企業価値の創造に必要な事とは(小松製作所を例として)

皆さん こんにちわ

本日は企業価値の創造に必要な事とはどんな事かを考えてみました。
これは銘柄を選ぶ際にも基準の一つになる事だと考えているので
記事を書かせて頂きました。

企業価値の創造には、多くの要因が影響します。
以下は、企業価値を創造するために重要な要因の一部です。

  1. 顧客価値提供
    顧客のニーズを理解し、製品やサービスを提供して顧客に価値を提供することが不可欠です。顧客満足度を高め、忠誠度を向上させることが、収益を増加させる要因となります。

  2. イノベーション
    新しいアイデア、製品、サービス、プロセスの開発と導入は、競争力を維持し、成長を促進するために不可欠です。市場の変化に適応し、競争相手よりも前進するためにイノベーションを奨励を行う必要があります。

  3. 品質と効率
    製品やサービスの品質向上と、生産プロセスの効率化は、コスト削減や競争優位性の向上に貢献します。

  4. 強固なリーダーシップ
    効果的な経営陣とリーダーシップは、組織を方向づけ、目標を達成するためのビジョンを提供します。リーダーシップの質は企業価値に直接影響します。

  5. 資本効率
    資本の適切な配分と効率的な運用は、企業価値の最大化に重要です。
    資本予算編成、リスク管理、財務戦略の適切な管理が必要です。

  6. ブランドとイメージ
    強力なブランドは、顧客の信頼を築き、競争優位性を創造します。適切なマーケティング戦略とブランド戦略を実施し、企業のイメージを向上させる必要があります。

  7. 持続可能性と社会的責任
    環境への配慮や社会的責任を果たすことは、現代のビジネスでますます重要です。持続可能なビジネスプラクティスを採用し、社会的価値を提供することが企業価値を向上させます。

  8. チームと人材
    優れた人材を採用し、育成し、モチベーションを維持することは、組織の成功に欠かせません。従業員が満足し、協力する環境を整えましょう

  9. リスク管理
    ビジネスリスクを評価し、適切なリスク管理戦略を採用し、予期せぬ問題に対処する能力を持つことが重要です。

  10. 規模の拡大とグローバル展開
    新たな市場に進出し、事業を拡大することで、企業価値を増大させる機会が生まれます。国際市場での展開戦略を練ることが有益です。

これらの要因が、企業が競争力を維持し、成長し、持続可能な価値を提供するために重要な事項です。企業価値を最大化するには、これらの要因を総合的に考慮し、戦略的に取り組むことが不可欠です。

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では従業員の視点から企業価値の創造に必要な事とは、なんでしょうか?

それは従業員の満足度とモチベーションの向上を通じて組織全体の成功と価値の向上に貢献します。以下は、従業員の視点から重要な要因です。

  1. 働く環境と文化
    働く環境と文化は、従業員の満足度やモチベーションに大きな影響を与えます。協力的で公平な文化、働きやすい環境、多様性と包括性を尊重する文化は、従業員の生産性を向上させます。

  2. 公平な報酬と福利厚生
    従業員は公平な報酬と福利厚生を期待し、その適切な提供は従業員の満足度を高めます。競争力のある給与とベネフィットパッケージは、優秀な人材の獲得と維持に役立ちます。

  3. スキルとキャリア成長
    従業員はスキルの習得とキャリアの成長を重視します。トレーニング、教育、キャリアパスの提供によって、従業員のスキル向上とモチベーションの向上が実現できそれが企業価値の創造につながります。

  4. 従業員の声に耳を傾ける(傾聴)
    従業員に声を聞き、彼らの意見と提案を尊重することは、組織内の信頼を構築し、新しいアイデアを引き出す手段です。
    積極的に従業員の参加を奨励することが望ましいです。

  5. ワークライフバランス
    ワークライフバランスを重視し、従業員が家庭と仕事の両方を調和させるのを支援することは、ストレスの軽減と生産性の向上に寄与します

  6. 安全と健康
    従業員の安全と健康を保護することは、労働力の維持に不可欠です。適切な作業環境と健康プログラムを提供し、従業員の健康と幸福を促進しましょう。

  7. 社会的責任と環境への配慮
    従業員は企業が社会的責任を果たし、環境に配慮することを重要視します。社会的に貢献し、環境に対する取り組みを通じて、従業員の誇りを高めることができます。

