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ドラマ感想『いちばんすきな花』フジテレビ

*2023年12月にAmebloで投稿したものを加筆修正しています。

お疲れ様です。
間もなくクリスマス。ツリーっぽいデザートを食べてみた。

サンマルクのデニブラン ピスタチオクリスマスツリー

ソフトクリームはピスタチオソースのかかったバニラ。
みっしりとしたデニッシュに、溶けたソフトクリームが染み込んで、食べ応え抜群。

さてさて。

この秋冬もいくつかドラマを見ていた。

その中で、不思議な魅力で、気がつけば家族みんなで見ていたドラマがフジテレビの『いちばんすきな花』。

画像はFODより。「いちばんすきな花」

そのモヤモヤわかる。
けどちょっと理屈っぽくて、丁寧すぎて面倒くさい。

それぞれにいくらかの生きづらさを抱える4人が、
春木の家に集って、お茶したり鍋をつついたりして話す。

この4人がいいよね、って話に落ち着いて、
「お邪魔しました」「またおいで」が繰り返される。

恋愛でもない、巨悪も出てこない、
謎解きもない、スリルもない。

それなのに、ワタシが録画を見ていると、
洗い物をしてた旦那さんも
ゲームをしていたムスメも、
いつの間にかテレビの前に集まっている。
そんなドラマだった。

最終回、集まった4人は
自分のちょっとした変化を”成長”だと披露する。

雰囲気のいいカフェで話しているのかと思いきや、
そこはインテリアショップのダイニングテーブルコーナー。

そうそう、このドラマはこういう、ちょっとしたクスッ、がいくつもあった。

ドラマや小説の世界にいまいち入り込めない、
提供される物語に自分は何を求めているんだっけ、
自分ってそんな劇的な人間じゃないもんな、とちょっと疲れ気味の心に、
まあ座りなよと何気なくお茶を出してくれるようなドラマ。

”平均” はあるが、”平均” という人間は居ない。
大昔、そんなことを言っていた先生がいたような…気がする。
そんなことを思い出した。

興味深いドラマだったのだが、ひとつ小さな不満があるとすれば。

泉澤祐希の出番が少なくて、もったいない。

泉澤祐希は『アンナチュラル』も良かったし、
WOWOWの『コールドケース』(シーズン3)も良かったし
NHKの『探偵ロマンス』も良かった。
次はさらに難しい役で見たい。

FODでも配信中。
特典映像「みんなのほんね」も可愛らしいエピソードばかり。

秋冬のドラマも次々と最終回を迎え、クリスマスが過ぎれば一気に年末。

うちは家族みんな、お笑いコンビ ”千鳥” の、
「開いとる店は開いとるけど、閉まっとる店は閉まっとるからな」
という、”オレ当たり前のことしか言ってない” のネタが大好き。

日常会話の中でも使えて、何度でも笑える。
年末年始はお笑い番組も多いので、
またあのネタをテレビで見る機会があるかな?と期待している。

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