本質

    クロノジェネシスです。
    今回は「本質」というテーマでお話します。
    2023年も40%ぐらい終わりました。
DJというものに触れて5年経ちました。社会人は8年やりました。
早すぎる。

・本質とは


    物事における最も大切な部分と解釈します。
要は「この為にやっている」「これがないと成り立たない」という物で、ここがブレるといわゆる本質を見失った状態ということになります。そもそも何の為にやるのか、あるのかを考えるという話です。

    身近な例として赤信号を挙げて説明します。赤信号は止まるものというのが世間の常識になっており、当然無視すると普通に違反行為になって警察に捕まります。ただこれが何故ダメな行為なのかしっかり認識できているでしょうか。
    結論を言うと「命に関わるから」で、信号が赤だから渡ってはいけないのではなく大事故に繋がる可能性があり危険だから渡ってはいけないというのが本質にあたります。
これを見失うと信号が赤ということは命の危険があるということを忘れてその結果取り返しのつかない事態に繋がるという訳。警察に捕まってしまうからとかそういうことが本質ではないという事ですね。
信号は本来安全を守るために使うが止まるために使っていると認識してしまう、よくある手段と目的が逆転するパターンです。
ポケカを買う為に探しているのかデュエルする為に探しているのかも本質が問われますね。

・逆算


    有名なロジックです。『7つの習慣』でも言われてるやつ。
最終的に何を目的としているのかを明確にしておくことで軸がブレずに立ち回れます。分かりやすくする為カードゲーマー的目線から説明します。
    普通デッキを組む時、勝つ為のプランを思い描くと思います。もしくはお気に入りのカードを使いたいからどうしようか等。それと同じで、その状況を先にイメージしてから組み上げていくということ。
例えば1ショットキルを決めて勝ちたい時はまずフィニッシャーを決め、そのフィニッシャーをアシストするカードを入れ、それらを手札に引き込む為のサーチ・ドローカードを入れ、補完としてフィニッシャーまでの繋ぎとなるカードを入れ、……といった流れ。人によって多少優先度は変わるかもしれませんがどんなプレイヤーでも「一番最初に核となるカードを決める」のは間違いないと思います。余談ですがDJの選曲とかもこういう組み方をします。
    上の例で言うとプレイ途中のデッキ回転率や妨害の性能も高いけどもそれはあくまでも副産物であって最後は"1ショットキルを決めて勝つ"デッキというのが本質ということです。つまり核となるフィニッシャーを通すためにプレイしてくるのでマストカウンターはフィニッシャーもしくはそこに繋ぐ為のサーチ部分なんですね。相手にする場合でもここを見抜く事が勝率に繋がると思います。

・やり甲斐の為に仕事をしているとか言ってる人全員嘘


    労働というのは賃金を得るために自らの時間と体を使う事です。つまり労働とは賃金を貰わないと成り立たない訳で、ここにやり甲斐だの成長だのを"雇用者側"が提示してくるのはナンセンスなんですね。それは働く側が決めることなのでそっちが決めることでは無いという事。
    例えばバイトとかって何故始めるかと言うと真っ先に来るのが「お金が欲しいから」だと思います。たまにやり甲斐と仲間を作ろうみたいな張り紙して人手不足とか言ってる意味不明な所ありますがあれ完全に本質からズレてて、そんなものは求めてないと。どうして人はわざわざバイトするのかってところを考えれば自ずと理解できる部分なんですね。給料低ければ集まらないし辞めるのも当然。超一流企業とかプロ野球選手とかも完全な無報酬、こっちからは何も支払わないけど得られる物は多いはずだから働いてくれ、でも成果はきっちり出してくれと言われてもやる人は多分居ないと思います。労働の構図が成り立ってないので。今働いてるところがどんなに良い所、楽しいと思える所でも無給で働けますかという話。もしそれでもやるって人はそもそも労働とか必要としない層なのでそれはまた別の話です。
    要はどんな仕事であっても賃金を貰うということが前提にあり、賃金を貰う為に仕事をしているというのが労働における本質にあたるんですね。ここを見失うとボロボロになるので絶対見失わないでください。会社の為、社会の為とかの前にそもそも自分が生きる為に働いてるということを忘れないようにしましょう。

・カップ麺の蓋


    冒頭でDJ5年目と言いました。VJは3年目です。最近ようやっと気付いたことがあって、イベントにお客さんは何を求めているのか、それについて自分は何をすべきなのかということ。ありがたいことにゲストで呼ばれることがとても多くなりそれに応えられるよう技術開発や練習をしているつもりですが、果たしてそれが求められているものなのか?ということに目を向けられるようになりました。

    例えば見出しの某カップヌードルですが、蓋がシングルタブからツインタブタイプになりましたね。あれ個人的にめちゃくちゃ使いづらくて前の仕様に戻して欲しいと思ってます。留めやすくしようと考えた企業努力なのでしょうが普通に箸とか乗せとけばいいし最悪開いてても別に良いし正直そんな機能要らないと思ってしまいます。中の麺が食べられればそれで良いやって感じ……というかそもそもカップ麺食べる人がそんな細かい部分気にしないと思う。実際批判も多かったらしいです。
    これと同じで自分、ワイヤレスVJシステム構築したんですが結論完全な自己満でお客さんからしたら別に要らないんですね。演者側からしたら「おっ」てなるかもしれないですがお客さんは分からないし求めてないんじゃないかと。ロゴとかエフェクトとかもそうで、お客さんは別にVJの技術なんか興味無いしそんなもの見に来てないと。ただ黙って映像だけ出しとけってのが多分本音の部分なんですね。むしろ邪魔まで思ってる可能性あります。だから最近入れてない。めっちゃ偏見だし多分、ですけど。個人的な意見ですがイベントってお客さんあってのものだと思ってるのでいくら演者間ですげぇってなってもお客さんにそれが伝わらなかったら意味ないなと最近思い始めてきました。
 
    VJは適切な映像を出すことが役割なんですが突き詰めて言えば「お客さんを映像によって盛り上げる」ということになり、ここが本質な訳ですね。当たり前のことですが。最近自分はここから外れたなって思うことがたまにあって、つまり盛り上げる為に技術開発しているというよりは手札を増やす為に技術開発しているなという感覚です。会話する為に英語勉強してるんじゃなくてTOEICで高得点取る為に勉強してるみたいな感じ。ただ正直ある程度のレベルになったら皆通る道だと思ってます。Resolumeに死ぬほど素材入れてるけど実際は使ってない人絶対多い。
まぁでも使わないというのと使えないというのは全く違うのでこれからも研究は続けます。不意に出すと盛り上がるのもあるし。



まとめると

この記事の本質は3つ目の見出し部分です。


以上です。


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