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【ブンブンジャー】オリジナル改造ブンブンカーでブンブンジャーロボにシールド武装!

 最近、ブンブンジャーにゴーオンレッドが登場して、ブンブンジャーロボとエンジンオーの夢の並び立ちが見られました。エンジンオーといえば、個人的にはブンブンレーシングにスピードルの面影を感じています。レーシングカーモチーフであるということは勿論、フロントのエンジンがむき出しになっている点や、そのエンジンがロボ用の頭部に変形する点が特にそう思わせる。また、ブンブンジャーロボナイトに合体すると剣が武器になる所もエンジンオーを彷彿とさせる。ここで、脳内でエンジンオーとブンブンジャーロボナイトを並べて気がついたのだが、エンジンオーは盾を持っているという違いがある。

 振り返ってみると、過去の戦隊ロボでも盾を持っているものは少なくない。また、ゼルダの伝説やモンスターハンターなど、剣を携えているキャラクターには盾がセットで装備されているパターンが多い。ブンブンジャーロボにも盾があっても良いのでは?

こんな感じで…

 車体を左右に開けばそのまま盾のように見立てられるので、設計的には出せないこともないだろう。

 こんな感じの妄想をしたところで、あることに気付く。

 左右に展開するパーツ、持ち手の調達…クラシックを改造すれば作れそうじゃないか?となったので作っていきます。

計画

 イメージは先に示した画像の通りで
・クラシックの両翼にブンブンカー側面を張り付けて、展開時に板状に広がるようにする
・クラシックの持ち手を中央に移植
・塗装で盾っぽいデザインに繋げる
という流れで計画をたてた。

 貼り付けるパーツは、ガチャでダブったブンブンカーを使用する。なるべく盾っぽいシルエット(🛡のような五角形のシルエット(表示する環境によっては盾の絵文字の形が違うかもしれない))になりそうなワゴンをチョイス。

 クラシック先端の尖った形が絶妙にそれらしい。

作業行程

 クラシックと見比べながら、切り落とす箇所にマーキングをしていく。内部のリブは全カット。

 リブが縦横に張っているため、ニッパーの刃を入れづらい。そのため切れるところから地道に切り開いていく。

 リブをすべて削り去り、断面に軽くヤスリがけをしてひとまず完了。反対側も同様にする。


 ここからはブンブンクラシックにも手を加えていきます。

 これまでの改造(ブンブンジャーロボの首可動、GPブンブントレーラーの車輪改造)は、少し手を加える程度の改修でしたが、DXブンブンクラシックは原型が無くなるくらいに改造していくので追加購入しました。

