DINKSでいたい私が子どもを持とうと思った話

今の気持ちを記録に残しておくため、緊急で動画を回しております。

題して「DINKSとして生きると、親にも兄弟にも夫にも友達にも宣言してきたけど、とあるきっかけで子どもを育てようと本気で決意した」編

結論から言って、とあるきっかけというのは
親の病死の看取りです！(まだ死んでない)

私はそもそも最近の人に多い「結婚したくない勢」だった。
それはなぜかと言うと、幸せな結婚ができる人はいるだろうけど、一定数不幸になる人もいるし、夫の世話とか義母との関係とか、今趣味をエンジョイしてるのにリスクを取るなんてその他もろもろ細かい話を聞くと絶対いや！
と思っていたからである！

ところがどっこい、職場の人と事故のように付き合い流星のようなスピードで同棲し、ベッドの上のような快適さが幸せで結婚をした

もうそろそろ同棲から2年半が経ち、移住や退職、ペットを迎えるなどの生活が変わるイベントがありつつも私の結婚生活は幸せそのものだと言って過言ではない

それでも子どもに関しては
「子どもを持ったら自分の人生おわり！人間関係が一つ増えることによるストレス！夫婦関係の終焉！永遠に続く悩み事！すべてに痛みが伴う恐怖！金！時間！心の余裕！」
という感じに本当に嫌で、親に泣いて子ども欲しくないと決意表明するくらいには嫌だった
それはもう1週間前までは本当に100%これだった
SNSってほんと嫌な情報ばっか流れてくるよね

で、1週間前に何があったかというと、
ピンピンしてた父親が急に肺炎、縦隔炎、食道ガンというトリプルパンチで息ができなくなり入院をした
その時は転院に転院を繰り返し、いつ死ぬか分からないくらいだった
今、炎症を抑えるために抗生物質が投与されているところなのだが、もう何も食べられず飲むこともできず、満足に歩くことも、座る姿勢を保つことも難しい。

祖父母はどちらもいないし親戚も遠いため、入院した人をお見舞いするのが初めてだった。

入院すると、人は孤独である。

ものすごく孤独だと思った。
それは特に結婚をしたりして誰かといつも一緒に生活していた人にとってはより孤独だと思った。

もう、独身を貫き通している人には慣れている孤独なのかもしれないけど、家族を持った人が急に自分だけ隔離されるというのはすごく寂しいことに思えた。
特に私の親はもうスマホをいじる元気もないのでお見舞いに来ている時以外はずっと暇だから。今の病院は外泊することはおろか、面会も1日2人20分までなど、本当に厳しい。行っても1日のうちの20分…？

そして、ここからが私の心変わりの説明だけど、
私の夫はすごく寂しがりやで、結婚をして家族が欲しいと思っていた人だったし、なにより結婚しなくてもいいから子供がほしいと思っていたくらいの人なのだ。
子煩悩だし、私よりよっぽど生活面においてしっかりしてるし、SNSで流れてくるダメ夫像には全く当てはまらない。
私は今までそんな夫に、私のわがままと恐怖で子どもを断り続けていたし、夫も子どもを持たない生活の想像をしてくれていた。
(申し訳なくて私は離婚した方がいいのかなって最近悩んでた)

でも、上記のような死に目の孤独を目の当たりにして、
「「夫にこんな寂しい思いをさせるなんて、絶対に絶対にいや！！！！！！！」」
と思った。

介護のために子どもを作るなんて、と思うだろう
私もそう思ってた！
でもなんか、面倒を見るとかのレベルじゃなく

「最期まで身近な人に気にかけてもらえる」

っていうのがどれだけ心の寂しさを埋めてくれるのか………
って、人間の尊厳と同等レベルだと思った。

私は夫がとても好きで、尊敬してて、幸せに生きてほしいし幸せに死んでほしいから
それのためなら子どもを育てることに多少苦労があろうが、夫と共に乗り越えられる気がしてきた。

現状、まだ見ぬ子どものためよりも、夫の幸せのために変化していく方がやる気が出てきている自分がいる。

なんかもはや子ども5人くらいいれば1人くらいは良好な仲を保てる子がいて気にかけてくれるかしら くらいにぶっ飛んできたし、子どもとの良好な関係を築くためにがんばるか、みたいになってきた。

こんな一つのきっかけだけで考えが変わるなんて疑わしい、と思うかもしれないのだが

マイナス面しか見えない子育てというものについて、私にとっての明確なメリットが1つでも分かったことは頑なな決心を翻す力を持っていたということだ。

私の心変わりの説明はこれで終わりです。

これで不妊とかだったらどうしよー！
それはそれで悩みの種だ
人生は結局どの道に進もうが悩みの連続な気がしてきた。はあ〜