マレーシアへの向精神薬(コンサータ)の持ち込み方

マレーシアへの向精神薬の持ち込みには制限があります。

 以前、歌手のBoAさんが、向精神薬を日本から違法に輸入した疑いがあるとして、韓国検察の事情聴取を受けたというニュースが報道されました。所属事務所の社員が必要な通関手続きを知らずに日本で処方された睡眠薬を韓国に郵送してしまったそうです。
 発達障害の人も使う向精神薬の多くは海外へ持ち込むための制限があります。知らずに持ち込みトラブルにならないよう、事前にしっかり準備しましょう。

今回は子供が一人でコンサータとメラトニンを持ち込んだ際に準備したことについて書きます。持ち込んだのは下記2種類の処方薬です。
コンサータ:18mg
メラトニン0.2%:3mg

1)日本出国に際しての制限

厚生労働省の 海外渡航先への医薬品の携帯による持ち込み・持ち出しの手続きについて を確認すると、注射剤以外の向精神薬は 医療用向精神薬を携帯して出入国する際の総量一覧表 に載っている総量以下の場合手続きは不要です。

コンサータの別名メチルフェニデート(Methylphenidate)の総量は2.16g
18mgを一か月分(30日)持っていきたいので 0.018gx30日=0.54g 総量以下です。

2)マレーシア入国に際しての制限

次にマレーシア側ですが 厚生労働省の マレーシア についての記述だけだと不安だったので連絡先に合ったマレーシア保健省に直接問い合わせました。

返信をdeeple翻訳したものをそのまま貼り付けますが、要はコンサータもメラトニンも規制対象なので一か月分しか持ち込めず、その際には必要事項が書かれた医師のレターか処方箋が必要とのことでした。
~~~~~~~保健省からの返信~~~~~~~~~~~~~~~~~
”メールありがとうございます。 マレーシアへの医薬品の輸入には、1952年毒物法、1952年危険ドラッグ法、1984年医薬品・化粧品管理規則などの法律や規則が適用され、ライセンスや登録の要件が課されています。

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