  8. リーダーシップとコミュニケーション
    従業員は効果的なリーダーシップとコミュニケーションを求めます。組織内のリーダーはビジョンを提供し、従業員とのオープンな対話を奨励する必要があります。

従業員の幸福とモチベーションは、企業価値の創造と維持に直接影響を与えます。従業員が満足し、情熱を持って働く環境を整えることは、企業の長期的な成功に寄与します。

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では顧客の立場で企業価値を向上させる事はどうかというと

顧客の立場から企業価値を向上させることも可能です
顧客は企業の最も重要な利害関係者の一つであり、彼らの満足度や期待に応えることが企業価値向上の鍵となります
顧客の立場から企業価値を向上させる方法の一部をいくつか示しました。

  1. 製品やサービスの品質向上
    製品やサービスの品質を向上させ、顧客の期待を満たすか、できれば超えるように努力しましょう。品質向上は、競争力の強化と顧客忠誠度の向上につながります。

  2. 顧客の声を聴く
    顧客のフィードバックを積極的に収集し、製品やサービスの改善に役立てましょう。顧客の声に耳を傾け、問題点を解決し、顧客の要望を実現することで、顧客満足度が向上します。

  3. カスタマーサービスの向上
    優れたカスタマーサービスを提供し、顧客の質問や問題に迅速に対応しましょう。顧客が困難な状況に直面しても、迅速かつ効果的に対応することがとても重要です

  4. 顧客のニーズを理解する
    顧客のニーズや要望を深く理解し、それに合った製品やサービスを提供することが重要です。市場調査やデータ分析を通じて、顧客の要求に合致した戦略を立てましょう。

  5. 価値提供の最適化
    顧客は製品やサービスを通じて価値を求めています。価値提供を最適化し、競争優位性を築くために、顧客視点での戦略を考えましょう。

  6. 顧客忠誠度プログラムの実施
    顧客忠誠度プログラムを導入し、リピーターを増やし、長期的な顧客関係を築きましょう。特典や割引、プレミアムサービスなどを通じて、顧客を引きつける要素を提供します。

これらのアプローチを採用することで、顧客の満足度が向上し、企業価値が向上する可能性が高まります。企業価値向上は、顧客との良好な関係を築き、競争力を強化するために重要な要素です


ではここで企業価値の創造に重きを置いている企業を一社紹介

それは小松製作所です。

なんで暴落!?小松製作所|かえるくん (note.com)

直近の小松製作所に関してかえるくんさんがまとめてますのでこちらも
ご参照下さい。

では、なぜ企業価値の創造に重きを置いているといえるのか?


(一財)日本科学技術連盟 坂根会長 講演資料から引用

こちらの資料にあるように各ステークホルダーの立ち位置をまとめたものになります。

企業価値の貢献度(関与度)という観点からまとめたものになります。

これをみると近々よく叫ばれているステークホルダーである株主様を弊社は頑張ってます。ってアピールしている企業が多いですよね。

でも表を改めて見返すと株主に対して注力した所で企業価値の創造にはつながらないんです

なぜなら、あくまでも株主であるだけで企業活動を行っているのは、経営陣を含めた従業員さんなんです。

そのため、企業価値の創造と考えた時には、その事業に従事している従業員を大切にして、顧客(協力企業含め)を大切にして行動しているかが肝なんです。

そのため、株主として良い思い(株価上昇や配当等)を受け取りたいと思うのであれば、顧客に寄り添い、従業員を大切にしている企業がどうか
株主還元ばかりに注力して、従業員や顧客を大切に出来ない企業は早晩業績が悪化して最終的には株主として残念な事になります。つまりは株価暴落です。


株探より小松製作所 業績推移


株探より小松製作所 財務推移


株探より小松製作所 株価推移

見ての通り、業績推移や財務状況、そして株価と業績がまだ安定しきっていない2002年以降は一貫して黒字を確保し、財務状況も年々厚みも増して、株価も上がり下がりはある物の基本は右肩上がり。
そう、企業価値向上は、従業員を大切にして顧客との良好な関係を築き、競争力を強化しているか、株主ばかり気にしていないかが肝と言えます。

極端な話、自社に不満があればどうぞ他社の株主になって頂いて結構です。
弊社は従業員の大切にして、顧客の要望に応えてそれが結果として株主のためになると考えてますからと言える企業が理想の姿と言えるでしょう。

以上、企業価値の創造に必要な事とは(小松製作所を例として)でした。


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