De-sign語り-1
Design→デザイン
サインの示すもの・方向性→「指し示す」とでも言ったら良いかな?
そういえばデザインによく似た(?)言葉に「アート」があったよな。
アートの語源は「ars(アルス)」(ラテン語)→「技術」「資格」「才能」。
ちょっとtalentに近いのかな?「その人」に付帯する特性みたいなもの。
確かにデザインも才能のうちには入るけど「生まれながら」と言うのとは違うな。
でも、もっと大きな違いはデザインにはかなり明確な「目的」があること。
アートの中にも「方向性」や「意味」が明確なものもあるよね。
そう、「コンセプト・アート」。
「コンセプト」→概念、観念。
コンセプトは全体としての大きな方向性を指すもの、って感じかな?
デザイン・コンセプトはデザインの方向性のこと?
コンセプト・アートは作者が伝えようとする大きな方向性があるってこと?
デザインは「指し示す」のだから方向性の上にさらに明確な「目的」があるってことで良いのかな?
良く「デザイン業界」って言うけれど「アート業界」とはあまり聞かないな。
「デザイン業界」ってデザイナーはもちろんだけど、コピーライターや広告やパッケージや商品や媒体や、いろんな人が関わっている気がする。
「アート業界」って言われると、画商とか画廊とか仲買する人たちで、アーティストそのものは思い浮かばないな。
もともとアーティストって「職業」なんだろうか?
デザイナーは職業って感じ。どうしてなんだろう?
そうか、アーティストはアートを「依頼」されても「依頼」されなくても作品を作る感じ。
でもデザイナーはほぼ「依頼」されてから作品を作る。
「アート」は自己完結できるけど、デザインは自己だけでは完結しにくいってこと?
自分の暑中見舞いをデザインするのは「自己完結」?
「暑中に見舞いを送る」って目的はあるよな。
アーティストが「暑中見舞い」を作ったら、それってデザイン?
なんか本で読んだりしたけれど、ヨーロッパやアメリカではアーティストにはパトロンが付いていて「投資目的」でアーティストに作品を作ってもらっているって聞いた事があるな。あれって「商業」ベースだよな?
依頼を受けている人たちは「職業アーティスト」?
でも本人の意思に関係なく流通している「アート」もあるから、本人は商業ベースで考えていなくても「アート」は流通するよな。
世の中を批判したり、社会を風刺するような「コンセプト・アート」は高い評価を受けるよね。
で、高い評価を受けると高い値段が付く。
なんか矛盾してるけどね。
デザイナーが対価を求めずに自由に作品を作ったら、それって「アート」だよな。
これってきっと「アーティスト」なのか「デザイナー」なのかわからない人が沢山いて、「アーティスト」になったり「デザイナー」になったりするからなんだろうな。
でも「アート」っぽい「デザイン」は沢山あるけれど、「デザイン」っぽい「アート」って本当はないんだろうな。
それはただ単に同じような「技術」で作ったものだから「似ている」ってことだけだよな。
なんだか難しいね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?