香港デモへの私見

　さて香港デモ2作目のノートである。前作は皆様に疑問を提供する事を主題としていた為、私見をほとんど述べなかった。が今作では私見をガンガンに混じえて書いていきますので、「お前の意見なんか聞きたくないよ！」って方は、ブラウザの「戻る」ボタンを軽やかに押してくださいませ。

　ではいきなり結論から。私は他国の独立(民主化)運動を応援すべきでは無いと考える。この結論に至った背景を少し遠回りしながら述べていきたい。というか遠回りし過ぎた気がするので、お時間が無い方は最後の結論だけでも見ていってください(笑)

香港警察を支持するとどうなるか　～吉野家編～

　香港のマキシムという外食チェーン会社の創業者の娘、アニー・ウーさんが香港デモを「少数の過激な抗議者」が「組織的、計画的な暴力行為」をしていると批判した。
　前作をお読みの方はお分かり頂けていると思うが、この発言は事実を述べているだけである。なんならもっかい動画貼っときましょうか。

　がこの発言により、マキシム傘下のスターバックスや吉野家がデモ隊の襲撃対象となってしまった。周庭さんの所属組織であった香港衆志のリーダー、黄之鋒さんはスターバックスへの不買運動をツイッターで呼びかけている。
　ノーベル平和賞候補にもなった著名な方が、こないな事言い出したら結果は火を見るよりも明らか。店舗はスプレーでお絵かきされ、ATフィールド(窓ガラス)は完全に破られております。

　この記事を読んで頂いている方は保守的な思想をお持ちだと思うのですが、吉野家がデモ隊に襲撃されている事に対してどう思いますか？私は日本企業が襲撃されたわけですから、激おこですよ！生姜焼き定食うまいしな！

　そもそも香港の民主化の為の戦いなんでしょ？吉野家とか全然関係ないじゃん！

香港警察を支持するとどうなるか　～ムーラン編～

さあ、ここは記事が長くなるので簡単に(省エネしたいだけw)。

　要するに、映画ムーランの主演女優リウ・イーフェイさんが香港警察への支持を表明したら不買運動が始まったと。
　別に香港警察を支持してもよいのでは？デモ隊を支持する。香港警察を支持する。考え方は人それぞれです。自らの考えと反するからと彼女を攻撃し、不買運動に繋げるやり方は、記事の通り民主主義の真の敵です。

　そもそも香港の民主化の為の戦いなんでしょ？ムーランとか全然関係ないじゃん！

備考：先日、周庭さんと黄之鋒さんはムーランを観ないようにとツイート。

その理由は、

①映画を観る事は、ウイグル弾圧に繋がる可能性がある
②主演女優が香港警察を支持したから

　私には両方ピンときません。②については論外です。①はウイグルが撮影許可を出しているのに、なぜ不買を？ウイグルの実態をより知る事ができる機会なのに。

　ちなみに最近、ウイグル製品の不買運動が盛り上がっておりますが、それは却ってウイグルの経済を締め付けているだけでは？

では最後に周庭さんの名言を添えて、この章の締めといきましょう。

香港警察を支持するとどうなるか　～私編～

　ノートを消す為の通報運動が始まります。私は前作で香港デモに懐疑的な記事を書きましたが、翌日には通報運動が始まっておりました。香港デモに対する誹謗中傷だそうです。他にも嫌がらせを受けましたが、これ以上書きません。私は日本人ですので慈悲の心を持っているのですw 「憎しみの連鎖を断ち切らなければ」とガンダムでも言ってました。

　ただなぜ私のノートを消そうとされるのかを考えると、そこに「不都合な真実」が隠されているからに他なりません。

　要するにこういう事ですw　(尾田先生、画像をお借りしてすみません、私ワンピース全巻持ってますし、特に白ひげ決戦編が大好きです！)

