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職場の悩みって、大抵相談しても、あまり効果ないと思う。

こんにちは、LIG13です。

アメリカ西海岸のTech企業で働きながら、プライベートは副業と米国株の投資をしています。今日は身のまわりの出来事について書こうと思います。

出会いと別れが多過ぎる

こちらに住んでいると、たくさんの人との出会いと別れの連続です。職場もそうですし、ご近所さんだったり、パパママ友達など、アメリカという土地柄なので、数年のうちに周囲の交友関係の8割くらいは新しいメンバーにローテーションして行きます。

そういう土地柄なので、割とサラッとした付き合いになりがちで仲良くはなるけれど、いずれは「ではまたお元気でー」というコトになるのが薄々あるので、心底仲良くなるということが無くなってしまいました。僕はそれがアメリカ。そういうものだと勝手に解釈しています。

職場で相談をされることについて

アメリカで働いてみると、日本時代と比べて失った風習があります。それは職場の同僚や上司と交わす「ガス抜き・お悩み相談」です。アメリカ人の同僚から僕は「お悩み相談」を受けたこともないし、したこともありません。もちろんアメリカ人も人間なので、チームメイトや上司と相性が合わないこともあります。そういう時、大概のアメリカ人は「あいつと自分は合わない」とか、「あのボスは私のことが嫌いだよ」とか、ボヤく程度で本人から距離を取るか、ダメなら辞めて行きます。

 実際、僕も職場でそうした境遇になった時は、ネガティブな環境から距離をとって来ました。それは全て、自分が職場で最大限のパフォーマンスを出すために必要だから。という自己主張をして来たからです。とても横柄に聞こえますが、まわりのアメリカ人が皆ワガママを言って危険回避をしているので、気がつけば自分も彼らのマネをしていただけです。

 アメリカでは無能な上司は周囲と上手くやれない場合、その上司は周囲から干されます。日本みたいに下々の人間がじっと耐えたり・我慢しないからです。そのためアメリカはマネジメントパーソンが転職してくると、現場のパワーとコンセンサスを短期間で掌握する目的で数人の仲間を引き連れて来ることがあります。この件はいつか書こうと思います。

そんな僕の所にも、たまに相談してくれる人がいます。

冒頭でお話したとおり、アメリカで暮らしているとたくさんの方との出会いと別れが多いのですが、その中でも、日本に帰任した駐在員の知人だったり、元同僚だったり、アメリカ暮らしを辞めて日本で頑張っている方など、近況ついでに「ガス抜き談話」ということが稀にあります。大概のケースは帰任後の日本の企業文化に馴染めなくなってしまったとか、望みの仕事(部署など)に戻れなかったのでつらい。というガスの溜まった話が多いです。

職場の悩みは、誰に相談しても解決するのはレアだと思う

僕は日本時代に転籍・出向も経験したし、転職も3回、海を渡ったアメリカでも数カ所の都市で働き、あまり落ちつかない人生を歩んできました。いまでもその道半ばに居る気がしています。

そういう僕の持論なのですが、職場の悩み相談というのは、傷をナメる程度の効果しかないと思っていて、聞き手にまわる職場の同僚や上司というのも、あなたの悩みを解決してくれることはレア中のレアであって、そのほどんどが、「私だってお前と同じで辛いんだよ!」とか、「私にも立場があるんだよ」などど、心の中で思いながら、同僚や部下の話をうんうんと聞いているだけではないかと思います。

リアルな解決策を出すと、相手のリアクションは割れる。

僕もたまに「お悩み相談」をされることがあるのですが、悩みを一通り聞いたあと、「会社で望みが叶わないなら、早いうち思い切って転職してみなよ」とアドバイスしています。僕はその方がよっぽど前向きだし、合理的だと思うからです。僕は彼らからすると、まったくの部外者なので傷をナメる義理もない無いわけです。

そういう発言を僕がすると、大概の反応は、「いやぁ、辞めるほどでも無いんだよね」とか「外の会社でやりたい仕事があるか微妙」などと言われます。おい!なんだよ悩みっていう程でもないじゃん(笑)という結末になる訳です。

いっぽうで、一部の方は僕の意見に納得したのか、しばらくして会社を辞めて行きました。そういう前向き(楽天的?)なタイプの方は、さすがなもので転職先でもけっこう上手くやっています。どっちのタイプが良いとか、悪いとかは言えないのですが、僕の持論は、会社の悩み相談っていうのは、相手が同じ組織の人間だと、ほとんどが傷のナメ合い程度の効果しかもたらさないよ。ということです。けど、悩み相談はそれだけで楽になる部分もあるし、ひとりで悩むよりは良いと思います!

では、また!

ありがとうございます!とても励みになります!