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安室ちゃんのBaby DontCryで16年間号泣してる。元気になれる話し。

私には、何年経とうが、何度見聞きしようが
いつも初めての頃と同じように泣いてしまうものがある。
ベスト3が挙げられるけど、この3つは順番なんてつけられない。

その中の1つで、今日また号泣したので
ちょっと聞いてほしい。


今日は娘の通院日だった。

年末に片付けをした時に、もう何十年モノのCDが出てきた。どれもこれも随分聴いたし、若かりし頃の甘酸っぱい経験や、楽しい思い出、彼との諸々、、聴かなくてもタイトルを見ただけで当時の記憶がバババッと甦ってくる。

捨てるのが惜しい。
ずっと持っていても年がら年中聴くわけでもないのにサヨナラできない。
だから今もずっと手放さずにいる。

その中からまた久々に出しては車の中で聴いている。

今日は
安室奈美恵ちゃんの
「BEST  FICTION」を選んだ。
ライブも行ったことないし、アレコレ詳しいわけじゃないけど、デビューの頃から大好きで、抜群の歌唱力、抜群のスタイル、
抜群のダンス、どれも堪らず魅力的だ!

デビュー前に通っていたアクターズスクールの話しを何かで話していた。家庭が経済的に大変な中、どうしてもスクールに通いたいという気持ちを理解してもらえた安室ちゃん。家庭の事を考えて、スクールまでの道のりを徒歩で2時間ほどかけて通っていた。という。
『まだ子どもだっただろうに。
どんな大変な道のりでも、弱音も吐かず、
どうしてもやりたい!という熱意と根性が上回ると伝わるね。
今の安室ちゃんはテレビで見る華やかさの裏でどれだけの努力を重ねたんだろう。』
と当時、深く感動したことを覚えている。

そんなところも相まって大好き。

そんな安室ちゃんのこのアルバム。
2008年頃のようだ。

この中に私の泣きの素がある。
12曲目の

「Baby  Dont   Cry」だ。



このCDをよく聴いていた頃、
娘が病気を発症した。

セピア色の視界で毎日を過ごす中、
娘の病名が決まり、小児医療センターで完全看護の入院生活が始まった。

片道2時間弱の距離を毎日車で通う。

「行き」は、まだいい…。
会えることを目指しているから。

「帰り」はダメだ…。
行きに変な期待を持っていってしまって
現実を目の当たりにした時、
前日と変わらないこと、または悪化していること、検査の結果が良くないこと、
新たな心配事、色んなマイナスだけにフォーカスしていた当時は一人なのを良いことに、
いつも泣きながら運転していた。

本人は生きる力を懸命に表現していたのにね。そこに気づいてあげる余裕が全くなかった。

そんな時、聞き慣れていたはずの
このアルバムで、Baby Dont Cryだけが突然、意思を持ったようにスーッと耳に入ってきた。


「…だってそうして人は何度でも
闇に立ち向かう強さあるはず
与えられて選ぶんじゃなくて
その足で踏み出して…」

からが、
泣いてばかりの私の胸にグーッと物凄い強さで入ってきた。
その後はどの部分を聴いてもグッときっぱなしで、

「諦めないでlet me see your smile
ねえ、良くなる方に捉えたら?
いつか笑って話せる日がくるから」

「…その手伸ばして雲間に覗く日射しを信じて。心配事なんて全部取り除くから
これでもう大丈夫
…一人になんてしないから
BabyDontCry
Always stay by your side…」


いつも勝手に何かに期待しては
現実を改めて突きつけられて、
精神が崩れていくのを感じて、それでも、
家に着けば家族に悟られたくなくて目一杯
明るく振る舞って…の
繰り返しだった日々に、
聞き慣れていたはずのこの曲が、
その時の私に寄り添ってきてくれて、
更に、心強く支えてくれて、前に進めるように背中に手を添えてくれた気がした。

その日の帰り道の空は、明るさを少し残した夕焼けになる前あたりのタイミングで、
まさに、「雲間に覗く日射し」が
キラキラしていて希望のかたまりみたいだった。
「心配事なんて全部取り除くから大丈夫!」って。

大きな空全部が、さっき別れたばかりの娘の存在に感じて、
「ママー!笑ってー!」って言ってくれてるみたいでボロボロ泣いた。


そんな経験から、
私は通算16年、この曲はいつ、どのタイミングで聴いてもボロボロ泣いてしまう。
好きだから歌いたくてカラオケで歌っても
泣きながら歌う。条件反射みたいに泣く。
…今も書きながら泣いてる💦

だから、今日も涙ふきふき帰ってきた。

泣いても泣いても力を与えてもらえる。
強い味方!

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