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福岡県田川市親子ワーケーション体験レポート〜今村さん〜

2021年12月に3泊4日の日程で開催された「~子どもも一緒に!地域体験&ワーケーション~ 福岡県田川市親子ツアー」の体験レポートが届きました!

レポートしていただいたのは、新聞記者として働きつつ、自身でも「親子ワーケーション」のプロデュース、普及を手掛けている今村さんです。

今村さんお写真①

今村茜
毎日みらい創造ラボ兼毎日新聞記者。2006年毎日新聞社入社、経済部等を経て親子ワーケーションのルポ記事執筆を機に新しい働き方を模索する新規事業Next Style Lab発足。2020年からは記者を兼務しながら毎日みらい創造ラボで事業展開。親子ワーケーション部代表、観光庁「新たな旅のスタイル」促進事業アドバイザー、鳥取県ファミリーワーケーションプランナー、日本ワーケーション協会公認ワーケーションコンシェルジュ。Google News Initiative Newsroom Leadership Program 2019-2020 フェロー。3児の母。

今回のツアーに参加したきっかけ

私が主宰するFBグループ「親子ワーケーション部」にツアーの参加者募集の投稿があり、「面白そうだな」と思い申し込みました。4年ほど親子ワーケーションを実践し、最近は企画する側にまわっているので、「たまに一参加者に戻り参加する側にまわりたいな」という思いと、廃校を利用した施設「いいかねパレット」や、シャッター街の空き店舗をどう活用しているかを知りたく、参加を決めました。

今回のツアーの内容

今村さんお写真③

1日目(土)
到着後、オリエンテーションで田川市について説明を受けました。スーパーで翌朝の朝ご飯などを購入後、宿泊施設にチェックインし、その日の夜は地域の方々と交流しつつ、食事会に参加しました。

今村さんお写真④

2日目(日)
1日中、親子プログラムがみっちり入っていました。参加者で一緒に朝食をとり、9時~11時半は音楽プログラムに参加。参加の子どもは5歳が2人、小3年と小5の計4人でしたが、未就学児には少し内容が難しかったかもしれません。それでも、最後には参加の家族全員で素敵なハーモニーで「ハッピーバースデー」を演奏できました。

今村さんお写真⑤

お昼からは商店街のウォークイベント&マルシェに参加しました。本格的なスパイスカレーを味わい、子どもは段ボール工作のプログラムに参加。その後、炭坑節体験で、炭坑節の踊りを教わりました。

炭坑節体験では「(炭坑を)掘って、掘って、また掘って、(石炭を)担いで担いで、(前方を安全確認のため)見上げて見上げて、(トロッコを)押して、押して、(石炭をトロッコから置き場に)開いて開いて、ちょちょんがちょん」という、踊りの説明を頂き、なるほど、と思いました。
盆踊りなどで何気なく目にしている動きも、動作の意味が分かると踊りの意味もそこに込められた想いも理解でき、大変勉強になりました。また、ダイナミックな動きの「創作炭坑節」も披露頂きました。

今村さんお写真⑥

その後、炭坑博物館を見学。明治~昭和の炭鉱夫(婦)の生活を知り、大変な仕事だったのだなと改めて認識しました。
夜はイルミネーションを見ながら食事をし、温泉に入浴。1日中動き回り、子どもはさすがに少し疲れたようでした。

3日目(月)
朝から託児先の「おりじ」に子どもを預け、1日仕事デー。「おりじ」は主に学校になじめないお子さま向けの学童サービスで、田川市内だけではなく周辺自治体からもお子さまをお預かりしているそうです。

朝、子どもを宿泊場所の「いいかねパレット」で見送り、「ようやく仕事ができる!!」と気合が入りました。ワーケーションの「ワーク時間」到来です。時間に制限があるので、猛スピードで仕事をしました。

今村さんお写真⑦

昼に子どもの様子を見に行きましたが、体育館で地域の子どもたちと仲良く遊んでおり安心しました。すっかり仲良くなったようで、もう1日くらい預けたいなと思いました。
夕方、子どもたちが帰った後に再度音楽プログラム。今度はPCで音楽を「つくる」プログラムで、普段の生活ではできない貴重な体験ができました。夜は子ども同士仲良くなり、「一緒に寝よう!」と大はしゃぎ。一緒の部屋で布団を隣り合わせて、仲良く就寝しました。

今村さんお写真⑧

4日目(火)
午前中に解散し、各自名残惜しくさよならをしながら帰路につきました。

ツアーで一番印象に残っている出来事

「おりじ」で子どもを地域の子どもと一緒に預かって頂けたことです。
やはり地域の方とふれあうのは親子ワーケーションの醍醐味だいごみだと思います。同じく、宿泊した「いいかねパレット」のスタッフさんや音楽ワークショップを開いてくださった方々、市役所の方など多様な人と親しくなれたのも大変思い出に残りました。東京に帰ってから思い出すのは、個々のプログラムというよりも、一緒に過ごした人の顔かもしれません。

今村さんお写真⑨

ツアーで体験できたこと

2日目の音楽ワークショップでは、パソコンのソフトを使って音楽をつくるという、普段なかなかできない貴重な体験ができました。いいかねパレットはアーティストの方がたくさん集まっているので、こうしたアート体験は相性良いのだろうなと思いました。

今村さんお写真10

参加前と参加後の福岡県田川市への印象

これまで全く福岡県と縁がなく、募集を見るまで田川市のことは全く知りませんでした。また、多忙な日々におわれて、田川市について調べる時間がなく、当日現地に来るまで田川市に関する知識は募集ページで得た情報のみでした。そのため、特段悪いイメージはありませんでしたが、特に良いイメージもありませんでした。

今回ツアーに参加し、非常に懐が広い地域なのだな、と感じました。炭坑で栄えた当時から夫婦は共働き、子どもは地域で育てるという意識があったのでしょうか、とても子どもたちにフレンドリーに接してくれたという印象でした。普段都市部で、公園で声を出すな、ボールで遊ぶな、電車では静かに、などと言われている身からすると、とても暖かい街だなというイメージを持ちました。

今村さんお写真11

今後の福岡県田川市との関わり

私自身が、全国各地の自治体や事業者などと一緒に「親子ワーケーション」の企画や情報発信を手掛けているので、田川市さんとも、そういった事業のお手伝いができれば、と思っています。今回頂いたご縁をさらに発展させていきたいです。

この親子ワーケーションツアーをおすすめしたい人は

今回多くのプログラムがありましたが、プログラムの組み合わせによって、2つのパターンでおすすめができると思いました。

①託児施設の「おりじ」と「いいかねパレット」の組み合わせ
子供の不登校、発達障害などに悩むご家庭向けに、安心して子どもを預けて仕事もできる親子ワーケーションが実現できると思います。

②「音楽プログラム」と「いいかねパレット」の組み合わせ
音楽に親しんでいる家庭、親しんでいなくても音楽に触れさせたいと思っている家庭向けに、情操教育としての親子ワーケーションができるかもしれません。

今村さんお写真12

福岡県田川市でのテレワーク・移住に興味がある方へ

◆体験ツアーで滞在したいいかねPalette
LivingAnywhere Commons 田川 (いいかねPalette)

田川市の移住・定住相談窓口
住めばいいとこ!田川市の移住・定住相談窓口

子育て支援施設の入居者募集中
【福岡県田川市】子育て支援施設の入居者を募集します!


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