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Flesh and Blood TCGへの手引きRevised(1/3)

はじめに

Flesh & Blood TCGを始めたいけど、何から買えばいいんだろう…
どこで買えるんだろう…、プレイしている人はいるんだろうか…
といった悩みを持つ、一般迷える子羊のための記事です。

私のようなガチめのヤバい人(勝手に調べて勝手に買う、プレイヤーがいるかわからないのに初手シングル買いでデッキを作る)は対象外です。
回れ右して勝手に買え。その後Discordサーバーに参加してください。
お願いします!
https://discord.gg/c4qp62CUwe

Flesh and Bloodとは?

…そうですね、まずFlesh & Blood TCG(以下FaB)そのものに関してですが、ニュージーランドのLegend Story Studiosという会社からリリースされています。
販売されているエリアとしては欧米諸国、オセアニア、一部のアジア諸国(2022/11/28現在日本にも公認店舗ができました!)です。
最初に製品としてリリースされたのが2019年11月のWelcome to Rathe Alpha printで紙TCGとしてはなかなか難しい時期に発売されたにも関わらず現在まで続いている…
この話あんまり興味ないのでこのぐらいにしておきます。

ゲームシステムとしては、簡単に言うと「手札をコストに技を出し合い、相手のヒーローをビートダウンする。」ものです。
これだけ聞くと面白いのか?と感じるかもしれませんが、比較的シンプルなゲーム性の中にインスタントタイミングでの攻防があったり、攻めと守りにさくリソースに頭を悩ませたりと言葉面以上に奥深いものになっています。

また、ゲームシステム以外の特徴としては美麗なイラスト、大規模な賞金制大会や美麗なイラストがあります。
Twitterを見ている感じ、大抵の人がイラストに惹かれて興味を持ち始めた印象です。
個人的にはカード枠も美しく、Tales of AriaのElemental枠は非常に華やかでFoilも映えるので好感を持っています。
また、1st(初版)かプロモのみで入手できる(Uprising以降は確率で出現するようになりました)Cold foilのカードも美しく、入手欲を煽られるものに仕上がっています。

美しい、好き


と、茶番はここまで、ここからが本題、何から手を付ければいいんだろうか…
といった人向けの説明を始めます。
ズバリ、どのヒーローを使いたいか、これに尽きます。
ヒーローのクラスごとに使えるカードが決まっているので、それが決まればどのセットを買えばいいのか、どの順番で買えばいいのかがおのずと決まります(独断)。
とはいえ、見た目で決めちゃう人はともかく、どんなヒーローかわからないと決めづらいという人のために、下に概要を示します。
それでもよくわかんなかったらとりあえずHistory Pack 1を1カートン(4BOX)買えばいいと思います。

ヒーローのクラスに関して

・Warrior(ウォーリアー、戦士):Dorinthea, Kassai
自分の武器(装備品というシステムがあります)を強化して戦います。
Dorintheaは連続ヒットさせていくことで成長する武器を使用する戦術がメジャーです。もちろん、単調に武器を振っても攻撃はヒットしないのでアタックリアクションというコンバットトリックを使用してヒットさせていきます。別カードゲームで戦闘での駆け引きが好きなリミテッド強者はぜひ。
Kassaiの戦い方も比較的近いものですが、徐々に武器を強化するというよりはヒットさせることで生まれてくるトークンを溜め、そのトークンを使用して自身の武器を超絶強化するカードをリーサルとして使用します。コンバット強者+分かりやすい目標が欲しいプレイヤーにもお勧めです。

・Ninja(ニンジャ):Ira,  Katsu, Benji
全体的に連続攻撃を主体としますが、連続攻撃をする手段や強みはそれぞれ異なります。
Katsuはコンボという特定の技同士が連携していくシステムが肝です。
IraはスタンダードなNinjaで大きな特徴は無いですが、連続攻撃をすることで自動的に発動する効果を持っており扱いやすいです。
Benjiは小技が防御されづらいという能力を生かして連続攻撃をつないでいきます。
どのヒーローにしても流れるような連続攻撃とコンバットにおける駆け引きの妙があるので、アグロプレイヤーにお勧めです。

・Guardian(ガーディアン、守護者):Bravo, Valda
技主体で戦います。大技が多く、また防御も硬いという特徴があります。
Bravoの基本戦術は高打点による押し込みです。Crushという比較的大きなダメージを与えたときに追加効果が発生するキーワード持ち攻撃によって大ダメージを受けるか、手札を差し出して追加効果を防ぐかという嫌な二択を突き付けていきます。また、Bravo自身の効果で防御を妨害できるので、状況次第では必殺の一撃を無理やり通すこともできます。相手によってどのカードが効くか如実に変わるので、その見極めが肝心です。
ValdaはほぼBravoと同じ戦術を取りますが、Bravoのように強力な専用カードがないので、自身の効果でコストを軽くし、その分で効果か打点を+αしていく動きになると思います。
両者ともコントロールデッキ好きにお勧めです。

