見出し画像

闘病記14-4

(*'▽')わが家に舞い降りた女神様(*^^*)
【結婚披露宴の巻】
*上海、台湾から祝福しに
*新郎のワンマンショー
* 着物ドレスに度肝を抜かれた新郎の父

さて一週間のご無沙汰でした。司会の祐ちゃんママです。本日は、豪華三本立てでお送りします。お楽しみに!(^^)!

まるで大家族みたい!(^^)!
左から上海からの, Din Din. Liu.San-Wei,.台湾からの Sean, Sunny です。

なぜわざわざ日本まできてくれたのだろう。祐貴とは何の面識もない。主人とは研究分野が同じなので、学会ではしょっちゅう一緒になり、お互いが呼び合って自分の本拠地で招待講演をしてもらうほどの仲間です。私も何度か、カバン持ちとして(カバンは主人に持たせているが)ついていき、何度もお会いするうちに、私のことを「美穂子、マイシスター」と呼んで知らないうちに姉弟になっていた。
上海に呼んでいただいた時には皆さん英語で話されるのに私には片言の日本語で話しかけてくれるという気の使いよう。お礼を込めて歌を歌いました。スマホで検索したのは、李香蘭(山口淑子) 蘇州夜曲 です。なんでこんな曲を知ってたかって、母がカラオケでよく歌っていたから、フッと頭に浮かんできました。スマホで曲を流しながら歌詞を見て歌いました。自分で言うのもなんですが、ウケてたと思います。(笑)
こんな風にして絆は深まり、私が難病だと聞くとそれは心配してくださり、中国まで治療しに来ないかと言って下さったほどです。
こんなエピソードが。コロナで学会も中止になり、二年くらい会えなくなっていました。ウエブで話そうと上海のサンウェイさんが誘ってくれたそうです。主人に面白い恰好(仮装)してパソコンの前に集合しよう、というミッションが。私たちは、ダイソーのパーティーグッズ売り場に行き物色します。私は金髪のお姫様風に、主人は殿様になるため、かつらもどきの被り物を手に入れ、アイディアはきまったものの、裃はどうする?
そこでひらめいたのが着物のレンタル屋さんの加藤さんに連絡してみることに。ばっちりの、なんちゃって裃を届けてくださいました。そして完璧なミッションコンプリート。
約束の5分前に乾杯用の飲み物もスタンバイ。3,2,1、キュー!(^^)!
あれー?みんな普通の洋服着てるじゃん。なんでー?浮きまくってる私たち。チョー恥ずかしいんですけどー。(≧▽≦)

省殿様に守られる美穂子姫って想定なんですが、和洋折衷もいいとこ。(>_<)
恥ずかしいといいながら、満足げになりきってる私。

そんなこんなで息子が結婚すると報告したら、自分たちも出るといわれ、最初は冗談でしょうと思っていましたが、どうやら飛行機のチケットを取ったとか言われるので慌てて息子たちの承諾をもらうことに。
当日は、私を見るや否や、はぐとキスの嵐。涙の再会となりました。
披露宴になってからは、何度も私のテーブルに代わる代わる来て下さり、チュッチュチュッチュ、目元に優しいキスをしてくださり、    
"MIHOKO. Don't cry. ” "MIHOKO is strong." Why are you crying?”と何度も言って、こんなhappyな日に何で泣いているの?美穂子はもっと強い人これくらいのことで泣いたりしない、と励まし、祝福してくれました。
私もなんか言わなきゃ、気持ちを伝えなきゃ、とパソコンを英数を選択しローマ字モードに切り替えた。ところがどっこい。えーっと、なんて言ったっけ?アラー綴りは?(当日私が交わした英語、保存してました。)
Thank you. see you again.💛I love you(*^^)v
enjoy?matsue?i,m happy to see you  arigato thank you very much.
今見ても笑えます。恥ずかしくなります。中学生でもこの程度以上はしゃべれるでしょ。まあ気持ちは通じましたよ。泣くなと言いながら、リウドクターやディンディン、サニー女性陣は、私の視線入力している姿を見て涙こぼしてるじゃないですか。私はそんなにstrongじゃないよー。
とにかく心の優しい方たちでわざわざ異国の地から駆けつけてくださったことに、感動と感謝の気持ちでいっぱいです。see you again.