ミルクティー同盟の脅威！？　～上～

　どうでしょうか、皆様？読むの飽きておりませんか？飽きた方は、一気に結論までGO！

　ミルクティー同盟(Milk Tea Alliance)とは香港・台湾・タイの若者から成る連帯活動です。

　ん、連帯？前作で私は左翼を理解する為のキーワードと書きました。実感が湧かない方もいると思うので、現実的な話を。

これだけ見ると香港民主派が弾圧されて可哀そう・・となるのだが、
逮捕された「社会民主連線」の呉文遠さんを調べてみると・・

思っきり反アベやっとるー！！典型的なアベガーの方やないですかー！！

周庭さんとも一緒にデモやっておられる。ちな周庭さんのブログによると、周庭さんも安倍さんに好意的とは思えませんね。

お分かり頂けただろうか？・・・連帯の恐ろしさを。

香港を応援したつもりが、反アベの応援に繋がるからくりを。

ミルクティー同盟の脅威！？　～下～

～タイ編～

　タイでは今、反政府デモが過熱しているが、デモ隊は香港モデルの導入を進めているようだ。さて、タイには著名な民主活動家のパリット・チワラック氏という方がいる。反政府運動の学生リーダーの一人だ。20年8月にはタイ警察から逮捕もされている。

　そのパリット氏は、黄之鋒さんに会いに行ったようだ。

　この画像に埋め込んだリンクはツイッターに載せる事ができなかった(有害な可能性があるとエラーが出た)。だからこそ信憑性が高いと思うので、興味がある方は是非！NEDの記載もあるよ。

～台湾編～

台湾では香港を応援するデモが起こっておりますね。

　Chrisさんの載せた記事によると、主催者は「Hong Kong Outlanders」。Wikiによると香港逃亡犯条例の撤回を目的とし、香港人によって台湾で設立された団体との事。

～日本編～

日本でも香港応援デモが行われていますね。
主催団体は「Stand with HK@JPN」。プロフによると「民主と自由のために独裁的な香港政府と戦っている在日香港人」との事。

話は変わるが、立憲民主党の亀井議員が香港について触れていますね。にしても我々の連携って何やろか？

　ミルクティー同盟に日本も参加しよう！みたいな動きも最近広がっているのですが、私はお勧めしません。なぜならミルクティー同盟の逆流という事も大いに考えられるからである。

　具体的には日本がミルクティー同盟に巻き込まれて、それが民意として力を持ってしまうと外国勢力から内政干渉に近い状況が生まれるかもしれないと。

～おまけ～

「未来的国際連結工作,我亦将無法再参興」で「今後の国際連帯に参加できなくなります」

結論

　最初に書きましたが、私は他国の独立(民主化)運動を応援すべきでは無いと考えています。それは自国の事では無いので、背後にいる勢力(前作で考察済)の存在に気付きづらいからです。
　善意で行った募金が、もしかすると一部の暴力的運動に使用される可能性もあるのです。そして香港には、デモ隊に店舗や公共施設を破壊された事により、迷惑を被っている一般市民がいるのです。

　日本で考えてみてください。2017年に元SEALDsメンバーが「テロ等準備罪」への反対運動を行っていましたね。
　皆様は「ああ、SEALDsが反対するのね。察したわ、賛成！」となりますが、もしSEALDsの声が日本の民意として世界に報道されたらどう思いますか？「いやいや、それ違うがな！！」となりませんか？

　日本で考えてみてください(2回目)。もし沖縄が本土から抑圧を受けているから独立すると全世界に宣言したら皆さんどう思いますか？実際に琉球独立運動なるものがあるのです。「いやいや、ちょっと待ってくれ！！」となりませんか？

　様々な可能性を考慮の上、それでもなお香港デモを応援されるのであれば、私はそれで良いと思います。実際に現地では支持する声もあり、反対する声もあるのです。ただ一般市民に迷惑を掛けるやり方と反対意見の排除に関しては、断固反対致します。

　私は「安易に他国の独立運動を応援する前にしっかり分析しよう！」と上から目線で偉そうですが、最後に申し上げて終わりにしたいと思います。

長々とお付き合いくださり、ありがとうございました！