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可愛い子に旅をさせたら、、、

ミニチュア作家のいわなり ちさとです。
紹介した作品は販売します。お気軽にお問い合わせください。


うちは高校を卒業した時に長男を一人暮らしさせました。進学で遠くに行ったわけではないけれど、就職を機に出したのです。


親元にいると甘えることがわかっていました。
甘やかすことは子どもにとって一つもいいことでなく、自力で生きる力を付けさせるために放り出したのです。


最初は毎夜うちに寄っていましたが、何のためのアパート借りたんだ、私が住もうか?と言ったら来なくなりました。


悔しかったんでしょう。


様子を見ていたら、地元の友人を誘って部屋をシェアするようにしました。家賃も半分こ。


なかなかやるでないのという感じでした。


アパートに友人が寝ているかもしれないので、母の私は様子見に行きづらく、、、だから、好き勝手もしたでしょうが、自力でがんばりました。


会社でも、パートのおばちゃんにかわいがられておかずをわけてもらったりしていたようです。


一度だけ、インフルエンザに罹った時は電話してきたので、病院に付き添いました。


元気になるまで、ご飯は届けましたが、うちで寝泊まりする気はなし。
途中で洗濯してあげようかと聞くと、今洗濯機まわしてるところだよと言っていました。


世の中には世話されるのが当たり前で、掃除や洗濯は夜中に小人がやってるんだと思っているようなおぼっちゃんもいるという笑い話も聞いたことがあります。


うちの子は自力で洗濯していることがわかって安心しました。


自分でさせたらできるのです。
ころばぬ先の杖になって、世話をしてはいけないのです。


余裕があるからと言って、手出しするのは違います。


見守るということは難しいことです。
時間もかかるし、はらはらするし、、、


でも、それが親の役目。
時には一人暮らしをさせたことを話すと変わってるねとか、厳しいねと言われましたが、そうかなぁでスルーしていました。


一人暮らしをさせた長男は就職5年目にお嫁さんを見つけて結婚しました。
家事をやってほしいという思いもなくはなかったでしょう。それもお互いがよければ私には何の心配もないと思って祝福しました。


そして、今は3人の子がいます。
ちゃんと協力して子育てしています。


若い時は時にはお金の工面を頼んできたこともありましたが、もうそんなこともなくなりました。


年に3回ほどしか会えないんだけど、あの子の家族が円満に暮らしているのならそれが一番。


かわいい長男は自分の旅をして家族を得て生きています。
よかったなぁとつくづく思っています。



私を優先させるようなことはしたくないと思っています。


だから、私は自分の生活を自分で充実させています。
母や祖母といった役割はあるけれど、その前に私という一人の人間として人生を楽しんでいます。


孫を世話する人を見て、時には心が痛い時もあるけれど、でも、うちの流儀でやっていこうと思っています。


普通ではないかもしれないけれど、なにが本当かわからない世間の常識に引っ張られて自分らしさを引っ込めて生きたいとは指の先ほども思いません。


noteでは5歳の友達もできました。孫くらいだけど、孫じゃない小さな友人は大切な存在です。


ほかにも、そろそろとnoteでつながる友人ができつつあります。
こういう自分だけの世界を持つことが家族にもいいことだと私は感じています。


元気で笑って過ごす私がいるからです。


せっかく人に生まれてきたので、”遊びをせんとや生まれけん”と生きようと思います。

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