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【ネタバレあり】無職転生-異世界行ったら本気だす-の未来の展開の考察-1 「古龍の昔話」の要点まとめ-1

無職転生ファンの皆さんこんにちは。
当ページでは無職転生のその後について考察していきたいと思います。
まだ無職転生をお読みでない方は、ブラウザバックし、まず作品をお読みいただくことを強く推奨します。ネタバレなしで物語の展開をお楽しみください。非常に面白くまた人生観について一考する作品です。
よろしくお願いします。

まず、今後の展開を考察する上での前提をまとめました。

今後の六面世界の展開を考察する上での前提

・原則として原作者「理不尽な孫の手」先生の「無職転生-異世界行ったら本気だす-」(Web版及び書籍版)、「古龍の昔話」(Web版)を原典として考察します。

・「王竜王討伐-最終章にして序章-」は、原作者本人が設定の違う点が多々あることを了承くださいとのことと、「感想返し」は、絶対の内容でないため参考程度にと考えています。ただし、例としてエピローグプロローグ・ゼロの「天才魔法騎士がアイシャである」は感想返しで原作者が断言していたこと、など一部は内容やルーデウス編の状況として間違いないと思われるものは原典としたいと思います。ただし気になる点はどうなるかは置いておいて推理したりするかもしれません。

・考察の際は、できる限り出典先と、重要なものほどその言動内容を明記しようと思います。できる限り原典で説明がつき、少なくとも原点で破綻がないよう努めるつもりです。
また、原作者が仰るように作中で言動があってもその人物がウソをついていたり、ウソでなくても見間違い、聞き間違いがあるとのことです。未来の考察なので、別の人物視点で別の状況になっていたり、明らかに状況が破綻していない限りはそれを基に考察しようと思います。例として、ナナホシは、「未来の篠原秋人が、所属している陣営が負けてしまい、その未来を改変するため過去にナナホシを送ったのではないか」との仮説をWeb版237話で話しているが、Web版エピローグプロローグ・ゼロにて、篠原秋人にそのような意図はなく過去改変の御子リリアの願いのみによるものであり、この仮説は破綻する、ということです。

・筆者が洗い切れていない、紐づけできていない原典の内容もあると思います。中にはそれが筆者の考察の内容が破綻するものも出てくると思います。出典を明示してもらえればその内容が正しいと判断したら修正しようと思っています。

・「事実の明示」と「未来の考察」はなるべくわかるように書きたいと思っています。


以上を前提として考察していきたいと思います。今後ページを追加していくときは毎度記載すると思います。

当ページをご覧になる方は、原作者の「無職転生-異世界行ったら本気だす-」(Web版及び書籍版)以外にも、「古龍の昔話」(Web版)、「王竜王討伐-最終章にして序章-」、「感想返し」などを先に一通りお読みいただくことを推奨します。

それでは本題へ。

古龍の昔話の要点のまとめ

当ページでは、まず古龍の昔話について要点をまとめます。これは無職転生の時代、ルーデウス死亡後の六面世界の物語本編(仮称)の基礎となるものです。魔龍王ラプラスが、同居人の長耳族ロステリーナに話をする形式です。

魔龍王ラプラスについて

ラプラスは、はじめ六面世界の魔界に身を置いており、原始的な生活をしていた。孤独で言葉はなく食物を得るために生き続けていたが、あるとき魔獣同士がじゃれあっているところを見て寂しさを感じたラプラスは、魔族の町を見つけ自分も仲間に入ろうとしたところ化け物といわれ撃退されるのを何度か繰り返す。あるとき強い魔物と対峙し致命傷を負ったが、初代龍神に助けられ魔族と龍族のハーフではないかと判断された。その後龍界に引き取られ、初代龍神の養子になる。その後、初代龍神の配下・甲龍王ドーラに師事し実力をつけ、龍族の手足となる竜を飼い慣らす役割を与えられそれを全うし龍族の信頼を徐々に勝ち取る。そして剛龍王クリスタルの不審死の下手人を逮捕し魔龍王となる。

ラプラスが魔龍王となる経過は簡潔にこんなところです。その後、初代龍神、妻のルナリア、その子・オルステッド、人界の人神、ルーデウス編でも重要人物の甲龍王ペルギウスの母・甲龍王ドーラが登場し、人神が策謀をはたらきいろいろありますが、本作をご覧いただきたいと思います。

オルステッドとラプラスについて

ラプラスはオルステッドに対し「私の役目は、この御方の力になることに違いない、このお方は必ずや守らねばならぬ。」
ラプラスの目的は、初代龍神と人神の娘ルナリアとその子・オルステッドへの滅私奉公。自身を拾い上げ養子にし取り立ててくれた龍神と、わが子のように愛情を注いでくれたルナリアに恩義を返すためである。ラプラスの本懐は本編で遂げることができるのだろうか。

