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【Flesh and Blood】最速!霧隠れの秘境 シールド構築マニュアル~Part the Mistveil Limited Guide

lighdarです。
週末のWorldsPremiere TokyoやCalling Tokyo、楽しみですね。
今回は他ゲーからも強豪が多数参戦するようです。せっかく来てくれた他ゲーの強豪プレイヤーが、FaB初心者であるがゆえにゲームのポイントがわからず負ける、あるいはFaBを普段から遊んでいる方が、初見殺しで負けるというのは体験として如何なものかと思うので、先行販売のBlitz構築済デッキによるリアル調整や、Talisharを活用したオンラインでのコモン限定構築を1週間がっつりやって得た、自分のシールド戦の結論を共有します。いつも通り全文無料です。

なお、当然ながら2024年5月14日執筆現在手に入る「霧隠れの秘境」のカードは先行販売のBlitzデッキのみのため、シールド戦は1度もプレイ出来ていません。カードリストも全部発表されている訳ではないので、ひっくり返る可能性もあります。また、超越カードが1パック1枚出る前提で話していますが、本当にそうなのかも未確定です。→1パック1枚で確定しました ご了承ください。

「霧隠れの秘境」の各ヒーローの基本的な動き方を知りたい方は、公式のヒーロー紹介をご確認ください。

FaBの基本的なゲーム性を知りたい方は、以下の2つの記事を押さえておきましょう。FaBは「表現価値」の競い合いがメインとなるゲームで、長引いたら「fatigue(ファティーグ)」という別軸が影響してくる、二軸のゲームと捉えるのが良いです。


前置きが長くなってしまいましたが、以下から本編です。
シールドプールを剥いたら、Zen→Nuu→Enigmaの順番で検討しましょう。
なお「霧隠れの秘境」のシールドデッキはルール上、装備品を除いて30枚ちょうどで組むことになっています。


Zen

Zenに向かう基準


虎から繋がる赤のCombo持ちカードが2枚以上あり、黄色のComboと回収頭装備を合わせると合計4枚以上ある
理由:超越8枚投入によりZenのサーチ能力を頻繁に起動し、序盤で押し切るのがコンセプト。Comboの枚数が少ないとすぐサーチ先がなくなり息切れして逆転されるので、最低限4枚は必要。

Comboの中では弱め。2連Comboターンを作れると強い。
安定して強い。
最強。Breed Angerとくっ付いて20点ターンも作れる。
一番強いComboカードを回収する。

構築手順


①入れたいレアを入れる(=この後はコモンの話しかしないという意味)
②超越カードを8枚入れる
③Untamed(青)とBattlefront Bastion(青)をあるだけ入れる

プレイしても全然強いので、9枚目以降の超越といえる
終盤デッキが薄まってきたときの打点

④防御値3の青のカードを、青の合計が13枚になるように入れる

⑤以下をあるだけ入れる

tier1カード群

⑥以下をあるだけ入れる

tier2カード群

⑦ここまでで30枚になっていることを祈る

完成例(※コモン限定構築)

https://fabrary.net/decks/01HXV91GP860ATXCXQ7FJFYP1P

プレイ指針


基本:どのマッチアップでも常に最大打点を出せるように振舞い、防御は最低限にする。

対Zen:後手を取る。先手を取らされた際の先手1ターン目も、全力で殴る。防御値が低いので意外と打点が通ります。

対Nuu:後手を取る。fatigue(デッキ内の赤いカード切れ)を狙われうるので、なるべく毎ターン武器で攻撃するよう意識する。

対Enigma:先手を取る。先手を取れた際の先手1ターン目は、事故ハンドでない限りはとりあえずターンエンドを宣言して相手の出方をうかがう。インスタントでオーラをプレイしてきたら改めて殴る。
※FaBはエンドフェイズに優先権が発生しないので、Enigma側が結界持ちのオーラをインスタントでプレイしたい場合、こちらのアクションフェイズ終了宣言に対応して動く必要があります。相手が動いた場合アクションフェイズを続行できるので、改めて攻撃を宣言して結界持ちオーラを壊すことができます。

相手の盤面にオーラがないときにはアーセナルにカードを残すようにして、相手が強力な盤面を作ってきたターンの返しに強い動きが出来るように意識する。

その他:超越2枚重ねによるダブル超越や、レゾリューションステップ超越、1ドロー1戻し超越で虎をデッキに戻すといったテクニックが頻出するので、確実に押さえておくこと。以下の記事を参照。

