M-12023一回戦敗退芸人のネタの作り方

年末に向けて4本くらいは書こうと思います。さて1本目。今日はネタについて。

かなり刺激的なタイトルですが、普通にネタを書くときのことについてです。

現在僕らのコンビではお互いにネタを書いています。
スケジュールとしてはネタをやる機会(例えばフリーライブや賞レース)の2ヶ月前からネタを考え始め、1ヶ月前には台本を確定してネタ合わせをひたすらできることが理想です。

自分の場合は普段からこのテーマで書くと面白いかもというメモはありますが、だいたいカフェで席に座ってうーんと考えます。

ざっくり1000文字いかないくらいの台本を4つくらい考えます。1つじゃないのはこの後相方に見せるときに「どれか一本引っかかれ!」と思っているからです。
なので、できるだけいろんな種類のネタを書きます。
感覚的にはスラスラ書くのを大事にしています。展開とかをじっくり考えれば考えるほどつまらなくなるので。

そして、ネタを相方に送ります。

そして、これとこれが面白いとなったらそれをさらに作り込みます。ネタを作り始めて思ったのですが、自分はネタの出来不出来とかがあんまりわかりません。そりゃ自分で書く時にこれは面白いんじゃないかと思って書くけど、それが全員にとって面白いとは思えないというか。だから相方そういった判断をしてくれるので助かっています。

作り込みは、このボケをもっといいものにしようというのが大体です。その作業を大喜利と呼んでいます。

それを踏まえて台本が完成してからは、ひたすら練習します。そこでは間やテンポ、言い方などを意識します。

とまあこんな感じで書いていますが、ネタはすごく難しいです。特に練習すればするほどこれは本当に面白いのか?ってなるし、そもそもこの台本面白くねーと思いながら練習するときは絶望します。

だからキングオブコント(落ちたけど)で笑ってる人がいたのは嬉しかった。

あとスケジュールについて書きましたが、2ヶ月前から準備して本番一週間前に出たフリーライブでスベりすぎてそのネタを川に投げ捨てたこともあります。というかさすがにスベりすぎて、感覚的に言うとネタが新鮮さを失い、腐って使いもんにならなくなった感じ。

いつかこのネタが滑ったら客が悪いとか言ってみたいものです。

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