→もしそれを成しえるとすれば、ルーデウスの系図とロステリーナ。ロステリーナは生い立ちから無職転生編のエリナリーゼであろう人物。しかしラプラス、エリナリーゼとも記憶を失っているので、その記憶を喚起させるにはルーデウスの系図がどう関係させるのか。


古龍の昔話23-龍鳴山より遠く離れた地下洞窟。ラプラスが研究所の一つとして使っている場所。そこは巨大な魔法陣がいくつも刻まれた石で構築されていた。洞窟全体が巨大な魔道具なのだ。

→魔道具ならリリの出番であるが、この魔道具を解析したところでエリナリーゼの記憶は喚起されるかは不明。ただしラプラスがこれでなにをしようとしていたのかを知ることはできそうである。

ラプラスは悠久の時の中で初代龍神とルナリア、その子のオルステッドのことだけを思い行動してきました。作中で一番つらい役割を担い、また救われていない人物です。

転移と召喚、力=魔力について

作中で転移と召喚、力(=魔力のこと)について言及されています。一考の内容があると思いますので拾っています。

・転移と召喚
黎明期の大魔術は魔術というより魔法。主に転移や召喚という空間を操る術。魔術と魔法の違いは不明。

個人的な推測になるが、
魔術=定型化された現象を魔力を触媒に発生させるもの。詠唱や魔法陣で固定した現象を発生させる。
魔法=詠唱や魔法陣を必要とせず定型化されていない現象を魔力を触媒に発生させるもの。使役者が操ることができる範囲で自在に現象を発生させる。
ルーデウスの無詠唱魔術は、詠唱魔術と同様の作用となっているので超強力な魔術と自他ともに認識しているが、広義には魔術でなく魔法を行使しているのではないかということ。

転移は動物を送りこみ、召喚は動物を呼び出す。
龍力(=力=魔力)を大量に取り込むと力が生物の肉体を頑強にする。神子や呪子はこれにあたる。

・力(作中で魔力といわれる性質)
六面世界で均衡を保とうとする性質がある。
ある世界で力が大きく減ると別の世界から吸い上げる。
吸い上げる力は、木々や動物、人間も含まれ、起こるのが転移。いわゆる六面世界での神隠し。
頻繁に起こる原因は不明。龍族の研究者の仮説は世界全体の力が大きく減り、偏りがでるようになったのではとのこと。力の吸い合いが転移を頻繁に起こす、という説。
→これは、ルーデウス編の魔力災害の間接的な説明になる。世界が6つに分かれていたときは界同士の間で力の均衡が保たれていた。
ルーデウス編の魔力災害は、過去と未来で力の均衡が行われたと筆者は推測する。
158話-ナナホシ「さぁ、わからないわ。ただ、きっと帳尻が合うように調節がされているはずよ。なにせ、この世界の魔力は、エネルギー保存の法則に従っているのだから」「詳しく調べたわけじゃないけど……多分、あの事件で、人間が消えているわ。何千、何万という単位で」「あなた、あの事件のあと、あなたの体に何か不調はなかった? 魔力がやけに少なくなるとか」ル「あった……でも、じゃあ、転移で消えた奴と、消えなかった奴の違いって、なんなんだよ」ナ「ヒトガミの言っていた、運命の強さが関係してるんじゃないかしら。強い因果律に守られている者は消えない、みたいな」
→七星の推測に推測を重ねることになるが、龍族の研究者と七星の見解が一致しているため、この原理を元にすると、過去と未来で力の均衡が行われた、といえる。ということは417年の魔力災害で七星が現れた(本来は篠原秋人が出現するはずが本来存在しないモノを過去転移するには力が足りなかった)(R5.12.12原文と破綻するため削除)代わりに、消えた人間、モノ、動物は500年の世界に飛ばされた可能性が出てきはしないか。魔界にいたネクロリアナクロリアが消え存在しえない龍界に現れたように。ただ運命が比較的弱い人間ばかりが飛ばされたとしているので、人間が飛ばされた影響は500年でも物語では大した歪みにはならないと考える。ただルーデウスの魔力、ほぼ50年の転移ができるだけの魔力が500年に飛んだとした場合、この処理はどうなるのかも今後の展開に影響を与えるのではないか。


ひとまず当ページは以上で締めようと思います。
古龍の昔話の要点は他にもありますので、また紹介します。
ご覧いただきありがとうございました。
次回もよろしくお願いします。

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