さ

CHAT GPT に聞いてみる

最近、話題になっていますね。僕もある人の話から、その存在を知りました。 CHAT GPT。 この記事執筆時点で、note全体では #CHATGPT は、353件。 CHAT GPTとは、AIがネット上の情報を「適切」にまとめて会話をしてくれるというもの。試しにこのnoteに関係のあるような、歴史、児童文学などをもとに、チャットをしてみました。 結果は、驚きでした。 なお、会話は全て英語で行いましたが、DeepL (翻訳アプリ、これも知人の紹介で知りました)を使いまし

ヒストリーボーイズ 感想

僕にとっての作品の要点: 「お前ら全員、必死に生き抜いて、次につなぎな」 全く無知でしたが、タイトルから購入。こんな作品(舞台・映画)があったとは知りませんでした。非常に参考になりそうなのでみてみました。 かなり驚くようなストーリー。カメラワークを称えるアマゾンレヴューがありましたが、なるほど、撮影技術など高いのか。 シリアスなのかコミカルなのか、よくわかりません。でも無駄なシーンがひとつもない。気をぬいたら置いていかれる感じがある。 「授業に使えるかも!」なんて思っ

エンデのインタビュー

実はケストナーもヤンソンも、僕は少年時代に読んだことはありませんでした。 僕にとって児童文学というときに一番に思い出されるのは、『はてしない物語』であり、エンデでした。 あまり本を読み返す習慣のない僕ですが、大人になり、教師になってから、ふとエンデを手に取ったことがありました。昔も今も、彼は僕にアイディアを与え続けてくれる人のひとりです。 いつか自分も、創作をしたい。そのときには、自分にとってのエンデのエッセンスが、作品に反映されていて欲しい。ちょっと大胆なそんな願いもこ

『星の王子さま』と歴史の授業の可能性を思う

最近、『星の王子さま』を読んで、とても可能性を感じています。というのは、これをテキストにして、歴史の授業をできないか、と思っているのです。 単発的に読むのではなく、継続的に。ストーリーに出てくるものにたいして、歴史的な背景をおいながら、ときには推測を働かせながら、このお話を読み通していく、というイメージです。 ひとつの文学作品を、歴史の教育者がとりあげて、こどもたちと継続的に読み続ける、という知の伝達のあり方には、ずっと魅力を感じていました。 たとえば、アメリカには教育