普通披露宴というと新郎の友人が歌ってくれたり、部活の仲間が踊ったり、寸劇やって笑いを誘うといったパターンだと思うのですが。この人たちは違っていましたね。サービス精神旺盛なところは、誰かに似てしまったみたいで、(笑)自らエンターテインメントに徹する御もてなしぶり。
昔からモノマネが得意だったのは知っていましたが、ここまで本格的に腕を上げていたとは。ビックリ仰天。
クイズと称して「新郎の得意なモノマネで、新婦の瑶子さんが一番好きなモノマネは?」どれか当てる問題で、四つから選択する。さてどんなモノマネを披露するんだろう?ちょっと心配する、ウケるか、スベンなよー、と。
a.ナダル(お笑い芸人)b.ドナルドダック(鳴き声)
c.古畑任三郎(犯人を言う大事なところで、CMに入ってしまう古畑さん)
d.阿部寛(演技に熱が入りすぎて、最後は何を言っているのかわからなくなる阿部寛)
私の心配をよそに、一発目のナダルの一声目で会場から、オーッ👏と歓声が上がり演技終了と同時に割れんばかりの拍手と上手―似てるーと絶賛する声があちこちから聞こえてくる。本人も満足なのか、両手を上げてガッツポーズなんかしてくれちゃってさ。(笑)
さあ正解はーーー?聞いてない人に向かって聞くなんて、あんた何考えてんのとお怒りの方もおありでしょうが、気になるでしょうから一応発表させていただきます。正解は、d.阿部寛でした。まあどれも甲乙つけがたしで、毎日聞ける瑶子さんが羨ましいと、ちょっとジェラシーを感じる祐ちゃんママでした。(なんでやねん。)

ドナルドダックの鳴きマネをする新郎。マネするのは、人間だけじゃないのか( ̄▽ ̄)

さていよいよ本日のメインイベントといきますか。
みんなをアッと驚かせた瑶子さんの粋なサプライズを。まずはこれをご覧ください。

後ろのスクリーンに映っている左の写真にご注目あれ。


この私が着た振袖は、父が買ってくれて、私の後に妹も披露宴
で着てます。それを瑶子さんが前撮りで着てくれました。
前撮りの後、そのままの衣装で帰ってきて記念撮影を。(スタジオあすかさんのご厚意に感謝)

そしてこの日の最後のお色直しの時にこのサプライズ。入ってきた瞬間に、私と黒木ヘルパーさんは同じ疑問を抱きます。「あれ?うちのタンスにしまってあるはずなのに?誰が持ち出した?黒木さん❔」と言うとあらぬ疑いをかけられた黒木さんは、ちぎれんばかりに首を振り違いますよー、ッと必死になって否定している。じゃあ誰がいつの間に持ち出したの?謎は深まるばかり。そしてさらに私たちを驚かせる発言をしたのはこの人。
新郎の父、私の旦那様。「ありゃぁ、美穂子の振袖、切っちまっとるデー」
「お前が許したんか?えらい大胆なことするなー。」とおっしゃる。
そんなことあるわけないでしょ。よーく見てごらんなさいませ。と突っ込みたくなるぶっ飛び発言に目が点に。
後で瑶子さんから種明かしを聞いて納得する。
式場の着付けの方からこんな振袖ドレスも着れますよ、と聞きさっそく二人でサプライズをすることに。 私たちの留守の間に祐貴が忍び込み振袖と帯を持ち出したというわけ。(ちなみにどこに出かけていたかというと出川桃子選挙事務所に陣中見舞いに行ってる時だったようです。)

出川桃子県会議員候補の陣中見舞いに行ってる隙を狙って今ごろ祐貴は
両家の両親と

こうして感動しっぱなしで泣き疲れた長い一日でした。披露宴の最後に浜田真理子さんが私の作詞に曲を作って歌ってくれたビデオが流されて
あわてる。ちょっとこっぱずかしい。
そして、最後に流れたエンドロールです。やれやれ無事に乗り切って終えられたわとほっと安堵した瞬間、ジェットコースターがいきなり急降下しだすように、一気に加速されて、挙式の最初にタイムスリップし、たった今聞いた真理子さんの歌「ヒーロー」まで一気に流され、再びダムの決壊が起きてしまう。もう勘弁してくださーい、と叫びたいくらいでした。唯一の助けは、私の大好きな髭ダンの”ビンテージ”がBGMに流れていたことでした。後で息子が、お母さんの好きな曲を使ったよ、と言ってくれて、もーあきまシェーン。(´;ω;`)
こうして原田家の一大イベントも無事に済み、私は、半分は悔し涙(普通にお祝いしてあげたかった、横に並んで写真を撮りたかった、花嫁のブーケを作ってあげたかった、フラダンスを踊って盛り上げたかった、などなどできなかったことだらけでなんでー?という悔し涙)もいっぱい流しました。でも、そんなことよりなにより参列できたことに感謝しなければならないということはよくわかっていますよ。それ以上何を望むことがあろうか。自分に言い聞かせながら、二人の未来に幸多かれと祈る母であった。
(*'▽')そしてここから、幸運をもたらす女神様の瑶子さんとの嫁姑劇場「親子漫才」のような笑いの絶えない日々が幕開けしました。
その様子もまたミニコーナーにてお伝えしていきたいと思います。
14-1~14-4までお読み下さりありがとうございました。これにて一件落着、完成です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?