 せっかくなので改造する前にブンブンクラシック二刀流で遊んでおきます。

 ブンブンカーの複数買い、めちゃくちゃ熱い。

 満足したらブンブンクラシックを分解。

 分解したボディと先程削ったワゴンを見比べながら、干渉する部分を切り抜いていきます。

 次にクラシックの両翼にワゴンのボディを接着。

 クラシックの翼とワゴンの形状が合わないので、削ったプラ片で支えを作りながら繋げていきます。

 一度翼とボディを組み立てて、再び干渉箇所を探っていきます。

 クラシックのボディ側面がワゴンと重なって閉じきっていない印象があるので、思い切って側面を全て削り落とします。

 干渉がなくなったお陰でしっかり両翼が閉じきるようになりました。

 変形を固定するツメもしっかり引っ掛かるようになっています。

 残念ながら、クラシックの瞬間変形は刀身に仕込まれているバネが原動力になっているため、この状態では瞬間変形はしません。

 次に、持ち手の干渉部を切り取り、角度を変えてクラシックのボディ天面に接着して盾のグリップを作ります。

 ウイング部分もそのまま干渉せずに閉じきることができます。

 機能面だけであれば、盾に必要な要素(両翼と持ち手)はこの時点で揃っているので、後は外観を整える作業になっていきます。

 まずはクラシックの車体のフロント部分を切り落としてワゴンのフロントに変更。

 クラシックのバンパー部分の左右を再移植。

 これまでの経験上、瞬間接着剤を乾燥させると周囲に白化が残ってしまうため、あらかじめホイールをカバーしておきます。


 乾燥したので試しに組み立ててみます。

 ボディに隙間が生じているのが少し不恰好ですが、一応車の形状には収まっています。パーツ展開もスイッチを押すことで問題なく可能。

 試しにブンブンジャーロボに装備。やっぱり剣と盾のシルエットは様になる。

 拳まわりのクリアランスもしっかりとれているので、難なく装備可能。


 ここからは色をつける段階に入ります。まず下地として全体にシルバーを敷いておく。

 盾状態での見映えを第一優先とし、DXブンブンワゴンのように車体裏面にも塗装を施している。

 次に、展開状態(アタックモード?)での成形色のちぐはぐさを誤魔化すために塗装をしていく。具体的には、クラシックのウイングの色を溶け込ませるイメージ。

 少しこだわって、せっかくなので瞬間変形ギミックも追加していきます。瞬間変形はバネの弾性エネルギー放出によって成り立つので、バネを調達する必要があります。今回はクラシックの刀身にあるバネを使っていきます。

 まずは分解してバネを取り出し、半分に切断する。

 ウイングにバネを取り付け、畳んだときにボディとの干渉で押されるようにする。

 パーツを閉じると丁度バネが持ち手にぶつかり、エネルギーを蓄積します。

 バネの干渉のせいか、ツメに引っ掛かりづらくなってロックが緩くなったので、プラ片を盛ってツメを大きくしました。

 とりあえず下地が完成。ここに色をのせていきます。

塗装を済ませて完成!
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完成品

 下地のシルバーをそのままに、暗い青色と金色のラインを加えています。命名は、盾にできそうな硬い車ということで、ブンブン装甲車としています。ワゴンの角張ったフォルムを上手いこと落とし込めたと思います。

 天面の隙間が気になるので、部分的にプラ片を接着しています。黒い部分はそのままでも影になって紛れるので省略しました。


 少し横に広がってますが、ゲートモードも問題なく通過可能。

…なのだが、一番大事な瞬間変形でまさかの「ゲートに干渉してパーツが開ききらない」という事態に。

 他のDXブンブンカーはバック部分が干渉しないよう巧妙にパーツ割りされていたという気付きを得た。ゲートモードに対応できないので、この変形のままでは公式からは出せなさそうですね。

 一応瞬間変形は生きているので、スイッチを押せばバネのエネルギーが解放されてパーツが開きます。

アタックモードでは持ち手を砲台に見立てています


 さらに手動でパーツを開き切ると、シールドモードに変形します。塗装の境界を工夫して、盾っぽく見立てられるようにしています。

 銀色と金色は盾の外枠のイメージ、パイプに塗った金色は盾の紋章的な模様のイメージです。

「盾」というものの脳内イメージがゼルダの伝説に完全に支配されていることが分かる色味

 ワゴンの車体側面やシャーシ裏側にあるパイプのデザインをそのまま金で強調させたのは結構上手くいったと思っている。

ブンブンジャーロボナイトに武装!

 エンジンオーや数多のキャラクターで慣れ親しんだ剣&盾のシルエットが、ブンブンジャーロボでもバチバチに決まっている。ちなみに、金色の塗装はブンブンクラシック剣のデザインとの親和性を意識している。


 持ち手の向きを変えれば、腕に沿わせて横向きに装備させることもできる。

 盾、良いね。

 今年はおそらくGPブンブンカーのダブりがどんどん蓄積されていくと思うので、いっそ改造して遊んでみるのも良いかもしれないですね。

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 ちなみに、リブを切り出す作業中に数年使ってきたニッパーが負けました。目に飛んでこなくてよかったです(現場猫案件)。

 後継。Amazonで適当に購入。バネが付いてなくて、閉じるたびに自分で戻さなければならないのが地味に煩わしい…。よく見て買え。


 


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