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<ノンフィクション> 実際に起きた夢遊病(2)

この話は前回の 「<ノンフィクション> 実際に起きた夢遊病(1)」の続きのお話である。読んでいない人は是非短いので読んでもらえると幸いだ。

伯母は幼い私に不思議なことを言った。
「あなた朝方、赤ちゃんみたいにハイハイして机の周り何周かしてたわよ」


「ん?????」


途方もないはてなが僕の頭を埋め尽くした。
何言ってんだ。え?。。
しかし伯母の顔は当時小学校?中学校?だったでも私にもわかった。
「顔が本当のことを言っている。」
それに伯母がそんな冗談なことを言ったことも今までにない。

私が寝ていたところの隣にあるのがリビングだ。約7畳ほどの広さで座卓を中心に角には本棚や食器棚があった。

つまりだ。
私は朝方、隣のリビングまで行き、座卓の周りをハイハイをしてまた元の場所に戻ってきたということだ。

身に覚えがない。
だって起きたら違和感もなくただ同じ場所に寝ていたのだから。

操られたのだろうか。
私はこの時、自分をスムーズに客観視していた。
まるで誰かの話を聞いているみたいだったから。

「夢遊病ってなんかおもしろ」

これで終わりなら私は毎年夏にはもってこいのちょい面白エピソードだったのかもしれない。しかしこの話はまだ幕を閉じてはいなかった。

いや、まだ終わっていないのかもしれない。


どうでしたか?まだ怖くはないですかね?
え、次はもっと怖いかって?
続きは乞うご期待。


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