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聖護院  秋の特別公開

ミニチュア作家のいわなり ちさとです。
紹介した作品は販売します。気軽にお問い合わせください。

お昼を食べようと勧めてもらったお蕎麦やさんの近くに聖護院さんがありました。


ちょうど行った日から秋の特別公開を開催していました。
平成30年の台風21号で瓦などに大きな被害が出て修復した姿を初公開しているところに行き合わせることができました。こういうタイミングに出会うこと多々なのです。ありがたいこと。

お寺の中はほとんど撮影禁止。お庭と撮影してもいいと言われた宸殿の画像を紹介します。

宸殿前のお庭の砂に模様を付けている様子
手前右には小さな猫の親子の陶器が、、、

宸殿は撮影してもいいということでした。
みごとな襖絵がたくさんありました。

欄間には当時多かった鼠が通れるように4隅に穴があけてあります。
鼠を退治するのではなく、かじるより行き来できるようにと工夫されたということ。
光格天皇が仮御所にされた場所
後水尾天皇の筆による「研覃(けんたん)」の額。
「自分自身を磨いて、自分の心の畑を耕しなさい」という意味で、額の四方が丸くなっているのは「他者を傷つける“角”を持たない」ことを表すそうです。


画像は撮れませんでしたが、見事な輿が2つ。
また、不動明王の像がいくつもあり、なかには他の寺が廃仏毀釈にあった際に預かったものもあるということでした。


また、書院は後水尾天皇ご側室の御殿ということです。
釘隠しが結び文になっていたり、当時貴重なガラスのはいった花頭窓があったりする素敵なお部屋でした。

お蕎麦屋さんが近くになかったら行かなかったのですが、人の数もさほどでなく説明をゆっくりと聞けていい時間を過ごすことができました。

市内のあちこちに外国からの方を含めて多くの観光客がひしめいていたのに、窮屈な想いをしない名所を選んで連れていったもらって友人に感謝です。

12月3日まで特別公開されています。

ミニチュアちさと工房
松江市山代町425-7
駐車スペースは2台分
☎ 070-5678-5427
ryosyun4106@gmail.com


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