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【旅録】~山形県酒田市編①~

六郎です。こんにちは。

9月も終盤となり「今年は残暑が続く」といったニュースもなく、日が短くなっていく毎日にひしひしと立秋を感じる今日この頃でございます。

あれ?GoToキャンペーン?GoToトラベル?正しいのはどっちだったっけ?と正式名称忘れがちな昨今賑わっている観光需要喚起策(正しくはGoToキャンペーン笑)が東京都民も対象になると発表されました。

9月18日から予約開始ということなので、割引対象となるのはあくまで10月1日以降の旅行となります。ここは注意ですね。

そんな中、10月まで待てない僕は、9月のシルバーウイークを利用して山形県へ小旅行してまいりました。
山形という土地には親戚の繋がりはあったものの、物心がついた後で山形に足を踏み入れるのは初めてなので、ほぼ初めての経験となりました。

今回は、そんな僕の「旅録~山形県酒田市編~ 」と題して、したためていきたいと思います。
恐らく、写真が多い投稿となってしまうでしょう。笑


山形県酒田市。本当に失礼なことですが、何の印象をもっていませんでしたし、今回の縁がなければ酒田市について調べることも考えることもなかったでしょう。

結論から申し上げると、僕にとって山形県酒田市を巡った思い出はとても良いものになりましたし、機会があれば是非また行きたい土地となりました。

「何があって、これが無い土地」というよりは「ゆっくりとした空気の土地」だったという、非常に曖昧で個人的感覚が強い感想です。笑
ただ、これがなんとも心地良く、東京の時間軸では味わいにくい穏やかな気持ちで数日を過ごすことができました。


【東京から酒田駅に到着】

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いやぁ~新幹線と特急の乗り継ぎ、長かったです。笑

酒田駅ホームには案内や記念品が並んでおります。

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稲作が豊富な港町という感じですね。
稲のデザインが町中至るところに散りばめられております。

酒田駅は2014年に開業100周年を迎えており、模型やSL9600形(9632号)の動輪がモニュメントとして展示されていました。

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鉄道ファンの人には少しテンションが上がるポイントかもしれませんね。

「酒田」という名称の逸話なんかもあります。例によって「諸説あり」という感じですが。笑

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みどころも掲載。山居倉庫と日和山公園は外せないスポットのようです。

そして、駅のホームにポツンと展示されていたこちらの土器、気づきますでしょうか…

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国宝ですか!? その名も「縄文の女神」。
なんとも国宝らしからぬ展示ですが、こちらはレプリカでした。
ホッ。笑

この模型は2m以上あるようですが、本物は高さ45cm程度のようです。だいぶ大きめに模型作りましたね。笑

そんな物もありつつ、駅のホームの眺めはこんなです。

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空が広い。。。

流石は田舎の駅、全然ホームにありますよね。笑

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むしろ、オススメ感がある巨大な看板まで添えられています。笑

改札口を出ると駅にはお土産屋さんがひとつあり、ある程度のマップも展示されていました。

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がんばれば一日で全て周れるくらいの距離感に見えますね。酒田駅から山居倉庫まで徒歩20分という距離ですから。笑

ようやく駅の外に出ました。駅の外観はこのような雰囲気。。

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なんとも味があると言いますか。。。

室外機も表にむき出しで、二階の窓の様子、更に空模様も相まってか駅には見えないデザインですね。笑

想像以上の田舎感に、旅のスタートは期待よりも不安が大きい気持ちとなりましたが、まずはレンタカー屋まで歩き出します。

すると早速ありました。ご当地マンホール。

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何を隠そうこの私、ご当地マンホールが大好きです。
旅先ではいつも気にしながら歩いております。

約60cmの円に土地土地の名物や模様をデザインする。このシンプルなお題に対して土地柄やデザイナーの個性が表現されている。
同じデザイナーとして興味がありますし、僕の中では旅の一つの楽しみとなっています。

ちなみに酒田のマンホールは、港町であることの「海と灯台」、寒い地方ならではの「松」、お米を貯蔵していた「山居倉庫」、そこから港へと運ぶための「お米を積んだ船」など、酒田市のアイデンティティーが刻まれています。
船の帆にあるマークは酒田市の1963~2005年までの市章です。
酒田の「さ」に波頭で港を表現し、上部の翼状で酒田市の発展と円形で融和団結を表徴したものだそうです。


ここで一つ話を変えまして、六郎流旅術を述べたいと思います。

旅には多かれ少なかれ何らかの目的があると思います。
観光名所や神社仏閣を巡る、美味しいものを食べる、レジャースポーツを楽しむ、ご当地のお土産を散策する、などなど。

カツカツにスケジューリングして全てをその機会に制覇しようと思いたくなりますよね。
僕も昔はそうでした。何分のバスに乗って、この観光名所を見る時間は何分で、お昼はここで食べて、夕飯は何時に予約して、という具合に。
せっかくの機会にあれもこれも詰め込みたくなる気持ちはよくわかります。

ですが、お城やお寺の細かなディティールよりも、思いのほか長くだべってしまった喫茶店での会話や席の感じのほうが鮮明に覚えていて、思い出として色濃く残っているなんてことはないでしょうか。

それはつまり、心に余裕をもって体感できているかだと僕は思っています。

楽しみにしていたお寺を見に行ったのに細部の記憶がない。写真を見てもこんな装飾であったっけ?そんな会話したっけ?ということになってしまう。
いかにその時の自分がせかせかしていたか、とても勿体ない気持ちになります。

それなら、自分が本当に体感したいものに贅沢に時間をとることを心がけて、その他の時間は気づきの時間として心に余裕をもたせておく。そう過ごすことで思いがけない発見があったり、会話を楽しむことも、土地の雰囲気を感じることも、旅先で過ごした時間すべてが濃い思い出となるのです。

メインディッシュを大量に食べるより、たまには箸休めも楽しみながらゆっくり食べたほうが、その食事の時間全体が良くなる感じだと思います。

旅行というとても短い時間でその土地の行きたいところ全てを体感することは無理があります。
それよりも一つ一つを大事に体感して「あぁ、この旅行は良かったなぁ。また来たときにあそこも行ってみよう。」と思うくらいが丁度良い。

「2泊3日ですべてのスポットを回った!細かいことは覚えてないけど写真に撮ってあるからそれでいい!」と思える人には言えませんし、そういった考えで旅行することに否定もしません。
あくまで六郎流の旅術ですので、誰かの心の片隅に置かれれば有難いと思います。

そんなこんなで、ちょっと長くなってしまいましたので今回の記事はここまでとさせていただきます。
続きは次の機会に。

ありがとうございます。


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