デッキをどのタイミングでシャッフルするのが有効かを意識できるとなお良い。

Nuu


Nuuに向かう基準


軽減不可のステルス(Pick to Pieces)が色問わず2枚以上ある
理由:軽減不可がないと、対Enigma戦がほぼ勝てない。Enigmaが強めの結界を並べてきた返しに、軽減不可+アタックリアクションでぶち抜く。どちらかをアーセナルに置いておくことを意識。なお軽減不可とEnigmaの結界の相互作用については、↑に貼ったGo Again Mediaの小テク解説記事を参照のこと。

勿論赤が良いが、青や黄色でもAR(コンバットトリック)を乗せれば抜けるのでOK。

構築手順

①入れたいレアを入れる(=この後はコモンの話しかしないという意味)
②Battlefront Bastionをあるだけ入れる(全色)

攻めにも守りにも強い(特に対Zenの守りに有効)

③go again超越があれば、1枚だけ入れる(対Zenではサイドアウトも検討)

青の攻撃にこれを乗せて、相手の追放領域が貯まったゲーム最終盤に一度だけ超越するプラン。
防御値なしが足を引っ張るので、採用は最小限にしたい。

④赤と青のStealth持ちをあるだけ入れる
⑤以下をあるだけ入れる

青のHissはNuuミラーで奪われて致命的なため入れない(ミラー以外は入れる)

⑥防御値3の青を、青のHissを除いてあるだけ入れる
⑦ここまでで青が12枚に満たなければ、防御値2の青や超越の投入を検討
⑧残りは防御値3の黄色で埋める

完成例(※コモン限定構築)

https://fabrary.net/decks/01HXVH7V4YA0EEQ0AGM1FVWJK8

プレイ指針


基本:攻撃と防御のバランスが重要なヒーロー。今のところ、どちらかに寄せ過ぎない方が良いと考えている。

対Zen:後手を取る。防御的に振舞う。3枚防御に使って、赤のStealth1枚で殴り返すという動きが基本。相手が途中で息切れするはずなので、最終的にはアタックリアクションを絡めてライフを押し込む。防御に意識を寄せ過ぎるとこちらが先にデッキ切れして負けるので注意。先手を取った際の先手1ターン目は、武器で2回攻撃して相手のデッキorライフを消耗させる。それ以外では表現価値的に効率が悪いので、武器はあまり使わない。

対Nuu:後手を取る。防御に回るとアタックリアクションでいいようにされるので、攻撃的に振舞う。

対Enigma:先手を取る。攻撃的に振舞う。軽減不可Stealth(Pick to Pieces)がキーカードなので大切に使う。先手を取れた際の先手1ターン目は、事故ってない限りはとりあえずターンエンドを宣言して相手の出方をうかがう。インスタントでオーラをプレイしてきたら改めて殴る。

Enigma


ほか2種が組めないプールのときに頑張りましょう。

Road to Tokyoイベントで構築済Blitzデッキを触った方は、いやいやEnigmaは強かったよと思うかもしれません。
しかし、構築済Blitzデッキでは、EnigmaのみBattlefront Bastionという強力な汎用コモンが赤黄色合わせて4枚入っていたり、NuuにEnigmaメタカードである軽減不可Stealth(Pick to Pieces)が入っていなかったりと、Enigmaが活躍しやすい環境が整っていました。
また、わからん殺しで勝っていたという側面も無視できません。Enigmaというデッキはわからん殺し性能が非常に高いデッキで、相手が適切なプレイをしてきたら勝率を出すのは難しくなると考えています。

総じて、相手のデッキが弱い(打点が出ない/軽減不可がない/Enigma相手に慣れていない)ときには圧勝するが、相手のデッキが強いとボロ負けする、振れ幅の大きいデッキ、という印象です。
自分は現状、Waxing Specter(赤)が3枚出るでもしない限りは、使いたくないなと思っています。

守らなくても2枚で7点の表現価値を発揮 守れたら宇宙

環境の答え合わせが楽しみですね。

おわりに

色々書きましたが、World PremiereやCallingはお祭りなので、楽しむのが一番だと思います。会場でお会いしましょう!

追記:5/15午前中に判明した新情報については反映出来ていません。気が向いたら追記します。

以下過去記事宣伝