挫折しない!ジムワイパーのすすめ

 現在スプラトゥーン3の環境では、ジムワイパー人気に火が付いている。
 環境を席巻しているシャープマーカーに強い、ブキ性能が高い、見た目や動作がかっこいいなど理由は様々だ。
 そんなジムワイパー人気を見て、「強そう!」「勝てそう!」「楽しそう!」と思い、使ってみた人もいるだろう。しかし、ジムワイパーを初めて使った人の大半は「なんだこのブキは!癖だらけで使いづらい!全然強くないし勝てない!楽しくない!」と思ったのではないだろうか。
 かくいう私もその1人であり、ジムワイパーのとっつきにくさに苦戦した。
 ただ、あることを意識するだけで、ジムワイパーのとっつきにくさを減らすことができた。そこで今回はジムワイパー初心者が、ストレスなくプレイできるようになるコツを書いていこうと思う。
 ここで注意してほしいのは、本記事は「ジムワイパーを使い始める段階で挫折しないためのポイント」を述べるだけで、Xマッチで勝つためのポイントには一切言及しない。
 
 ジムワイパーを使う上で、挫折しないためのポイントはただ1つ「タテ斬りを当てに行くな!」である。タテ斬りはダメージが大きいし、直撃を当てたら1撃で相手を倒せて爽快感もあるので狙いたくなるのも分かる。しかし、そこをぐっとこらえて話を聞いてほしい。
 タテ斬りを当てに行くなという理由は「弾速が遅くて、当てるのが難しい」からである。
 当てるのが難しいから、敵を倒せない。敵を倒せないから爽快感がない。倒せなかった敵に、倒されてしまいストレスがたまる。タテ斬りを当てに行くのをやめるだけで、これらから脱却し、快適なジムワイパーライフを過ごせるようになる。
 どれだけ当てるのが難しいかは、実際にやってみるのが分かりやすい。これを読んでいる人は、今すぐスプラトゥーン3を起動してほしい。ロビーに入って、ジムワイパーを持ち、左側にある動くバルーンの早いほうに、タテ斬りを当ててみてほしい。
 おそらく、ほとんどの人が外すだろう。その難易度の高さから、当たるまで続けたら、集中するあまり周りが見えなくなっているのではないだろうか。
 実際の試合だったら、あなたはインクを相手に当てることに集中し、横から来た他の敵に気づかず倒されている可能性が高い。
 また、今回は規則的に横方向にだけ動くバルーン相手であったため、当てることができた。しかし、本来ならば不規則な動きで詰めてくる敵に、狙って当てなくてはいけない。相当難しくなることが想像できるだろう。初心者がいきなり難しいことをして、挫折するのは当たり前である。
 
 そこで、初心者の皆さんには「ヨコ斬り」と「クイックボム」をおすすめする。
 まず、ヨコ斬りでバルーンを狙ってみてほしい。見た目通り横に当たり判定が広いため、先ほどより当てるのが簡単だっただろう。
 また、クイックボムをバルーンめがけて投げてほしい。こちらも当てやすかったのではないだろうか。
 試してもらったとおり、ヨコ斬りとクイックボムは、タテ斬りと比べて相手に当てやすい。これらを積極的に使うことで、ジムワイパーで相手を倒す難易度をぐっと下げることができる。これでとっつきやすくなったはずだ。
 
 ここで少し「タテ斬りを当てに行くな」という話とずれてしまうのだが、ヨコ斬りをすすめた以上、ヨコ斬りについても言及したい。
 ヨコ斬りは判定の性質上、段差や斜面で使うと相手に届く前に消えてしまう。(ヨコ斬りの詳しい当たり判定についてはこちらを参照してください。)そのため、ヨコ斬りで戦うときは、なるべく開けた場所を選ぶよう気をつけたい。
 また、ヨコ斬りには「インクのみ当てた場合」「ブキのみ当てた場合」「インクとブキを当てた場合」の3種類のダメージがある。同じように、クイックボムにも「直撃」「近爆風」「遠爆風」の3種類のダメージがある。これらの組み合わせで倒せる場合と倒せない場合が存在する。それらについてもこちらを参照していただきたい。
 
 今回は、ジムワイパーを初めて持った人が、使い続けられるようなコツについて書いた。
 軽くまとめると「初心者がタテ斬りを当てるのは難しく挫折の原因になる」「ヨコ斬りとクイックボムを積極的に使ってね」という内容だった。
 この記事を読んでいる人が、ジムワイパーの扱いに慣れて余裕が出てきたら、自分だけのジムワイパーの使い方を模索してほしい。
 タテ斬りを相手に当てに行くもよし、直撃でバッタバッタなぎ倒してもよし、遠くから塗りを広げるもよし。ジムワイパーには様々な使い方があるため、ぜひ楽しんでいただきたい。
 また、今回の記事ではスペースの都合上、スペシャルの「ショクワンダー」や、おすすめのギアについての説明は省いてしまった。また機会があったら、その際に書いてみようと思う。

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