・Brute(ブルート、蛮族):Rhinar, Kayo
技主体で戦います。クラスの特徴として多少(Kayoは多)ランダム性がありますが、プレイングである程度コントロールすることができます(Kayoは除く)。
Rhinarはことあるごとに発動する一時的な手札追放による防御妨害が特徴です。追加コストとしてランダムディスカードを要求されますがプレイング(コスト支払いやプレイ順)でかなりコントロールすることができます。
Kayoはダイスを振って1/3の確率で攻撃力が倍!さもなくば半分…になるピーキーなヒーローです。ダイス目を何らかの形でコントロール(リロールなど)するカードが存在するのですが、どこまで行っても運です。ダイス目さえよければ是非もなく叩き潰すことができるので相手からしたら事故です。光る右手(左手)で相手を事故らせましょう!ダイスジャンキーにお勧めです。

・Mechanologist(メカノロジスト、機工士):Dash, Data Doll
技とアイテム(MtGでいうアーティファクト)で戦います。ライブラリーというリソースを消費して短期決戦を仕掛ける形からアイテムをそろえてからが本番の持久戦型まで幅広い形の構築が可能です。とっつきやすく比較的デッキも安いので赤単愛好家にお勧めです。Data Dollはかなり上級者向けなのでまずはDashからどうぞ。

・Ranger(レンジャー、狩人):Azalea
技を出す際に矢をセットするという予備動作を必要とします。それをサポートするカードも多々存在しますが、なかなかトリッキーなヒーローといえます。工夫なくプレイすると単調な攻めになりがちなのでプレイヤーの腕の見せ所です。使用者もかなり少ないので「せっかくだから、俺は赤の扉を選ぶぜ。」というプレイヤーにお勧めします。Azaleaカルトへようこそ。

・Wizard(ウィザード、魔法使い):Kano
魔法(Arcane)ダメージで焼き切ります。MtGでいうところのバーン&コンボです。Arcaneダメージは通常の方法では防御できないので、専用装備で軽減していく必要があります。相手はほぼ専用の弱い防具を使用することになるとともに、ある程度手札に余裕がなければそもそも防ぐことができないので構造的に行動、戦術を制限することができます。また、FaBのヒーローとしては珍しく、相手ターンで行動することができるのでコンボ、パーミッション系が好きなプレイヤーにお勧めです。

・Runeblade(ルーンブレード、魔法剣士): Viserai
通常ダメージと魔法ダメージ両面で攻めます。両方に対応するのは非常に難しく、魔法ダメージ用のトークンを大量に生成することでバーストダメージを出すことも可能です。追加効果を発動させるための制約がやや厳しめなので手札の枚数が重要、すなわち守勢に回ると脆い部分があります。Runebladeは禁止ヒーロー、禁止カードを数多く輩出する問題児(クラス)でもあります。使用時は自身のプレイするフォーマットで何が禁止されているか要チェックです。

・Merchant(マーチャント、商人): Kavdaen, Genis
よくわかりません。

タレント(属性)に関して

タレントとは一部のヒーローに割り当てられた属性のようなもので、それぞれある程度一様な特徴があります。現在は属性を持つヒーローが数多く存在するので個別の解説は避け、タレントごとの一般的な特徴を説明していきます。

・Light
カードをSoul(ヒーローの下)に置くことで様々な効果が発動します。コンボ、あるいは防御的な側面が強く、王道のフレーバーに対して使い勝手はやや特殊です。
ヒーロー:Boltyn, Prism

・Shadow
Blood debtという追放領域にあるとライフルーズしてしまうカードを中心に攻めていきます。デメリットがある代わりに強力なカードが多く、Blood debtのデメリットを何らかの手段で無効化しながら相手を圧倒します。構造的に守勢に回ると脆めです。

・Earth
防御的なカード、アクションでのパンプアップ、墓地からのカード回収が特徴です。

・Ice
相手を妨害する手段が豊富です。現在最も見かけるタレントかもしれません。

・Lightning
追加ダメージや何らかの手段で行動権を追加するカードが特徴です。

・Draconiac
ゲームシステムの説明をする前に特徴の説明をするのがやや難しいですが、デッキ構築に付随的なゆるい制約を強いる代わりに効果の高いカードが使用できることと、連続攻撃をすることで追加効果が発生するカードが特徴です。字面よりはかなりわかりやすいタレントで、比較的対戦する機会も多いと思います。

と、想定より長くなってしまったので具体的に何を買えばいいのかは次の記事で紹介します。
最後までご覧いただきありがとうございました!

次記事
https://note.com/liger_takasu/n/n7a1496f3a646

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