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秋がやってくる

ミニチュア作家のいわなり ちさとです。
紹介した作品は販売します。気軽にお問い合わせください。

夏の間、今年ほど暑い、暑いという言葉を繰り返し、動く気力もなかった年はなかったです。

台風の雨が庭に秋を連れてきました。

ヤブランがあちこちで咲き始めました。

キンカンは暑さを回避してまた花を咲かせ出しました。

ご近所も朝早くか夕方にしか顔を合わせない日が続きました。

朝早く動くと3時ごろには家に帰りたくなって、声かけたけど、もう帰ってたわと何度も言われました。


お向かいのお母さんは朝は動きにくい人なので、私とはペース配分が違っています。ごめんねと思うけれど、仕方のないずれ。

年を取ったなと感じる夏でした。
かといって、病気になって寝込むわけでなく、寝込む前に自主的にたっぷり眠っていました。体の声をしっかり聴いた夏でもありました。

夏が好きでバタバタと行動していたのが噓のようです。


それでも後半、新しい粘土の花のデザインを考え、ルーティンの作り方を究めるために動き出しました。

今、菊の花を試作中。
花びらを内側に巻いて一枚ずつ作り、接着していくので、一輪仕上げるのに20分以上かかってしまいます。

でも、工程のどこも省けないので、このまま慣れていっての時間短縮しかできません。

以前は商売にならないと切捨てていた難しい作業。
そろそろこういうことに専念しようと思います。

集中できる時間は短くなったけれど、いろいろな経験を経て精度は上がってきました。なにより、作れば残ります。できた数を数える楽しさを知っているからできること。


以前、時給換算したらやってられないわと言った人に会ったことがあります。手仕事には向かない人でした。

今も手仕事はほんの一握りの有名な人にだけ利益をもたらしています。
でも、そんな方々も長い下積みがあってこそ。

もう少し手仕事の価値をわかってほしいと思うことがあります。
うまく宣伝できれば別でしょうが、私にはできません。

一人の人間ができることはちっぽけだけど、そんなことは気にせず、自分のやりたいことをじっくりゆっくり続けようと思います。

いろいろなことに手を出して、それなりに楽しんだけれど、そろそろ収縮させて元に戻ろうかな?と思うこの頃です。

ミニチュアちさと工房
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