さよならのとなり

ポエムみたいな題名なのは、とても感傷的な気分なので許していただきたい。

我が子が1歳を間近に迎えた今朝、いつもならごくごくと飲むおっぱいを少しだけしか飲まなかった。
いらないの?もう終わり?と聞くと、手を合わせて、ご馳走様をした。

4月からフルタイムで復帰して、授乳感覚は開き、勤務後の胸の張りも減って来た。
ご飯なんかいらない、おっぱいをよこせとばかりに食事時に泣いていた我が子も、最近は驚くほどにご飯を食べるようになった。

そう、私は子どもとの触れ合う時間である授乳のさよならを控えているのだ。
さよならのとなりにいるのだと。

そして、私の隣にはさよならがずっといる。
保育園で担任の先生に抱かれて、にこにこと私にバイバイをするあなた。
ママがいいと泣いたあなたとはさよならをした。
それは嬉しかった。
子にとって楽しい場所が増えたのだから。
私の知らない楽しい時間があるのは大事。

でもさ、授乳は3歳くらいまで続くと思ってた。
泣いたとき、不安なとき、おっぱいだったじゃん。
正直、寂しい。
でも、ご飯が美味しいんだね。元気なんだね。
いっぱい食べられるようになったものね。
それも嬉しいんだ。

これからもこうやって手が離れていくんでしょう。

これからもずっと私のとなりには、たくさんのさよならがあるんだなと思った、感傷的な今日。
さよならのとなり、おわり。

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